パリはカフェやレストラン、
テラス席だけ解禁されていましたが
それ以外、つまり室内も含め
15日から営業が許可されることに。

14日の夜、マクロン大統領の演説で突然
「明日から営業再開していいですよー」
とお達しがあったようで、
レストラン関係者は
そんな急に発表されても準備できていない！
と焦っている人が多発しているみたいだよ。

ロックダウンも唐突なら、
再開も唐突な感じのおフランスですが
１日も早く日常が戻りますように、
という願いは日本もフランスも
同じです。

さて、そのフランスの学校、
学校の再開に関しては学年ごと、
学校ごとに本当にばらつきがあって、
未だほぼ登校はなしという学校や、
学年によって
週に数回短時間という学校など
パターンは色々でしたが、
学校に関しても22日からは
全生徒を受け入れる方向で
再開となったよう。

でもそうこうするうちに、
６月は年度末なので、
あっという間に夏休みに突入します‥‥。

学校だけでなく、
習い事などもずっと閉鎖されているので、
突然ロックダウンされて以降、
今年度はそのまま終了というパターンが
多そう（泣）。

年度末である６月は、
通常、学校や習い事関係のお祭り、
発表会なども多いのですが、
今年は楽しみが少ない
静かな年度末になってしまいそうです‥‥。

▲こちらは以前のようす。
年度末に開催される学校のお祭りなども今年は残念ながら中止ばかり‥‥。

我が家のプチモンスターも
リトミックやお絵かきが合わさった
2歳＆3歳クラスの習い事に
パリでは通っているんだけどね。
そこもずっとお休み。

▲「演劇、ダンス、ミュージカル」などの習い事の発表会も
今年は残念ながら中止。これだけ「密」になってしまっていたからしょうがない‥‥。

▲そもそも習い事自体もずっと閉鎖されていたので
「密」以前に練習もできなかったというのも実情。子供達はがっかりです。

そこで
「今年度は再開の見込みはもうないけれど、
zoomで授業をやって、
みんなの顔を久しぶりに見て挨拶しよう！」
という授業が企画されたよ。

まだまだ会話もおぼつかない
2歳＆3歳チームが
画面を通して先生たちと授業。

という難しいシチュエーションなので、
できることには限りがありますが、
久しぶりに先生や友達の顔を見れて
みんなすごく嬉しそうでした。

▲久しぶりにみんなの顔をみれたzoomでの習い事。
子供達もお休みの間何をしていたか、何を食べたか、
なんのぬいぐるみがお気に入りなのか、などなど思いのままにおしゃべり。

みんなが嬉しすぎて、
勝手に喋りまくるので、
誰が何を言って叫んでいるのか
よくわからない時間帯が多かったけれど、
でもそれぞれが楽しそうな笑顔を見れて
横で見ている親の私も、ニヤニヤ。

そして先生たちの
（２人の先生が担当するクラス）
行き当たりばったりの授業の仕方にも
「出た！　フランスっぽい！！」
と久しぶりにフランス節を体感した感じで
楽しくなりました。

ユーチューブから
みんなで歌えそうな子供の歌を
その場で検索して流しながら歌うとか、
突然「何を描いているんでしょうか」
ゲームが始まったと思ったら、
「それじゃあみんな
そろそろバイバイしようか」
と唐突に終わる‥‥。とか。

▲衝撃の「何を描いているのでしょうか」ゲーム。
「せ、せ、先生‥‥。絵の先生なんだよね‥‥。」と
ツッコミを入れたくなる出来上がり（笑）。
「バルタン星人になりたかったヒトデ」かと思った‥‥。

「行き当たりばったり」感満載の
そしておフランス感満載の授業。
あ〜楽しかった！！

実際に会って、触れ合って、
一緒に歌ってダンスしてができないのは
本当に残念だけど。

まだ日本にいるボクたちも、
こうやって遠く離れていても
画面越しに会話をしたり
歌ったりできるなんて
ありがたい文明の進化だよね？！

▲先生も慣れないマウスで絵を描いてとってもやりにくいのだとは思うのだけど、
それにしても‥‥って絵の連続で（笑）。先生自身が大爆笑。
でも子供にはちゃんと伝わりました。正解は「ワニ」♪

※この連載を再編集し、
　書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
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