「フランスで一番の クリスマススポット?!」
クリスマスまであと1週間をきって 街全体がクリスマスモード全開に なってきているよ。
肉屋や魚屋には いつもより豪華な食材が並び クリスマスイルミネーションの中を行き交う人は 両手いっぱいにプレゼントを抱えて ラジオをつければクリスマスコンサート番組、 学校も習い事もクリスマス関連のイベント続き。 パリを歩いているだけで クリスマスの波に飲まれそうになる 楽しい12月のパリ。
そんなパリを離れて。 フランスで最もクリスマスの時期に盛り上がる場所、 アルザス地方のストラスブールに行ってきたから、 今日は日本のみなさんにも クリスマスの雰囲気をお届けするよ!
▲1代目バブーも何度も訪れているストラスブール。 これは、最後に出てくるストラスブールの名物の巨大クリスマスツリー。 2016年のもの。
フランスの北東部、ドイツとの国境すぐそばの アルザス地方。 建築も料理もフランスとドイツの文化が融合し合う パリとは雰囲気も食べ物も全く違う地方です。
その中心都市「ストラスブール」へは フランス版新幹線TGVに乗って1時間47分。 日帰りもできてしまうので 観光客にも人気の街なのです。
1年の中でもアルザス地方が最も賑わうのが クリスマス前のまさに今。 「クリスマスマルシェ」「イルミネーション」 「クリスマスデコレーション」を目がけて フランス中から、世界中から人がやってくるのです。
▲旧市街のどこもかしこもがクリスマスデコレーションでいっぱいになる アルザス地方の街「ストラスブール」。 まるで建物自体がクリスマスプレゼントになっているように豪華です。
クリスマスの季節になると、 「クリスマスマルシェ(マーケット)」で賑わう様子、 ニュースでご覧になる方も多いと思います。 ホットワイン、食べ物、お菓子、クリスマスの飾りetc 色んな屋台が並ぶ クリスマスの時期ならではのイベント。 その「クリスマスマルシェ」、フランスでは この「ストラスブール」が最も古く 歴史がある場所なんです。
▲フランスで最も歴史のあるストラスブールのクリスマスマルシェ。
1570年から始まったという ストラスブールの「クリスマスマルシェ」は なんと453年の歴史があるんだよ。
453歳! 初めて開催された時の様子を タイムマシーンで見に行ってみたいよね‥‥。 何を売っていたんだろう?!
▲ポリスたちまでクリスマスマーケットでの買い物を 楽しんでしまっているところがおフランス♪
(ちなみに、ドイツのをマネしてフランスでも クリスマスマルシェが開催されるようになったそうで、 フランクフルトのクリスマスマルシェは 1393年に始まったんだって。 さらにすごい歴史だね!)
▲この地方の名物のひとつ、「クグロフ」。 どこのパン屋でもパティスリーでもころんとしたクグロフが並んでいます。
▲アルザス地方の代表的な食べ物のひとつ「シュークルート」。 クリスマスマーケットの屋台にもレストランにもどこでもシュークルートの文字が。
この時期のストラスブールの街のシンボルは クレベール広場に建てられる毎年恒例の 巨大クリスマスツリー。 高さが30mもあるツリー。
選ばれた木が10月末に切られ、 ストラスブールに運ばれて11月2日に設置。 運ばれてきたばかりの木は 最終的な出来上がりからは 想像もつかない見た目なのですが、 広場に設置された後に数週間かけて バランスを見ながら枝などが追加され、 飾りが追加され、クリスマスの時期に 私たちを楽しませてくれる姿になるそうです。
▲こちらが高さ30mの街のシンボルクリスマスツリー。
▲運ばれてきた時はこんな感じだそうで、同じものには見えない!
それではみなさんステキなクリスマスを。 3回目になるボクにとってのクリスマス。 今年もフランスのスキー場からとなる予定。 何かおもしろいことないかなああ‥‥、 とお届けするものを探してくるね!
▲アルザス地方のシンボルはこうのとり。 どこのお土産物屋さんにもこうのとりが並んでいます。
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2023-12-19-TUE