「選手村は テーマパークみたい?!」
みなさんぼんじゅ〜る。 毎日テレビでオリンピック観戦 楽しんでいるでしょうか??
さて今日は、選手やスタッフしか入れない パリ・オリンピックの選手村を ちょっぴりご紹介するよ! 実はボクたちの友人が選手村に常駐で お仕事をしていて、写真を送ってくれたよ。
▲まるでひとつの街のような選手村。 治安が悪いという面でニュースになりがちなパリの北郊外サンドニは このオリンピックをきっかけに美しく生まれ変わるのかな?!
競技が行われるいくつもの会場が パリの街中に作られている、今回のオリンピック。 パリは東京23区と比べると6分の1以下の町。 日本の都市と比べると、 驚くほど小さな町だったりします。
いくつかの会場が中心部にできているだけで あちこちが通行止めになり、 中心部を通るほとんどのバスが運休していたり、 いくつものメトロの駅が閉鎖されたりしているので、 さすがに選手村をパリの真ん中に作るのは無理。 というわけで、オリンピックの選手村は パリの郊外「サン・ドニ」という場所にできています。
パリに到着したらみなさんが降り立つ シャルル・ド・ゴール空港とパリの間に位置する パリの北部のエリア「サン・ドニ」。
パリに住んでいる人なら「サン・ドニ」と聞くと おそらく悪いイメージが浮かぶことが多い、 あまり治安がいいとはいえないエリア。
サン・ドニには素敵な大聖堂もあって、 観光名所でもあり、 エリアや通りによっては 治安の心配ないところもあるのだけど、 低所得者層のための公団住宅が多く、 昔からとにかく移民が多いエリア。 治安的な問題がたくさんある場所だよ。
▲各国の建物。 部屋の中には東京オリンピックでも話題になった段ボールベッドが使われているそう。 プラスチック極力NGなフランスのエコ意識にはぴったりな段ボールベッド。
そんなエリアに作られた選手村。 期間中は選手やスタッフなど約1万人が過ごし、 オリンピックが終わった後は 新しい地域としてさらに整備され、 住宅街、公園、商業施設、学生寮、ビジネス街など 新しいエリアが誕生する予定だそう。 治安を気にしなくていい美しいエリアに 生まれ変わることを期待して、 オリンピックが終わったら遊びに行ってみようと 思っています!
▲今まではあまり近づきたくなかったサンドニのスタジアムの周りも、 オリンピックを機会に大幅に整備されてきました。 最寄駅も増えて(ただし20分以上歩きますが)、きれいで美しい道沿いは安心して歩けます。
▲こちらのメトロ14番線の最寄駅(オリンピックに合わせてできたばかり)は 日本人建築家・隈研吾さんの設計したもの。 近深い巨大な駅でまるでコンサートホールにきたような雰囲気の駅です。
選手村では、 各国の関係者同士でピンバッジの交換をしたり、 ゲームコーナーやくつろぎコーナーがあったり、 スポンサー企業のドリンクが飲み放題だったり、 あちこちで美味しいものをテイクアウトして食べたり、 話を聞いていると、ちょっぴり テーマパークのようで楽しそうです。
▲世界中から集まるスポーツ選手とそのスタッフたち。 日々出会う人たちとピンズを交換したりして交流を広げているのだそう!
▲スポンサー企業のドリンクが飲み放題だってたりゲームをしたりくつろいだりする部屋も。 選手村にはパン屋も設置されていて、焼きたてのパンはいつも争奪戦ですぐ売り切れるそう!
▲ドリンク用のフリーパスキー。 これを機械にピッとかざすと飲み物も飲み放題だそう。
▲「ナイフアンドフォーク」という名前のパスが配られて、 それを持っていれば、おいしそうなこんなフードバーの食べ物なども全て無料なのだそう。
部屋には東京オリンピックの時に話題になった 段ボールベッドが使われていて、 エアウィーヴのマットレスと一緒で、 頑丈で寝心地もいいそうだよ!
輸送やダイニングカフェやエレベーターなど トラブル続きっていうレポートも友人から来たけど、 それはもうこの国フランスなら予想がつく(笑) あるあるだからね。 そんなトラブルも一緒に楽しんでいるみたいだよ。
*とのまりこさんの新刊が出版されました*
「シンプルシックで心地よい暮らし パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」 出版社 : 世界文化社 発売日 : 2021/5/29
※この連載を再編集し、 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)
2024-07-30-TUE