「『バーバパパ』は ピンクのわたあめ?!」
フランスで、遊園地や公園の売店、 屋台が並ぶようなお祭りに 必ず登場する子供たちが大好きなもの。
それがピンクのわたあめ。 フランス語では 「Barbe à Papa」(バルブアパパ) =「パパのおひげ」 っていう意味なんだよ!
パパの顎の下にフサフサ生えているひげ。 まさにサンタクロースのひげのような イメージですね。
フランスのわたあめはピンク。 そして「バルブアパパ」。 「ル」の部分はほとんど発音せず 「ブア」の部分がくっついて なんとなく「バ」と聞こえる感じ。
つまりは 「バーバパパ」「バーバパパ」 と耳に聞こえてくるのですが‥‥。
『ピンク』 『バーバパパ』 そこでピントくる人も多いかな?!
そう、まさに。 世界中で愛されるあのキャラクター。 「バーバパパ」(Barbapapa)だよ!
「バーバパパ」のメインキャラクターの お父さん。 ピンクでフワーッとしていて。 まさにフランスのわたあめとそっくりでしょ♪
あのキャラクター「バーバパパ」は このフランスのピンクのわたあめから インスピレーションされて生まれたのです。
Wikipediaの「バーバパパ」の欄にも‥‥、
『1970年代にチゾンとテイラーの2人が パリのリュクサンブール公園を散歩中、 ある子供が「Barbe à Papa」と 両親に話しているのを聞いて、 アメリカ人のテイラーが フランス語がわからなかったため、 チゾンに聞いてインスピレーションを受けて パリのカフェでいたずら書きをした 手紙から生まれたもの』
と紹介されています。 フランス語の発音、難しいから 「Barbe à Papa」(バルブアパパ) って何度聞いても 私たち日本人には 「バーバパパ」って聞こえるし、 ピンクの大きなわたあめ、 まさにあのキャラクターに似てるよなあ‥‥ なんてフランスに来た当初 よく思っていたのですが、 まさに。 このわたあめからあのキャラクターが 生まれていたんですね。
ちなみに、わたあめの屋台、 「Barbe à Papa」(バルブアパパ) =「パパのおひげ」って 書いてあるのが普通だけど、 もう最初から 「Barbapapa」(バーバパパ) と、あのキャラクターの方の表記をしている お店もたまに見かけるよ。
フランスで遊園地や公園で 子供達に囲まれている わたあめ屋台を見たら ぜひチェックしてみてね!
※この連載を再編集し、 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)
2019-09-10-TUE