| さて! 『味写道』の発売を記念してお送りした 味写名作選も、今回でラストじゃぞい! |
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| それでは早速、 なつかしの名作を見て参りましょうか。 |
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| ふむ! まずは『味写道』からこの一枚じゃ! |
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| お便りによりますと、 投稿者さまのお店に来るお客さんだそうです。 |
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| 普段はなにをやっとる人かの? |
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| 現在は無職だということです。 |
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| なんというか、見たまんまじゃな。 |
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| 全身で無職を表現されています。 |
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| いや、無職さえ越えておる。 これはもはや‥‥「無」じゃ! |
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| たしかにこの写真に メッセージ性は皆無でございます。 |
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| 「喝!」であると同時に「天晴れ!」。 これかれも無職に精進して欲しいぞい! |
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| ちなみに手前に方のニット帽についている芝生も 尋常でないですね。 では二枚目です。 |
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| これは『味写入門』に収められた問題作じゃな。 |
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| 世界遺産のスフィンクスを前に、 ガイドの人が指さしているのはぜんぜん違う場所。 |
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| いったい向こうになにがあるんじゃろうか? |
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| おもしろい看板でもあるのでしょうか。 |
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| しかし何度見ても この写真のデタラメぶりはすごいな。 |
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| 世界遺産を無視するガイドさん、 手前には疲れ切ったおばさんが見切れてます。 |
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| ぜんぜん種類の違う情報が まったく整理されないまま写っておる。 カオスを通り越してもはやアートじゃ! |
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| はい。写真の新しい可能性は このガイドさんの指差す方向にあるのでしょう。 |
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| それでは再び『味写道』からこの一枚じゃ! |
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| もう! お父さん!!(笑) |
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| 大人と子供の境界が これほど取り払われた写真はありません。 |
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| いったいなにが起きてるのか理解に苦しむが、 理解する前に笑ってしまう。 |
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| 風船を頭に巻いたお父さんの気持ちになって 鑑賞したいです。 |
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| 「ねえねえ! どちたの? どちたの~~~~?!」 |
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| 「きゃはは、パパ、あれ見て!」 | |
| 「なになに?」 | |
| 「あそこにチョウチョいる!」 | |
| 「‥‥蛾だよ」 | |
| それでは次も『味写道』からの作品です。 |
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| これはいったいどういう状況じゃ‥‥ |
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| これもまた理解に苦しむ作品ですが、 なにか直接胸に訴えるものがあります。 |
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| 汚れたパンツの少年が切ない‥‥ |
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| 女の子のかわいい笑顔との対比がいいですね。 |
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| みっともない姿を女の子に笑われとるんじゃろうか。 しかしなぜじゃろう? |
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| なんですか? | |
| この少年の立場がものすごくうらやましい! | |
| ‥‥それは師匠がヘンタイだからじゃないですか? | |
| そうか、では新しい快感の扉がひらいたところで、 ラストの作品じゃ! |
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| 実はこの作品が 味写をはじめるきっかけになった一枚だそうですね。 |
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| そうじゃ。 けっして上手い写真とはいえんが、 この写真に流れるなんともいえんユーモアと 幸福感を伝えたくて 「味写」という言葉をつくったのじゃ。 |
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| 意味はないけど、味はあるというわけですね。 |
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| ささやかな日常の中にこそ、 きらめく奇跡が存在するのじゃ。 |
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| それにしても屋根の上、ひと多すぎですね。 | |
| 絶対何人か、サボっとるよな。 | |
| 名作スペシャルは以上となります。 | |
| いやあ、さすがに見応えがあったぞい! | |
| 味写に賛同して作品を送ってくれたみなさまに あらためて感謝します。 |
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| みなさまのおかげで二冊目の味写本 『味写道』が完成したぞい! |
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| はい、お手元に置くだけで幸せになれる、 またプレゼントにも最適の一冊です。 |
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| よし、最後の宣伝もバッチリ決まったな! 人が写真をとり続ける限り味写は不滅じゃ! またいつの日かお会いしましょうぞ! |
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| それではみなさまの日常に、幸アレ!!(茶柱) | |
| (味写名作選を終わります) |
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![]() ※こちらの応募は閉め切りました。 ![]()
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| 2014-10-05-SUN |


























































































