「いま、パリの買い物は どうしている?!」
ボクたちは3月末にパリに 戻る予定だったけれど、 予定を変更。 今まだ日本にいるんだ。
▲自粛生活を共にしているバブー。 シャンプーをしてカットする準備も万端なのですが、 なかなかカットしてあげる時間がなく、もじゃ男のままです‥‥。
放ったらかしのパリの家も だんだん心配になってきたよ。 何しろ理由なき 外出禁止令が出ているから 鍵を預けた友人に アパートチェックに 行ってもらえないからね‥‥。
そんなボクたちは、 パリの友人たち数十人と毎日のように 連絡を取り合っています。
▲パリのマルシェは今は封鎖されているようですが これは3月下旬にまだマルシェがあった時の様子。 お店が巨大なラップなようなもので覆われたりしていたそうです。 マルシェの開催については街に委ねられているので、 今でもマルシェがある街もあれば、パリのように閉鎖されている 街もあります。
パリやパリ郊外の街の様子。 家での過ごし方。 困っていることや 思ってたより平気なこと。 子供達の学校のことや勉強のこと。 それぞれの仕事のことや保障のこと。 日々の買い物のこと。 などなど。
今日の写真はそんな中から 食料品や日用品などのお買い物風景を あちこちから送ってくれた様子です。
▲スーパーのレジも透明板で対策。
24時間いつでも世界中の人と メッセージを送りあえて、 ビデオ電話ができるなんて、 本当に便利な世の中に感謝です。
▲スーパーなどのお店に入るまで一定の距離を保って並ぶ人たち。 行く時間によっては全く並ばず入れることも多いそうです。
外国のニュースや情報は当然のように 限られたごくごく一部の部分だけ 切り取られて入ってきて、 偏っていることも多いので、 (これはコロナに限ったことでなく いつも感じることですが) リアルにその場で過ごしている人たちの 生の声を聞けるのは、 本当にありがたく ホッとすることが多いんです。
▲買い物のためには外に出られるので パリの住宅街に住んでいる友人たちからは、 案外人通りがあったりベンチで座って日向ぼっこをしている おじいちゃんやおばあちゃんをよく見かけるという連絡が。
今日のお買い物編の写真は パリ市内に住んでいる友人たちのもの。 買い物にはできるだけ出ないように しているという友人は ドライブスルー受け取りや (パリ郊外や地方に行くと多い) 宅配を利用している人が多かったよ!
▲こちらはチーズ屋さん。 このお店は入り口のドアのところにレジ台を作って、 お店の外から欲しいものを注文するシステムにしているそう。
みんなそれぞれが いつもより濃厚な 家族時間を過ごしていたり、 どんどん料理の腕がアップしていたり 工夫を凝らして 引きこもり生活を楽しんでいて、 さすが楽しむことが上手な フランス人とそのファミリーたち。 全世界でのこの騒ぎが 1日も早く落ち着きますように‥‥。
▲こちらは八百屋さん。 「近所の八百屋さんもレジにかなりお手製感満載の バリケードを作ったよー」と友人から数日前送られてきた写真。
※この連載を再編集し、 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)
2020-04-14-TUE