ボクの兄弟、６歳のプチモンスター君。
日本だとまだ幼稚園生ですが、
フランスでは今年の９月から小学生。
遊んでばかりだった（？！）
幼稚園とはうってかわって、
毎日宿題も出るし、毎週詩の暗唱もあるし
毎週単語のつづりテストもある小学生生活だけど
毎日楽しく通っているよ。

そんなプチモンスターの小学校で
大ブームなのが、
フランスの学校あるある、
『ビー玉』あそびだよ。

▲学校でも家に帰ってからも、友達や兄妹とビー玉遊びに夢中の子どもたち。
きれいなビー玉の取り合いでたまにけんかになることも。

昔から、フランス映画の学校シーンといえば
ポケットにあふれるように
ビー玉を入れている子どもたちが
休み時間に遊ぶシーンなんかが
思い浮かぶ私ですが、
昔も今も変わらぬ小学生たちの
定番の学校遊びのひとつが
『ビー玉』なのです。
今まで20年ちょっとフランスで暮らしてきて
その時代ごとにたくさんの小学生たちが
周りにいましたが、
どの子どもたちからも一度は教えてもらえる、
ビー玉ブーム♪

学校によって、校長先生の方針によって、
ルールは様々ですが、
基本的に学校におもちゃは
持って行ってはいけません。

ただし、ゴムとびのゴム、
UNOなどのカードはOKなど
許可されているものもあって、
プチモンスターの小学校ではこの冬から
しばらく禁止されていたらしいビー玉が
１人10個まで解禁になりました。
それ以来、低学年も高学年も
息子の小学校では
学校中で一大ビー玉ブームが
巻き起こっています。

ぶつけると相手のビー玉を取れるとか、
なんだかいろいろルールがあるっぽいんだけど、
子どもによって言うことが違うから
何が正しいのかちょっとわからない。
でも、みんなが遊びながら発している言葉、
そしてそんな様子を見ている親たちが
話している言葉を聞くと、どうやら
大きさによってビー玉の言い方が違うらしいよ。

ビー玉の大きさなんて、
普通のと大きいのと２種類くらいしか
意識したことありませんでしたが、
我が家のプチモンスターのビー玉コレクションを
ひっくり返してみたら、
確かにいろいろな大きさがあるではないか！

普通の通常サイズ（約1.5cm）は
『bille』（ビーユ）＝「ビー玉」。

これよりひとまわり大きいサイズ（約2.5cm）は
『boulet』（ブレ）、『calot』（カロ）（パリ）、
『berlon』（ベルロン）などネットで調べると
10個近くの言い方が出てきました。

「地方によって言い方が違う」
「いや年代によってだ」
などフランス人たちの意見もバラバラで、
真相はいまだわからず。

通常サイズよりも小さなミニサイズ（約1cm）は
『mini-bille』（ミニ・ビーユ）。
そして卓球の球のような大きさのサイズ（約4cm）は
『mammouth』（マム＝マンモス）
『baleine』（バレンヌ＝鯨）、
『bigaro』（ビガロ）などと呼ばれているようです。

▲真ん中が普通のビー玉。
いちばん左が「クジラ」とか「マンモス」と呼ばれるサイズです。
いちばん右はおはじき。
ビー玉ほどではないけれどおはじきもフランスでも子どもたちの大好きな遊び。

フランスのビー玉の遊び方や歴史を
説明するサイトを読んでみると、
8mm、14mm、16mm、20mm、25mm、35mm、
45mm、50mm以上
などすごく細かくビー玉の名称が説明されていたりして
思っている以上に奥が深そうなビー玉の世界。

日本では大きさによってビー玉の名称が
変わったりするのかな？　したのかな？？
日本の小学生たちって今でもビー玉で
遊んだりするのかな？！
今も昔も変わらぬフランスの小学生たちの遊び。
なんだかかわいいなあって思いながら
一大ビー玉ブームを一緒に楽しんでいるよ♪

▲これがボクの兄弟、プチモンスターのコレクションだよ。
大きくなったお兄ちゃんやお姉ちゃんからのおさがりいっぱい！
おはじきもたくさん混ざってるよ。

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