みなさんは「インスタグラム」「X（旧Twitter）」
「TikTok」などどんなSNSを使っているかな？！

フランスでは今、
『BeReal』（ビー・リアル）というアプリが
（フランスの若者たちは
「ビーリール」って言ってるみたい）
若者たちの間で大・大・大流行中だよ。

これはその名の通り「リアルな自分を見せる」
「盛れないアプリ」というのがコンセプトの
写真を投稿するアプリなんだ。

▲1日に１回、こんな通知がやってきます。
1日の中でいつどの時間に送られてくるかはわからず毎日変わります。
これが送られてきてから2分以内に写真を撮るのがこのアプリ。

2020年に公開されたという、フランス発のアプリ。
2022年になってから世界的に大流行しているそうで、
世界で5300万件以上ダウンロードされているとのこと。
フランスでも最もダウンロードされているアプリの
トップ10に入っていました。

「若者の中で大流行中」
ということなので、
もうだいぶ中年な私たちの世代は
このアプリの存在すら知らなかったのですが、
今年の夏のバカンス、
フランスの中学生・高校生・大学生をしている
今時の若者たちと過ごしたおかげで、
今時の若者たちのSNSの世界を
知ることになりました。

▲この夏、私たち中年チームに今時の若者たちのSNSを教えてくれた子どもたち。
パリに帰ってきてから周りのママ友たちにも聞いてみたら、
「うちの子どもたちもやっている」と答える人がほとんどでした。

このアプリはね、
１日に１回、「写真を撮って！」という通知が
アプリ側から送られてくるんだ。
１日のうちにいつくるかはわからないんだよ。
そしてね、その通知が送られてきてから
２分以内に「今」の写真を撮らなくてはいけないんだ。

２分以内なんてあっという間。
ぐっちゃぐちゃの髪の毛を
整えている暇もないし、
きったない部屋を片付ける暇もない。
とにかく「今」を撮るよ。
そしてフィルターもなし。
色も見た目もそのまんまの姿しか撮れないんだ。
さらに写真は背面カメラと前面カメラ、
両方が同時に撮られちゃうから自分の前後ともが
写ってしまうよ。

▲アプリから撮影の司令が来て自分のリアルを撮影投稿するまでは、
友人たちの投稿も見ることができないようになってます。

▲あまりにもひどいリアルな姿、どこかに晒されたら大変！
なんて心配してたら、ちゃんと誰かにスクショを撮られると
誰が撮ったかわかるような仕組みにもなっているのだそう。

２分以内に撮れなくても、
後から遅れて撮影することも可能なのですが、
自分が撮影するまでは
友人たちの投稿は見れません。
そして「何分遅れ」「何時間遅れ」で投稿された
ということが表示されます。

私たちおばちゃんは
自撮りになんて慣れてないし、
ひっどい写真だわと撮り直したりすると、
何回撮り直された写真なのかも
表示されてしまうのです。
とにかくアプリの名前の通り
「リアル」を見られてしまうSNS。

すっぴんのパジャマ姿だろうが
布団の中でゴロゴロしている時だろうが
汚いお皿たちを洗い物中だろうが
部屋がもうぐっちゃぐちゃに散らかっていようが
リアルな姿を見せなくてはいけないので、
もうひどい部分も全てを見せられる
本当に仲の良い友人としか
繋がれないアプリですが、
せっかく今時の若者たちの世界を
教えてもらったので、
それ以来私たちも使っています。
教えてくれた子どもたちとその親と数人としか
繋がっていないけれど！（笑）

▲今時の若者子どもたちに教えてもらってこの夏から始めた
私たち中年おばさん３人の投稿の撮り慣れてない感がすごいけれど（笑）、
ほんとにリアルな姿を友人同士でみて私たちなりに楽しんでます‥‥。

ステキな部分だけを切り取って
フィルターや加工で盛りまくって
リアルでない世界も多い従来のSNSとは
全く真逆のコンセプトのアプリだけど、
それが今の若者たちにうけているんだよ。

１日24時間のうち
いつ司令がくるかわからないけれど、
使っているのが学生たちなど若者が多いため、
学校がある時間帯とかは
避けて送られてくることがほとんどなんだって。
次の日の投稿が始まったら
その前の日までの写真は消える。
とにかくその日の投稿しか見れないのも特徴だよ。

ちなみに、
司令が送られてきた２分以内に写真を撮ると
通常は１日１枚しか投稿できないところ、
プラス２枚写真が撮れるという
ちょっと可愛いご褒美も♪

メトロの中で
若者たちのそばに座っていたりする時に、
ちょうど「BeReal」からの通知がきて
みんなが一斉に写真を撮り出すシーンに
遭遇したりもするよ。
そんな時に一緒に撮影するのも
ちょっと恥ずかしいので、
ボクたちは後から遅れて投稿したりしています。

日本でも若者たちは
使っている人も多いのかな？！
よかったら周りの若者たちに聞いてみてね！

▲ポーズ撮っていないリアルなボクが登場することも。

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