Le salon de Marie マリーな部屋

「パンがないのだったら、ケーキを食べればいいのに。」と、
マリー・アントワネットは言ったのだそうだ。
どうせ、そういう話はよくできたウソなのだろうが、
ケーキがパンのかわりになると思っているマリーの気持ちが、
もひとつよくわからない。
ぼくは、ケーキを食べて腹をふくらませることなんて、したくない。
マリーはどうかしている。

しかし、とんでもなくお菓子が好きな人間というのは、
ほんとうにいる。ぼくは、そういう人を、ひとり知っている。
しかも、マリーという名である。日本人だ。
彼女は言った。
「わたしは、パンも食べるし、ケーキも食べる」
なんのこっちゃ?

そのマリーは、お菓子のことを語るときと、
お菓子を食べているときだけ
ほんとうに真剣な表情をみせる。怖い。
悪いひとじゃないのだろうが、怖いのはほんとうだ。

そんなマリーが、
「いま、ぜったいにたべるべきお菓子はこれだ!」と
ほんとうに真剣に語るのが、ここ。
「マリーの部屋」なのだ。
わたなべ まり プロフィール
illusttarion koharu

やさしくて、おいしいオバケくんと、
HAPPY HALLOWEEN!

ハロウィーンに、これは!
と思うクッキーをみつけました。

かわいらしくないですか??
この、キョロっとした瞳。


最近のハロウィーンは
なかなかコワイ系のものも流行ってるなかで
オバケくんと名づけられた
このビスケットのまわりだけ、
なんだかふわ〜んとした空気が。


オバケくんは
バターたっぷりのショートブレッド、
オバケくんが見あげてる星は
かぼちゃ風味のクッキーです。



実は、
仕事の資料、読まなきゃな〜〜
なんて思いながら、ぱらぱらと
ハロウィーン菓子をネットでみてたのですよね。


常々、やらなきゃいけないことがある時ほど
しかも、〆切とかが近いほど
さまざまな寄り道をしたくなるものです。
甘いものを探すというのは
最高の寄り道、最上の逃げ場なのですね、日常の。


そんなとき
ん??と目にとまったのが、このオバケくんでした。
さっそく取り寄せてみて
(こういうときの行動は早いのです)
かわいいなぁ〜としばし眺めてから
詰め合わせのコーヒーと一緒にいただいたら。。。


なんと、ものすごくおいしいではないですか!


え?どこの、どういう出自なのだろう??と
調べたところ。。。

ホームページをみつけて
開いて見ると、


「北海道の東のはしっこ根室のアトリエから
ゆったりと広がる風景の中で
健やかに育まれた上質素材からつくるお菓子を
お届けいたします」


。。。根室?北海道の東のはしっこ??


わたし自身は、SNSをしないものの、
Instagramもさがしだしてのぞいたら、
思わず見入ってしまう
大自然のうつくしい色合いと
豊かな恵み、
そして、厳しいなかにも
大地の鼓動が感じられる投稿が。





そうかぁ、ここからやってきたのかぁ、
オバケくんと星たちは。

素敵なところでうまれたのだね、と
その佇まいとやさしいおいしさに納得しつつ、
その分、
よいものを作れる分だけ作っていらっしゃる様子が
伝わってくるので
もしかしたら、また会えるのは
次のハロウィンになっちゃうかな、とも。


いやいや、
うちにいながらにして
遠くはなれたところのことを知って
そこでうまれたものを味わえるなんて
どれほど便利でありがたい世の中になったことかと
今更ながらに実感しますけれど、
反面、その場所ごとの
リズムや空気は乱さずに
ゆるくおつきあいできたら。。。と
願う秋です。


また、いつか、無理ないときにね!
オバケくん。
HAPPY  HALLOWEEN 🎃



わたなべ まり

かぼちゃが大好物のスヌー。
オバケくんに見つめられるなか、星をねらってます。。。




boutique où je l'ai acheté 今回、買ったお店

北海道・根室をベースにした焼き菓子屋さん。
野﨑敬子さんと中村美也子さん、ふたりの女性が
道東を中心とした食材を使っての
お菓子づくりをしています。
この「オバケくん BOX★彡」は
ハロウィン用の限定商品として通信販売されたもの
(販売は終了しています)。
北海道産の有機醗酵バターや小麦粉でつくられた
「オバケくん」のショートブレッドが2枚、
かぼちゃ味の星型クッキーが10枚、
そしてドリップコーヒー4袋がセットになっています。
コーヒーはショップのオリジナルブレンド。
札幌の「杉谷珈琲」さんによる焙煎で、
お菓子に合う、やさしく、深く、おだやかな風味です。



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