バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「ドライブ中でも
 サンドイッチを
 作っちゃう?!」

 
     
バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
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「ライブ中でも
 サンドイッチを
 作っちゃう?!」

バブー

つい先日、日本から来たお客様を
アテンドしていた時。
フランスの高速道路のサービスエリアで
隣に停まっていた車に乗っている
カップルを見てみなビックリ。

バゲットを1本取り出して
ワイルドに半分にちぎって分け合い、
おもむろにバターを取り出し
それぞれがたっぷり塗って。

彼女の方はハムとチーズをはさみ。
彼氏の方はオイルサーディンの缶を開けて
サーディンをはさみはじめたよ。

とのまりこ

フランスではおなじみ。
『車でドライブ中だって、
自分たちでバゲットサンドを作っちゃおう!』
の図です。

もちろん、
最初から出来上がっているサンドイッチも
サービスエリアで販売されています。

でもサービスエリア料金なので
全体的にかなり割高。
家族全員分となるとかなりの出費。
節約旅行中の人にとってもかなりの出費。

というわけでその場でお得に
自分たちで即席サンドを作る人、
けっこう多いのです。
だから思わず
「えっ、ここは自宅か!」
とツッコミを入れたくなってしまう
バターのケースまで取り出して
自分たちでバゲットを作る姿、というもの、
フランスではけっこう
おなじみだったりするのです。

バブー
そんなサービスエリアで
ボク達にとってはびっくりな
「えっ、こんなもの売ってるの?!」
シリーズをご紹介するよ。

まずはワインやビール。お酒類。
『ここは全員が車に乗ってくる場所』
ということを思わず忘れてしまう
堂々としたアルコールの姿。
冷えたビールなども普通に売ってるよ。
(誰が飲むんだ?!
運転手じゃないことを祈る‥‥。)


▲普通に堂々と置かれているワイン達。
 ピクニックエリアで飲んでいる人も。
 もちろんみんなワインオープナーは持参です♪

次はバゲットサンドには欠かせない主役
「バゲット」。
夕方だったのでほとんど売り切れているけれど
フランス人には欠かせないバゲット。
どこのサービスエリアにも必ず売ってるよ。

とのまりこ
そして前述の自作バゲットサンド作りに必要な
ハム、チーズ、バターなど。


▲バゲットサンドには欠かせないバター。
 やっぱりバゲットサンドに塗るという需要が多いのか、
 柔らかタイプのバターを売ってます。

ハム、生ハム、サラミ、
チーズはカマンベールから挟むタイプまで。
このままパーティーができそうな
豊富なラインナップ。

全てミニサイズとかではなく、
普通にスーパーに売っているサイズで。
ここが高速道路だということを
思わず忘れる瞬間です‥‥。

さらにこちらはオイルサーディンやツナ缶、
マヨネーズやケチャップなど。


▲普通に街中のスーパーなどで売っているサイズで種類も豊富。
 キャンピングカーも多い国なので需要もかなりあるのです。

イワシやサバのオイル漬け。
油でベトベトになったりもしたりして、
ドライブ中はあまり向かないのでは‥‥、
なんて考えるのは日本人の私だけですね。


▲ちなみに、オイルサーディンは開けるとこんな感じ。
 これを豪快にバゲットに挟んでいたフランス人を見て
 お客様がびっくりしたのです。

フルーツなども
カットフルーツとかだけではなく、
丸ごとパックでたくさん並んでいます。
何もかもがワイルドです。

バブー
ちなみに、今日は高速でのお話だったけど、
パンとハムとチーズを買って
自分で挟んでサンドイッチを作るという姿は
よく街中で見かける光景だよ。

公園のベンチでハムのパッケージを
豪快に開ける姿とかね。
大学生がチーズとハムとバゲットを持って
スーパーのレジに並んでいる姿とかね。

パリのお昼時をお散歩する機会があったら、
公園や教会前の階段なんかを
よ〜く観察してみてね!

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2018-05-15-TUE


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illustration:Jérôme Cointre