「1月下旬から お店がクレープだらけに?!」
今週から2月に突入。 2022年もあっという間に 12分の1月が過ぎてしまったね?!
さてさて、今週は、 「恵方巻」があちこちに 姿を見せている頃だと思うけれど、 フランスでは あたり一面「クレープ」でいっぱい!
ずっと前も一度紹介したのだけど、 フランスでは 2月2日は「クレープの日」なんだよ。
もとはといえばキリスト教にまつわるものだけど (詳しいことやコインを握っての迷信遊びは 前回のコラムを読んでみてね!) 今では完全に「クレープの日」という、 商業的なお祭りの日として親しまれているよ。
▲2月が近づくと、街の中で見かける広告もクレープ関連のものが多くなります。 こちらは「ニュテラ」というフランスで最も人気のあるチョコスプレッドの広告。
▲1月下旬からは、どこのスーパーにもこんなクレープ商戦コーナーが。 粉、砂糖、チョコ、ハチミツ、クレープミックス、ジャムなどクレープにまつわるもの全てが大集合。
1月下旬になると、スーパーや広告類が クレープ一色に。 2月2日、「クレープの日」に向けて、 クレープに関するものの販促につなげようと どこも頑張ります。
▲こちらはビオスーパーのウィンドー。 2月近くなるとウィンドーに展開するのも「クレープの日」にまつわるもの。
粉、卵、砂糖、牛乳、クレープ粉、ハチミツ、 ジャム、チョコレートスプレッド、 ホイップクリーム、既製のクレープ、 クレープ用フライパンetc... クレープに関わるもの全てが プロモーション(販売促進)コーナーに集合。
これだけあちこちで クレープ関連のものを目にすると、 サブリミナル効果ではないですが、 なんとなくクレープが 食べたくなってしまいます。
▲チョコレートスプレッド、ジャム、蜂蜜など クレープのトッピングに使うものは「2つ目50%引き」や 「定価の20%引き」などお買い得キャンペーンで便乗♪
フランスではパン屋さんの片隅にも 焼かれたクレープが売られているし、 カフェのおやつとしても必ずクレープがあるし、 街の片隅にもクレープ屋台があちこちにあるし、 おやつとしてのクレープの存在が大きいよ。
▲フランスのパン屋には必ず焼いたクレープが売られていて、子どもたちが大好きなおやつのひとつ。
ちなみに、日本のクレープに比べると、 ちょっと分厚くてモチモチしてて ボリュームもたっぷりなイメージです。
我が家も、今年の「クレープの日」商戦に まんまと(?!)影響されて、 ついにクレープ用フライパン買ってしまいました。 普通のフライパンでも焼けるし わざわざ買うこともないのかなあと 長年買わずに来たのですが、ついに。
使ってみたら浅くて平ら。 クレープ専用に作られているだけあって、 やはり使いやすかった! (ひっくり返すときも、焼き上がりを するりとお皿に移す時も)
▲クレープ専用フライパンやクレープ専用ホットプレートなども この時ばかりはと、表の目立つところに大集合。
▲我が家もついにクレープ専門フライパンを購入。 2月2日「クレープの日」に向けて、クレープセットを揃えました♪
▲2月2日「クレープの日」をまたず、 さっそく焼いてほしいとプチモンスターに頼まれクレープおやつに。 「クレープの日」のことは色々な絵本などでも登場するので フランスで育つ子どもにとってはおなじみの行事。
大抵のフランスの家庭にはこの クレープ専門のフライパンがあるんだよ。 だからフライパン・鍋コーナーにも フランスでは必ず クレープ専門フライパンが 何種類も売られているのが面白いところ。
やっぱりうちで作るクレープは 既製品よりおいしいから、みんなで大満足。 (ボクは残念ながらもらえなかったけどね‥‥。)
▲パン屋で買ったクレープを持って公園のベンチでおやつタイム。
これからボクの家では朝ごはんやおやつに 頻繁にクレープが登場しそうだよ。
▲ボクはまだこの骨おやつしかもらえません‥‥クレープ食べたい‥‥。
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2022-02-01-TUE