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パリのメトロでは気をつけて〜!
ホームに到着してまだ停止していないうちに
扉が開いちゃうことが多いんだよ。
安全第一の日本じゃ考えられないでしょ?
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そうそう、何事にも「あらい」という印象が強い
適当大王国おフランス。
運転の仕方も、扉の開き方も閉め方も、
ホームの停車位置も運転手さんによって
かなりいろいろなんです。
扉は車両が完全停止する前、
しかもまだけっこう動いている時に開くことが多くて、
シュ〜ッとホームの方が動いている感覚になったり。
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そんな動いている電車からピョンと飛び降りると、
ふらっとよろけてしまうほど。
ちなみに、パリのメトロのほとんどは
いまだに自分でハンドルをあげて扉を開ける方式。
日本で自動ドアに慣れていると
「ハンドルを自分であげる」なんてこと
考えてもいないので、停車してから慌てるはめに。
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そしてこれがけっこう固い!
自分で開けなくちゃいけないわ、固いわで
降りそびれそうになって
ちょっとしたパニックになる人もたまに見かけます。
ま、そんな人を見つければ、自分が降りなくても
さっとハンドルをあげて開けてくれるのが
フランス人のいいところ。
そして、扉が開くのが早めなら、閉まるのだって早め。
容赦なく閉まります!
すごく混んでいて降りる人が多くて
乗る人がなかなか乗り込めないとか、
赤ちゃんを乗せたバギーごと
乗車しようとお母さんが苦戦しているとか、
そんなことは関係ない!
ブザーが鳴り終わったら容赦なく勢いよく
扉が閉まるので、
ガツンと挟まることもしょっちゅう‥‥。
ここでもみんなの助け合い。
挟まれそうな人や、
駆け込み乗車をしようとする人、
バギーを抱えたお母さんがいたら、
閉まる扉をむりやり押さえて力づく作戦!
そんな光景を見るたびに、
「あらいな‥‥。
でもけっこう親切なおフランス‥‥」
と思わずつぶやいてしまう私です。
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そんなパリのメトロには、ボクたち犬も乗れるんだよ。
パリではよく見る風景なんだ。
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