「朝もチョコレートが 大人気?!」
今日はフランスの子どもたちの 朝ごはん風景をちょっとのぞいてみるよ!
ずっと前、このコラムで フランスの朝ごはんの定番風景、 『前の日に残ったかたくなったパンを焼いて バターやジャムをたっぷり塗って、 カフェオレに浸しながらいただく』 ってのを紹介したけれど カフェを飲めない子どもたちは どうしているんだろう?!
朝ごはんのテーブルに欠かせないのは やっぱり「チョコ」系のものたち。 コーンフレーク類の中でも、 子どもたちに圧倒的な人気なのは やっぱりチョコ系。 そしてクレープにもパンにも 何にでも塗ってしまう 『チョコレートスプレッド』。 そしてカフェの代わりには 『ショコラショー』と呼ばれる ホットチョコレートドリンクが 子どもたちの大定番です。
日本だとココアの方が 馴染み深いような気がしますが、 同じカカオからできていて、 さらにカカオバターが入っているのが フランスでの定番ドリンク 『ショコラショー』(ホットチョコレート)です。 その名の通り、チョコレートの味そのものの ドリンクなので、子どもたちは大大大好き。 大人がカフェオレに浸してパンを食べるように、 子どもたちはショコラショーにパンを浸して 食べたりします。
この夏のバカンスでは、 フランスの子どもたちに朝ごはんに欠かせない チョコレート粒?! なるものも教えてもらったよ。 パウダーじゃなくて、 細かい砂利みたいなチョコレート粒だよ。
▲この夏初めて知ったこちらの商品「Benco」。 ついつい白いご飯を炊いて塩系のものが食べたい私が買ったことのない商品がいっぱいで フランス人たちと過ごすと新しい発見があちこちに♪
▲なんだか茶色い砂利のように見えるこのチョコ粒は 冷たいものにも溶けるんだよと教えてもらう。
冷たい水やミルクにも溶けるし ヨーグルトに混ぜても溶けていく 便利なチョコ粒。 バターを塗ったパンの上に散らして カリカリ食感を楽しみながら 食べてもいいのだそう。
▲ヨーグルト的なものにもどんどん溶ける。 ちなみに、フランスではチョレート味のヨーグルトというのも定番。
ショコラショー用のパウダーとも パンに塗るチョコレートスプレッドとも また違う食感や使い方が楽しめるチョコ粒。
フランス人の家庭と一緒に過ごしていると 自分では買ったこともないし、 スーパーで手に取ったことすらないものを 知ることができて、 何年住んでいても新しい発見が♪
息子はすっかりこのチョコ粒なるものにはまって、 パリに帰ったらすぐ買ってくれと張り切ってます。
▲私には茶色い砂利にしか見えないチョコの粒。
冷たいものにも溶けるチョコレートって なかなか便利だよね?? ボクたちが知らないだけで 日本にもこういうものはいっぱいあるのかな?!
▲つぶつぶのままパンの上に載せて食べてもカリカリ食感がおいしいのだそう。 口の中に入れると固まった粉砂糖のようにサクもろっと崩れていくような食感。
基本的に「甘い」ものばかりの フランスの朝ごはん。 ご飯を炊いて 日本風の朝ごはんを食べることも多い 我が家が知らない商品が まだまだありそうだよ。
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「シンプルシックで心地よい暮らし パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」 出版社 : 世界文化社 発売日 : 2021/5/29
※この連載を再編集し、 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)
2023-08-15-TUE