先週は、パリっ子達の間で流行っている
フランス版出会い系のお話だったけど。

知らない人にでも気軽に恥ずかしがらず
躊躇せずに話しかけてしまう感じ。
このフランス人の気質が
「出会い系」サイトでも
ネガティブなイメージではなく
「素敵な友達とか見つかったら
楽しいじゃない？！」
という軽い感覚で楽しめるイメージに
つながっているような気がするんだ。

フランスって、道を歩いていると

「すみませんマダム、
　◯◯にはどうやっていったらいいの？」

「◯◯って道はどこ？」

メトロのホームやバス停にいれば

「◯◯には停まるの？」
「これは◯◯方面なの？」

などと、やたらと声をかけられる。

えっ‥‥。わたし？
どこから見ても明らかアジア人のわたし？
周りにいくらでもフランス人が
歩いているのに、そこであえてわたし？？

と、毎回ものすごく不思議でしょうがない。
白人も、黒人も、アジア人も、アラブ人も。
色々な肌、色々な言語、
世界の人がごちゃまぜの
人種のるつぼのパリだから。
道を聞くならフランス人にっていう
考えはないのかなあ‥‥。

でもってね、それを見た別の人が
すぐにその会話に入ってくるんだよね。

しかも正しい情報を知ってるから
それを教えてあげる
という意味で会話に入ってくるんじゃなくて、
なんだかよくわかってなくても
入ってきたりするからさ。

みんなが言うこと違って
その場が混乱！　みたいなことも
けっこうよくあるんだよね。

道を聞かれても
自信を持って間違ったことを言う人も多いし。
（↑ザ・フランスあるある）

フランスでは、
こんな風に見知らぬ人に話しかけるとか、
聞かれてもわからないとか、
言ったことは間違っていたとか、
話しかける方も、
話しかけられる方も、
どれも恥ずかしいことでも
なんでもないのだから、
そりゃあちょっと遠くにいる人にも
すぐに呼びかけて席を譲るとか、
エレベーターに乗り合わせた人に挨拶するとか、
泣いている赤ちゃんをみんなであやすとか。

前もここで紹介したみたいに、
お店を入る時も出る時もかならず
目と目を合わせて
「ボンジュール！」
「メルシー！」
と挨拶し合うとか、
階段で大きな荷物持っている人を見かけたら
手伝ってあげるとか、

ちょっと恥ずかしいなあ、
なんて思わない。
ごくごく当たり前なことだよね。
と感じられるのです。

自信をもって間違った情報を言うとか、
時に困ったさんなことも多い、おフランス。

だけど、見知らぬ人に声をかけるのが
恥ずかしくないって
ちょっと羨ましいと思うんだ。

ボクたちの大好きなフランス人の一面。
「す〜ぐ見知らぬ人に声をかける」こと♪

※この連載を再編集し、
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