「おみくじ的な ものがない?!」
この記事がアップされる頃には、 ボクたちはパリに到着しているはず。
2年ぶりの日本。 1ヶ月の夏休み。 長いようだけどあっという間の夏。 久しぶりでやりたいこと、みたいこと、 食べたいもの、会いたい人、 買いたいものetcが多すぎて、 目標の半分も達成していない気もするけど。 「日本」らしさを色々楽しんだよ。
▲鶴岡八幡宮でおみくじを。 そういえば、フランスにはおみくじってないかもと思った今回の滞在。 教会に行ってもくじはひかないよなあ…と。
同じくフランスから帰ってきていた 日仏ハーフのティーンエイジャーの 女の子と観光した鎌倉の『鶴岡八幡宮』。
運試しに「おみくじ」ってものをやってみよう! 「なになに?! おみくじって?」 「日本の神社とかお寺といえばこれだよ♪」 と、やってみた「おみくじ」。 なんと私が引き当てたのは「凶」‥‥(涙)。 「えっ? 何?! どういう意味なの?それ? 悪いってこと? なんで笑ってるの??」
というわけで、 外国からの観光客に見せるには 最も盛り上がる(?!)ものを 引き当てた私なのですが、 「凶」を説明するよりも前に、 「おみくじ」というもの自体が そういえばフランスにはなかったなと 思い出し。
「おみくじ」という文化、外国の人に 一体どうやって説明すればいいのだろうと 悩んであたふたした 「凶」をひいた日なのでした。
▲数年ぶりにひいたおみくじでいきなり「凶」を出した私…。 えっ?! 「凶」ってこんなに普通に出るの?!笑
フランスで 「おみくじ」的な存在といえば なんだろう? と考えてみたら やっぱり何度かこのコラムでも登場している 1月に食べる伝統菓子、 「ガレット・デ・ロワ」になるのかなあ??? (詳しくは過去のコラムを参照してね!)
お菓子の中に隠されている 陶器の置き物「フェーヴ」を 引き当てたら幸運が訪れるという フランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」。 でもやっぱり日本の「おみくじ」とは ちょっと違う気がします。
かといって、フランスでは 神社やお寺に代わる存在である教会で 「おみくじ」に当たるようなものが あるかといえば何もないし、 「おみくじ」はやっぱり フランスにはない文化。
ティーンエイジャーに 「おみくじ」の成り立ちや 仕組みを説明しながら、 こりゃ〜なかなか難しいぞと思った 今回なのでした。
仕組みだけじゃなく、 「大吉、吉、中吉、小吉、末吉、凶‥‥」 というような順番や中身の違いすら、 日本人の私も 実はきちんとわかっていないかも‥‥汗。
▲フランスから帰ってきた日仏ハーフちゃんと一緒におみくじ。 なんで結ぶのかとか、色々な種類の「吉」がつく順列とか、 聞かれるとちゃんと答えられないことがいっぱい…。
▲「凶運みくじおさめ箱」にまでお世話になった今回のおみくじ‥‥。 ある意味色々見せてあげられたからよかった‥‥?!
まあ、まりこちゃんがひいちゃった 「凶」がよろしくないのは 言うまでもないけれど。 「凶」もしくは 「大凶」をひいた場合の例も 見せることができたし、 悪い運は全部ここに置いて行くぞっ! と、気持ちを切り替えましたよ♪
ボクたちが日本にいる間、 東京・西荻窪のお店にも 遊びに来てくださった ほぼ日読者のみなさまもたくさん。 みなさま本当に どうもありがとうございました!
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「シンプルシックで心地よい暮らし パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」 出版社 : 世界文化社 発売日 : 2021/5/29
※この連載を再編集し、 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)
2022-08-30-TUE