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ねえねえ、知ってる?!
ボクの飼い主のまりこちゃんが
「適当大王国」といつも
一言でずばっと表す、おフランス。
何もかもが
と〜ってものんびり、ゆったり。
そんなわけで、工事関係も
ありえないほどゆったりのんびり。
「亀」さんペースだということを。
(あっ、しかもただの「亀」さんじゃなくて、
「適当」な亀さんってことも加わるね。)
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そうそう、今日はおフランスの工事の話。
工事が無事に終わったら、
ありえない工事の過程のお話とかを、
ここで記事にして結果報告し〜よおっと♪
と、思っていたことがあります。
しかし、まったく進まず、
いつ終わるかわからないので
もう待ちきれず。
今日は中途半端に報告してみます。
工事がいつまでたっても終わらない。
我が家の今の状況です。
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ボクんちの水漏れ事件があったのは、
2011年の秋。
古い建築物がたくさん残るパリ。
17世紀、18世紀の建物ですら
当たり前というパリ。
水回りにはじまり、住む家はたいてい
どこも問題だらけ。
だからね、ちょっとやそっとのことじゃ
驚かないパリの生活なんだけど‥‥。
問題は、問題が起ったあとの進み具合なんだよね‥‥。
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2011年の秋に起こった
我が家の水漏れ事件から生じた工事、
それにまつわる数々の事件、
(工事に来た人の失敗のせいでさらに
問題が大きくなるとか、そういうこと!
トイレの蓋が、壊れたり!)
それに伴う話し合い、
それに伴う保険会社のチェック、
それに伴うクレーム、
それに伴うお返事‥‥って、
なにもかもがゆっくりペースで、
しかも、「ボクのせいじゃない」の言い合いで
スムーズに進まない、おフランス。
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ちなみに写真の右上。工事のムッシューたち、
汚れたら拭く用のタオルとかも持って来ないので、
「タオルはあるか」と言われてなくなく提供した
我が家のバスタオルなのです〜。
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1年半たった今も、
トイレのタイルがガビガビにはがされている
工事の爪痕は生々しく、
そしてリビングの床が傷つけられまくっているのも
生々しく残ったままで、
ボクんち、ちょっと素敵ではないです。
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でもようやくきれいにする工事が
始まりそうな2013年なんだ。
まったく、すべてがゆっくりすぎるよね。
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「ボクのせいじゃない」のなすりつけ合いで、
なかなか工事は進まないうえ、
工事に来てくれた人たちは、お昼休み、
2時間くらいどこかにいなくなってしまうし。
工事をしながら携帯電話でお話とか、
タバコぷかぷかとか。
ゆ〜〜〜ったり、ペースです‥‥‥‥‥。
ちなみに、
今はアパート全館の屋上工事が行われていて、
毎日工事のお兄ちゃん達が出入りしますが、
すご〜く汚れたシートなどは
そのままにして、帰ります‥‥‥‥‥。
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このときも、工事初日、扉を開けたときは
ギョッとしましたが…。
そ、そうだよね。
ここはおフランス。
自分たちの工事のことしか
考えていないよね…。
安全第一で、できるかぎり周りに
迷惑のかからないように帰ってくれる
なんて、ないよね…。
と。
今じゃ砂とホコリとくずだらけの
シートを見ると、
「あっ、まだ終わってないのね。工事。
兄さん達よ、今日もがんばっておくれ。」
としか思わないようになりましたよ。
(と、いうことにしておこう…。ぶつぶつ…。)
さらにこの屋上工事。
今日も朝からガリガリガーガーやっていると思ったら、
上から降り落ちて来る残骸が、
テラス中にいっぱい。。。
バブーの足元とか、テラスのテーブルの上が
黒い残骸でいっぱいなの見えるでしょうか。。。
こういうケアももちろんしてくれないのがおフランス。
散らかすだけ散らかして帰ります。
テラスに干してある洗濯物ももう一回やり直しです。。。
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水漏れ事件で掘られた
ボクんちの床とか、
一体いつきれいになるのかな‥‥。
日本の早くて安全できれいな工事の仕方って、
本当にすごいな〜って
毎日、ボク思うんだよね。
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