Le salon de Marie マリーな部屋

「パンがないのだったら、ケーキを食べればいいのに。」と、
マリー・アントワネットは言ったのだそうだ。
どうせ、そういう話はよくできたウソなのだろうが、
ケーキがパンのかわりになると思っているマリーの気持ちが、
もひとつよくわからない。
ぼくは、ケーキを食べて腹をふくらませることなんて、したくない。
マリーはどうかしている。

しかし、とんでもなくお菓子が好きな人間というのは、
ほんとうにいる。ぼくは、そういう人を、ひとり知っている。
しかも、マリーという名である。日本人だ。
彼女は言った。
「わたしは、パンも食べるし、ケーキも食べる」
なんのこっちゃ?

そのマリーは、お菓子のことを語るときと、
お菓子を食べているときだけ
ほんとうに真剣な表情をみせる。怖い。
悪いひとじゃないのだろうが、怖いのはほんとうだ。

そんなマリーが、
「いま、ぜったいにたべるべきお菓子はこれだ!」と
ほんとうに真剣に語るのが、ここ。
「マリーの部屋」なのだ。
わたなべ まり プロフィール
illusttarion koharu

灼熱の夏に、
さわやかなレモンチョコバウムを。

残暑お見舞い、申し上げます。

といいながら、
「暑」っていう字すら
あんまり書かない方がいいんじゃないかと
思うほどの酷暑。。。
水分と、ミネラル、塩分も補いつつ、
なんとか乗り切りましょうね。

そして、
こんな時期には、レモンがよさそうです。
すっきり、さっぱりした気分になるレモン味の
いろいろなバージョンがあふれる夏、
飲みものにも、ポテトチップスにも、カップ麺にも。

このレモンも、さわやかです。



レモンチョコがけのバウムクーヘンです。

バウムクーヘン、人気ですよね。
いろんな有名店があって
いつもどれにしようか迷うほど。

ここは、膨張剤や香料、乳化剤を
つかわずに焼きあげているので
消費期限は短いのです。

でも、ふんわりとしっとりの加減が絶妙です。
甘さもほどよくて、やさしい味わいに
どこか懐かしさも感じるような。



手前の、半分コーティングされてるのが
レモンチョコバウムで、
奥が、スタンダードなバウムクーヘンです。

レモンチョコバウム、
けっこうレモンの酸味がきいてます。
お菓子のレモン、くらいの気持ちでいくと
ん??と思うレベルのレモンチョコ。。。

レモン好きには、フィットするのでは。


個包装のパッケージには、象のデザインが。
遠い昔から、神さまの使いとして愛されてきた象、
その象の鼻でできる輪をみた人は幸せになれるとか。

お店の名前の由来だそうです。

灼熱のひなたを避けつつ歩く日も、あと数週間。
残りの夏、
どうか穏やかに、幸せに過ごされますよう。


わたなべ まり


10年前、公園で雪の前日に震えていた子、とは
思えないほどのリラックスぶり。。。
”ぐり”の記憶は、もはや
ここで生まれたと改竄されてる気配です。




boutique où je l'ai acheté 今回、買ったお店

マリーが今回買ったのは、兵庫県芦屋市にある
「ELEPHANT RING」のバウムクーヘン。
膨張剤、保存料、乳化剤は使用せず、
職人さんが1本ずつ焼き上げているそうです。
バウムクーヘンは、S、M、Lのホールサイズと、
4分の1のサイズにカットした厚さ1.8センチの
個別包装のカットサイズが。
さらにそこにレモンチョコをディップがけした
夏季限定商品の「レモンチョコバウム」もあり、
ことしは6月1日から販売がはじまりました。
(もともと8月末頃まで
販売する予定だったそうですが、
大変好評のようで9月も販売継続されるようです。)
今回紹介したのはその2つが1箱に入った
「レモンチョコバウム4個&バウムカット4個セット」。
冷やして食べるのも、おいしいんですって。

website
Instagram


まえへ 目次へ
アーカイブ アーカイブ
  • 1988~2005
  • 2006~2011
  • 2011~2022
2022-11-30 weeksdaysなパネトーネ! 2022-12-24 小さな白い森のクリスマス。 2023-01-01 お正月から、バタークリーム! 2023-02-14 ガトーショコラと、チョコバーと。 2023-03-03 桃カステラのひなまつり 2023-05-16 生活のたのしみ展の、あとのたのしみ! 2023-06-30 あたり前田のちっちゃなロングセラー 2023-07-31 真夏の生ノースマン! 2023-08-30 ゆく夏のアイスサブレ 2023-09-29 十五夜に、ちいさな大福。 2023-10-30 黒い顔のひつじが誘うハロウィーン 2023-11-30 ずっと変わらないおいしさのクッキー、
盲導犬たちとともに。
2023-12-24 クリスマスに
ツッカベッカライカヤヌマのシュトーレンを。
2024-01-01 年のはじめ、
ちょっと特別なカステラなど。
2024-02-03 節分に、風雅な豆菓子を。 2024-02-14 ハッピーバレンタイン!
スヌーピーと、谷川俊太郎さんと。
2024-03-03 ひなまつりだけど、キボリーヌ。 2024-04-26 桜いろのゼリーに、お祝いをこめて。 2024-06-04 ジブリ!! 2024-06-28 初夏に、涼しげなカカオゼリーを。 2024-07-21 レオとパフの、宝石みたいなタルト。 2024-08-27 そうでなくても暑いのに、激推しビスケットです。 2024-10-01 小さな名月みたいなリスのマカロン 2024-10-29 ハッピーハロウィンの湯の花せんべい 2024-11-27 生ドーナツの奇跡。 2024-12-20 ちいさな、ちいさなメリークリスマス。 2025-01-01 柿衣で、よい春を。 2025-02-02 2月2日の福はうち。 2025-02-12 まぼろしの麗しザッハトルテ 2025-03-03 ひなまつりに、特別な一六タルトを。 2025-03-14 ハートの形のヴィクトリア。 2025-04-20 イースターに、とっておきのうさぎケーキ。 2025-05-15 りかさん、ありがとう!風薫る季節の笹だんご 2025-6-13 帝国ホテルのブルーベリーパイを谷川俊太郎さんに。 2025-7-22 祝50周年! 山手のエレーナ