「NGが多いけど 犬好きなポルトガル?!」
ボクたちはパリから約1800km近く 車を飛ばして、ヨーロッパ最西端の国 ポルトガルにバカンスに来ているよ。 (パリからポルトガルまでは日本でいうと 青森から熊本までと同じくらいだよ)
広くて真っ直ぐな道が続く 走りやすい高速道路。 長距離運転も当たり前なヨーロッパでは フランスからポルトガルまでを1日で行く という強者にも会ったことがあるけれど(!!)、 ボクたちは2ヶ所で1泊ずつして ポルトガルまでやってきたよ。
▲パリから約1800km。 スペインも超えて車でポルトガルにやってきたよ。
さて、そのポルトガルで過ごしている今年の夏。 私が前回ポルトガルにきた時は バブー(1代目)は パリにお留守番してもらっての 人間だけの旅でしたが、 今回はバブー(2代目)を連れてのイヌ旅。
▲ポルトガルの人は基本みんな優しい。 スーパーのレジの人も観光客でいっぱいの場所もレストランも商店も。 意地悪だったり、機嫌が悪かったりする人を見かけないのがパリとは大きく違うところ‥‥。
そこで毎日驚いているのが、 ポルトガルでのバブー人気。 まるでアイドルか?! というように どこを歩いていてもどこに行っても 声をかけられ人が寄ってきて、 もふもふわしゃわしゃして 抱きしめてじゃれあって遊んでくれて。
「まるで動物園で初めてパンダを見た時とか、 初めてハリネズミカフェに行きました。 っていう反応じゃない??」 なんて会話を何度かしたくらい、 みんなの可愛がってくれっぷりが すごいのです。
フランスの人たちもイヌが大好きで、 しょっちゅう声をかけられるし 撫でてくれたりするけどね、 その何十倍もの歓迎っぷりなんだ。 まるでぬいぐるみのように ボクは毎日わしゃわしゃしてもらっているよ♪
店の外に立っていると、 わざわざ出てくる店員さんとか カフェのテラスでご飯を食べていると わざわざ厨房に 家族を呼びに行くムッシューとか。 とにかくみんなが 熱烈大歓迎してくれるんだ♪
▲厨房から奥さんを呼んできて2人でチューチューぎゅーぎゅーしてくれる カフェのムッシューとマダム。
そんなにイヌが珍しいのかな。 なんて話しながら歩いていても、 イヌとはしょっちゅうすれ違う。
でもどうやら、 『パリでは、 おばあちゃん・おじいちゃんの 連れているイヌといえばヨーキー?!』 というくらいよく見かける 定番ヨーキーをはじめ、チワワ、プードル、 ポメラニアン、シーズー的な 小さな種類のイヌがとても少ない様子。
確かにこの10日間くらいで バブーのお友達には大量にすれ違ったけれど、 ヨーキーとチワワを1回ずつ見かけたのみ。 (しかもチワワちゃんは旅行客のイヌ。)
だからなのかなあ? とにかくどこにいっても バブーがわしゃわしゃされます(笑)。 というわけで、私たちの考察としては 『ポルトガルでは小型犬種が割と珍しいので みんなが寄ってきて可愛がってくれる』。
▲イヌを連れている人は多いけれど、いちばん小さなサイズで割とこんな感じ? が多い印象。 バブーがモテモテなのはだからなのかな??
そんなにイヌに好意的な一方で、 意外なほど「イヌ禁止マーク」を見かけるのも フランスとは違うところ。 小さなカフェ的なところですら、 店内はイヌNG。 そして洋服屋や雑貨屋など、 食品を扱わないお店にも イヌ禁止マークがつけられているところが 多いのです。
だからボクはどこに行っても 入れないのが基本。 誰かと一緒に店の外で待っているんだけどね。 店の中からはわざわざみんな外に出てきて 熱烈大歓迎してくれるし、通りかかる人は みんな声をかけていってくれる。
そしてカフェやレストランでは テラス席のある店を選ぶしかないんだけど、 席に着くと必ずボクのお水を入れて 持ってきてくれる。 (フランスもイヌに優しいので、 カフェやレストランではイヌ用の水を 持ってきてくれる人も多いけれど、 ポルトガルはほぼ全員と言っていいくらい みんなが優しい。)
▲カフェもレストランもどこもかしこも店内はイヌ禁止。 だからテラス席でね♪でもどこに行ってもイヌ用の水を持ってきてくれるよ♪
パリのようにどこにでも自由に 一緒に行ける訳じゃないけれどね、 ポルトガルの人たちの優しさに包まれている この夏のバカンスだよ♪
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2023-07-18-TUE