バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
2003年、フランスに単身で渡り、 現在はパリを拠点にヘアメイク&フォトエッセイストとして 活躍しているとのまりこさんが、 愛犬のバブーくん(アイルランド出身)を相棒に、 パリ暮らしのちょっとびっくりな出来事や、 へぇ〜っと感心する習慣などなど(*)をお届けします。 *もちろんすべてのフランス人やフランス全土に共通しないこともあります。 週に1回、でも気まぐれにもっと更新するかも? すてきな写真とともに、おたのしみください。 Amusez-vous bien!

 
とのまりこさんと バブーくんのプロフィール
 




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「『デシメートル』って単位、
使ったことある?!」

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「『デシメートル』って単位、使ったことある?!」

 

バブー
みなさんボンジュ~ル。
今週も元気にお過ごしですか?
日本はもう夏のように暑い日も多いのかな?
例年暑すぎて、ばてる日も多い5月のパリ。
今年はなんだか涼しい日が多くて、
いまだにジャケットを着て出かけてる人が多いよ。
 
ボクの家のプチモンスターは
今フランスの学校の2年生。
学校の宿題を一緒にチェックしていたら
これはなんだ?!
という算数の問題を発見。
 
10dm = ______cm
 
はてはて、これはなんだろう。


▲算数の長さの単位の学習。息子の宿題を見ていて、
なにやらあまり見慣れない単位「dm」(デシメートル)を発見。

 

とのまりこ

1cm = 10mm
1m = 100cm
 
などなど、日本でも小学2年生くらいで、
長さの単位の勉強をしますよね。
 
その単位の単元で登場した「dm」。
これ、「デシメートル」という単位で、
1dmが10cmと同じ。

つまり、さっきの問題は
「10デシメートル=100センチメートル」
ということなのです。
 
「1m=10dm」
「10cm=1dm」
です。



▲慣れていないとなんだか分かりにくい「dm」ですが、
「3つのマスを作り、0を入れて、『2m=20dm=200cm』と考えると分かりやすいよ」と書いてあり、確かに!
小さな子供は1m=100cmをいきなり覚えるより覚えやすいかもしれません。

バブー
まりこちゃんも記憶の限りでは
習ったことがないというし、
今プチモンスターがやっている
日本の2、3年生の算数のドリルを見ても
「デシメートル」は登場しないので、
おそらく日本は学校で習わないのかな?
 
みなさんは知ってますか?
この「デシメートル」という単位。
「デシ」という言葉がつくもので
日本で習ったことあるのは、
「デシリットル dl」くらいかな、
なんて思ったんだよね。

とのまりこ
見慣れない単位なので、私も最初は戸惑ったものの、
子どもにとって「1m=100cm」など、
メートルをいきなり大きな数字で
換算しなくてはいけない問題はなかなか難しそう。
ドリルをやっている様子を見ながら
そんなことも感じていたので、
その中間の10単位で束ねられるものがあると、
わかりやすいのかもしれないなと思いました。
 
以前一度「センチリットル」という
これまたフランスで初めて知った
容量を表す単位について書いた
のですが、
今回の「デシメートル」も
また新たにお勉強になったひとつでした。

バブー

それではみなさんもチャレンジしてみてね。
 
4m = ________dm
20cm = ________dm
5m6dm = ________dm

すらすら解けたかな?!
今週も素敵な1週間をお過ごしください!


みなさん、「デシメートル」って単位は使ったことある?!

 

 

 

 

 

 

 

 

*とのまりこさんの本*


「シンプルシックで心地よい暮らし
パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」
出版社 : 世界文化社
発売日 : 2021/5/29

 

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
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