バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


2 0 0

「パリのシャンゼリゼ大通りが、
 これから歩行者天国に?!」

 
     

バブー

2016年5月8日(日)。
パリのあの有名な通り
「シャンゼリゼ大通り」が歩行者天国になった日。

いつもは昼も夜も1日中車がビュンビュン通る
大通りの真ん中を、た〜くさんお散歩してきたよ!

 

とのまりこ

大気汚染が深刻なパリ。
2015年の9月、パリの中心部やシャンゼリゼ大通り、
ヴァンセンヌの森やブローニュの森周辺など
一部のエリアで車の立ち入りを禁止する
「Journée sans voiture」(車なしの日)
というものが開催されたのですが、
それがとっても好評で効果もあったようで、
今年から毎月恒例の行事になることに。

そして先日5月8日(日)、スタートとなりました。
(これからは毎月最初の第1日曜日が
 シャンゼリゼ大通りが歩行者天国になるとのこと。
 ただし5月1日(日)はメーデーで、
 たくさんのデモなどが行われるため、
 今年は例外的に8日にずれたようです)

バブー

いつ歩いても、
「お〜シャンゼリゼ〜♪」
が頭の中をぐるぐる回っちゃう、
美しいシャンゼリゼ大通りだけど、
ボクがこんなに思いっきり歩けるのは
初めてかな♪

とのまりこ
ここ数日続いた
すんばらしい素敵なお天気とともに、
最高の「歩行者天国」日和だったパリ。

これから車両乗り入れ禁止の
歩行者天国エリアも
さらに広がっていく動きがあるようで
お散歩としては楽しみなのですが‥‥♪

普通の車はもちろん、バスなども走れないわけで。
今日も移動中、
「は〜いみなさん、こっからここまでは
 停まりませんので
 次はどこどこになりますからね。」
という一方的な宣言で何個も停留所をすっ飛ばし、
全く違う経路を走り始め、
本来の停留所のめちゃめちゃ先でやっと停まったバス。

乗っている人からブーブー文句が出ようが何しようが、
そんなことではもちろん停まらない。
説明はない。
ってのがおフランスで。
観光客の人たちは
必死で眺めている地図と様子が違うから
若干パニックになってるし‥‥。
で〜た〜。
と、思っていたら、
理由はこの歩行者天国だったわけなのです。

バブー
説明のないまま途中で強制的に降ろされる。
説明のないまま経路を変える。

とかはいつも通りのおフランスなわけで。
まあ、ボクも慣れてはいるんだけどさ。
歩行者天国っていう楽しくて環境に
素晴らしいイベントが増えれば増えるほど、
これからはもっとこういうことも
増えるんだろうなあ‥‥
って、まりこちゃんと考え込んじゃったのだ。

とのまりこ
関係ないけれど、シャンゼリゼ大通り中、
馬糞もすごかった〜。。。
とにかくあっちこっちに、どこもかしこも馬糞。
ポリスが乗ってる馬が通ったあとです。

「歩行者天国にするなら
 馬糞は落として行かないでよっ!」
って思ったけれど、
ゴミと一緒にそれも片付けている
清掃の人たちもいたりして。

「イヌの糞をそのままにしておくのは
 それを拾う仕事をする人たちの仕事を奪うからよ。
 それは私の仕事じゃないからよ。」
って普通に言い張るフランス人の姿が浮かびました。

バブー
だけどさ。
なんか違うよね。
最初っから馬糞を撒き散らさないように
工夫すればいいじゃないね。。。
なんて思っちゃうのは
ボクたちだけなのかなあ。。。

ま、とにかく、
「イヌの落し物に気をつけろ!」で
有名なパリ。
「馬の落し物にも気をつけろ!」ってことだね。

シャンゼリゼ大通りと凱旋門に見とれて
馬の落し物を踏んじゃうなんてことがないようにね。
歩行者天国でも下はしっかり見て歩いてね!

さて、「パリこれ!」は、 気づいたら今日でなんと200回。

そんな記念すべき日に書いたのが、
この美しい、毎日世界中の
どこかのテレビで流れているだろう
パリのシンボルのひとつ、
シャンゼリゼ大通り&凱旋門のお話で
なんだかうれしいな。

美しく、センス抜群で、
おいしくて、チャーミングで、
だけどちょっとボクたちには
理解できないところもたくさんの
「ザ・おフランス」。
これからも楽しみにしていてね!

 


※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!

 

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2016-05-10-TUE


まえへ
トップへ
つぎへ