「庶民の暮らしは 工夫がいっぱい?!」
先週ちょっとお知らせしたのですが、 5月29日に、新しい書籍が発売されたよ。 なんと、超多忙なのに、 急なスケジュールだったのに、 快く引き受けて下さった糸井さんの帯文が ついている書籍、 「パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」 (世界文化社)だよ。 糸井さん、本当に本当にメルシーボークー!! です。
実は我が家、バブーはもちろん、 2017年に生まれた息子プチモンスターという 3人+1匹という家族構成でありながら、 パリの35平方mという小さなアパートに住んでいます。 (というか、さっき改めて賃貸契約書を眺めていたら なんと34平方mって書いてあった。 もっと小さいやん!)
▲小さな部屋の我が家。 引き出し収納付きで、さらにシングルベッドサイズに縮まるダブルベットなどを使って、 狭いところで広く使う工夫をしてます。
今のアパートは2008年くらいから住んでいる場所。 その前も同じようなサイズや雰囲気の アパートだったので、 パリに来た1人の時から 3人+1匹に家族が増えても ず〜っと同じような環境で暮らしています。
▲家具付きアパートの我が家。 入居当日から最低限の暮らしが出来るように ベッドやキッチンなどは備え付けられています。 そのかわり古いので故障なども頻繁に起こる‥‥。
▲残念ながら今のところ子供部屋を作ってあげることができないので、 部屋の一角が息子スペース。
弟分のプチモンスターが増えてね、 もうちょっと広いところへなんていうのも もちろん何度か考えたり 物件を見に行ったりもしているんだけど、 結局ずっと同じ場所にいるボクたち。
そんな狭いところに?! とたまに驚かれてしまう小さなところだけど。
今のアパートがとってもとっても 気に入っているという理由がいちばんなんだけど、 パリのアパートは、家賃が本当に高い!! という金銭的な理由もあるよ。
日本よりも遥かに大きい格差社会で、 貧富の差を感じることが多い、パリ。 上を見れば大きく豪華なアパートは たくさんあるけれど、 でもその下には、実はもっともっとたくさんの、 小さなアパートで工夫して暮らす、 普通の庶民の暮らしがあるのです。
▲大きな窓と広いベランダがあるので、狭いけれど開放感があって 毎日パリの空を眺めるのが楽しみな私たちの小さなお城。
『パリ』というだけで 華やかなイメージを持たれがちですが、 今回の本ではちょっとリアルなパリの生活を 垣間見ていただけるんじゃないかなと思ってます。
我が家以外にも、 小さなスペースを工夫して ものすごくステキに暮らしている友人たちの家も 紹介しています。
▲ベッドの下の引き出しの1つも、息子のおもちゃ収納。
日本にいても全部、しかもすぐマネできる! が1つのミッションだった、今回の本。
「IKEA」「ZARA Home」「無印」など どこで買ったのか、どれを買えばいいのか、 マネするとしたらどんなものがオススメかとか そういうことも含めて紹介しているよ。
▲とにかくスペースが少ないので、天井までいかにうまく収納スペースを作るかを工夫。 靴箱も縦型収納にすることでかなりたくさんの靴でもおさまっています。
さらに「おうち時間」を楽しむための、 おうちでできる楽しい趣味のことや、 今からでもすぐにできる 超簡単なフランスらしいレシピも 紹介しているよ。
▲今回の本は、世界的に増えているおうち時間をいかに充実して楽しむかに スポットを当てているので、超簡単なフランスらしいレシピなども紹介して、 いろいろなものがぎっしり詰まった本になっています。
▲小さなスペースだけど、大好きなインテリアとかを飾りまくって、 楽しく自分たちらしく暮らしているよ♪
日本にはないけれど パリに来ることがあったら「このお店に行って!!」 という超オススメリスト&MAPもついていて、 かなり盛り沢山な本になっているよ。 ボクたちの庶民な生活がリアルにわかる本(笑)。 もしよかったらみなさん読んでくださいね!
*とのまりこさんの新刊が出版されました*
「シンプルシックで心地よい暮らし パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」 出版社 : 世界文化社 発売日 : 2021/5/29
※この連載を再編集し、 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)
2021-06-01-TUE