「劇場は再開したけれど、 厳しいチェックあり?!」
今日はフランスの劇場やコンサートの 今の様子をお届けするよ。 日本はどういう状況で、どういう制限で 演劇やコンサートが行われているのかな??
フランスでは レストランやカフェと同じように、 映画館、劇場、コンサート会場なども 長い間閉まっていたけれど、 5月19日からようやく再開したよ。
▲5月19日から再開された、劇場やコンサート会場での催し物。 みんなが待ちに待った久しぶりの再開。
5月19日からは 映画館・劇場・コンサート会場など 最大収容人数の35%まで、 かつ最大800人までという規則で再開。
そして6月9日からは 最大収容人数の50%まで、 かつ最大5000人までと さらに規模が拡大されて続いています。
▲再開時は、最大収容人数の35%まで、 かつ最大800人までと言う決まりでスタートした劇場関係。 6月9日からは最大収容人数の65%まで、かつ最大5000人までに変更になっています。
オペラ、バレエ、コンサートなど みんなが待ちに待っていたエンターテインメント。 今日は、普段から毎週何度も劇場に足を運ぶ 音楽家の友人Mikaさんに 最近の劇場&コンサート会場の写真を 提供してもらったよ。
▲かなり間隔をあけてとられている座席。 一緒に同行している人たちは隣同士で席が取れるそうですが、 それ以外は間をあけて予約が取られるシステムになっています。 でも空いている席にどんどん人が移動してきてしまうそう‥‥。
会場のキャパシティに関する規制だけじゃなく、 当日、入場する際に 「ワクチン接種の証明」または 「コロナ陰性証明」が必要になっています。
まさにニュースになっている 「ワクチンパスポート」的なものを使う場面が どんどん増えていっているということですね。
私の友人mikaさんは、現在飲んでいる薬のために 今すぐワクチンを打てないので、 毎回「コロナ陰性証明」を持参しているのだそう。
この陰性証明は、PCR検査でなくても、 日本語で「抗原検査」と言われている、 15分で結果が出るものでも良いそうです。
でも毎回鼻をグリグリやられて、 大好きなコンサートに足を運ぶためとはいえ けっこう辛いと話していました‥‥。
▲ワクチン接種が終わっていると言う証明か、コロナ陰性の照明どちらかが必要。 この証明書と一緒に、本人であると言う確認の身分証明書が入場の時に必要となる。
劇場やコンサートによって、 「72時間以内の証明書」 「48時間以内の証明書」 など決まりも違うそうで、 チケットを買ってからは、 証明書を準備して、 当日は身分証明書も提示して。 ちょっとハードルの高い状況。
よっぽど「見たい!」「行きたい!」って 熱量がないと、 なかなか気軽に簡単な気持ちで 行こうかな〜なんてことは できない感じではあるよね。
▲コロナの陰性証明は、コンサートの72時間以内や48時間以内など、催し物によって異なる。 その規則もいちいち確認した上で、書類を用意したりしなくてはいけないので、なかなか面倒?!
ちなみに、座席間隔も大きく開けて 予約が取られているそうですが、 前の方のいい席がたくさん空いている、 ということなので、 1幕が終わると勝手に 前の方に移動してくる人が 続出するそうで、いつの間にか 密になっていることが多い‥‥、 と、mikaさん漏らしていました。
▲展示会などたくさんの人が集まる催し物にも、同じ条件が適用されて行くフランス。 我が家も買い付けのために展示会を回ったりするので、 今後のため、ワクチン接種もできるだけ早い日程でとりました。
日本でも、 毎日オリンピックの収容人数のこととか ニュースになっているみたいだけれど、 フランスは、何ヶ月も何ヶ月もの閉鎖から ようやくオープンしての、 ようやく最大5000人。 さてさて、これからどうなるんだろうね?!
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2021-06-29-TUE