「スーパーで包装を やぶってもいいって?!」
エビアン、ヴォルヴィック、 コントレックス、ペリエ‥‥etc。
日本でもおなじみのブランドから 見たこともないブランドまで ものすご〜い数の銘柄が並ぶ スーパーの水コーナー。
ガス入りの水、ガスなしの水、 フランスには 本当にたくさんの種類の水があるよ。
そんなスーパーの水コーナー、 6本1パックになっているものが 積み上げられていますが これ、袋をビリビリやぶいて中から取り出し 1本だけとか 好きな数でも買ってよしのスタイル。
毎日のように買い求める水なので、 すっかり当たり前のことに なってしまいましたが、 そういえばこういうのも日本だとないなあと この間ふと、ビリビリしながら思ったのでした。
日本のスーパーの飲料売り場、 1本1本が綺麗に 整然と並んでいるよなあって。
ちなみに、この6本1パックの 周りを覆っているビニールパッケージが、 開けやすいように切り取り線がついている‥‥ な〜んてことはないよ。
だから渾身の力を込めて、 「むぎゅ〜」 って爪をくいこませ、くいこませ、 ビニールを破るんだ。
たくさん破られたパッケージがあると 1本ずつ買っていいんだなとわかるけど、 きれいなパッケージしか並んでいないと 「いいんだよね。破っていいんだよね。」 と最初のころはちょっとドキドキ。
「6本もいらないしなあ‥‥。」 なんて 駅のキオスクのバラ売りコーナーや 自動販売機で購入する人も 多いみたいなので、 知っていると旅行の時なども ちょっとだけ便利ですよね♪ 水はスーパーで買うのが 圧倒的に安いから!
値段の表示も、
6×50CL Perrier
とかなっていたら、 1パッケージ全部のお値段。
Pet 1L Perrier
とかなっていたら1本のお値段。
同じところに1本のお値段と 6本1パックのお値段が 無造作に貼ってあるから、 ちょっと紛らわしいけれど、 「えっ、この水はこんなに高いの?!」 とかドキドキしてしまったりしなくて 大丈夫。
フランスではガス入りの水の消費量が すごいんだよ! まりこちゃんもフランスに来て、 慣れない最初の頃は 味のない水に炭酸が‥‥って ちょっと気持ち悪い感じがしたらしいけど、 (しかもフランスはわりと 常温で水を飲むから余計!) 今じゃお家で飲むのも カフェやレストランで注文するのも ガス入りの水。
湿度も低くて乾燥しているフランスでは あのピリッとした炭酸水ののどごしが ぴったりなんだって!
※この連載を再編集し、 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。 こちらをぜひご覧ください!
2016-03-01-TUE