糸井重里
・ずいぶん昔から、「五月病」ということばがあります。
新学期やら、新入社やらが四月にあって、
季節も冬が終わって気温も上がってきたりして、
なにかと環境の変化も多くなるところに、
ふいに(というわけじゃないんだけど)
ゴールデンウィークがやってくるんですよね。
で、その連休が終わったら、
「まだ慣れきってない日常」がやってきます。
これでは、子どもだろうが大人だろうが、
「なんだか調子出ないよ」ということになりますともさ。
だいたい「変化」というのは、すべてストレスですってよ。
新しい環境だとか、困難なことだとかももちろんですが、
前より「うれしい」ということもストレスらしいです。
こうなるともう「五月晴れ」だとかもストレスですよ。
いろいろ考え合わせると、苦笑まじりに言うんだけど、
五月に元気いっぱいな人なんていないんじゃないか?!
あんたはどうなんだ? あ、おれっすか?
もちろんダメダメですよ、「五月病」とは言わないけど。
周囲の人たちにも、愚痴ばなしとして聞いてみると、
「だいたい五月はよくない」となにかの法則のように言う。
やっぱりな、そうだろうと、妙になかよくなったりして。
明治時代とか、江戸時代についてはわからないけれど、
ぼくが思うには、ずっと日本の五月って、
人が調子をくずしていたんじゃないですかね。
だとしたら、生きる知恵として、
不調な五月を生き抜くためのなにか「行事」
のようなものがあるんじゃないかと思うんだけどなぁ。
あ、あった。「端午の節句」でしたね。
季節の変わり目で病気が流行りやすいので、
「邪気払い」の意味で、武者人形を飾ったり、
風のなかを泳ぐ鯉のぼりやらに願いを込めていたと。
そうか、ついつい連休にばかり気を取られていたけれど、
「行事」としての「節句」を大事にしなきゃいけなかった。
ま、いまさらぼくなんかが思いつくのは、
もっと柏餅を食べようというくらいなんですけど。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
この愚痴っぽさが、ぼくの五月を表しているのかもしれない。
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