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このコンテンツは、 明日から始まる本編へのプロローグとして、
お互いに写真を撮りあいながら、 |



| なんか、しんせんだね。 |
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| しんせん(笑)、あたらしい。 |
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| 女性の乗組員がふたりで語り合う記事って、 あんまりないでしょ? |
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| そうかもしれない。 |
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| じゃあ、しんせんなきもちで、 はじめましょうか。 |
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| はじめましょう、三國万里子さんのお話。 |
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| そもそも、三國さんのことをしったのは、 その本だよね。 |
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| そう。 『編みものこもの』。 資料として誰かが買ってきたこれをみたのが、 わたしの最初の三國さん体験。 |
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| もしかしたらその本は、 わたしが買ってきたのかもしれない。 |
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| そうか、そうかもねー。 |
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| いずれにしても、 これがもう、超かわいかった。 |
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| 超かわいい。 |
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| びっくりしたよね。 |
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| 「すぐに編みたい」と思った。 |
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| で、いきなりこのミトンを編んじゃった。 |
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| うん。 |
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| すごいよ、こんなに高いハードルから。 |
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| だってこのページをみたら、 編みたくなるじゃない? |
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![]() 協力: 文化出版局 編みものこもの |
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| ああー、かわいいー。 |
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| もう、これがつくりたくて、 この本を持って毛糸屋さんに行って、 写真をみせて、 「これを編みたいんです!」って(笑)。 |
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| いいじゃん、いいじゃん! 手に、つけてみてー。 |
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| ‥‥よいしょ。 じゃーん。 |
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| いいね、いいね、かわいいねー。 「幸せ〜」みたいな(笑)。 |
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| なんちゃんだって、 すごいのを編んでるじゃない。 |
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| わたしは、セーター。 まだ途中だけど。 |
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| 三國さんのを編むのは、これが初? |
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| そう、初。 わたしも編みものはわりと昔からやってるので。 |
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| それにしたって、やっぱり、 最初にセーターはないでしょう(笑)。 |
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| だってこのページをみたら、編みたくもなるよ。 |
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![]() 協力: 文化出版局 編みものワードロープ |
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| あー、かわいー。 これは三國さんの2冊目の本だよね。 |
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| なんだろう? このかわいさは。 |
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| なんだろう‥‥編むのは好きだから ときどき本を買って 編んでみたりしてたんだけど、 なんかこう、 いっつもモッサリしちゃってた(笑)。 |
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| あ、わかる、モッサリする(笑)。 妙にダボッとしたセーターとかになっちゃう。 |
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| ほんとにほしいものが編める本って なかなか、なかったんだよねー。 |
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| そこに彗星のようにあらわれたのが‥‥ |
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| 三國さんの本。 モッサリしてなくて、 サイズ感がほんとにかわいい。 |
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| ぱっと見て、ふつうに、 「これに載ってるのはほしい」って思ったもん。 |
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| ほしいものが、編める。 |
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| 手作りはたのしくて大好きだけど、 それですてきなものが手に入るとは あんまり思ってなかったよね。 |
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| そうそう、愛着はあるけど、それはそれ。 ほんとにかわいいのは、 やっぱりお店で買うものだと。 |
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| ところが三國さんの本だと、 売っているようなものが うまくいけば自分で編めちゃう。 これは、ひゃっほーでしたよ。 |
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| という感じで、 三國さんの本に夢中になったわたしたちは、 ワークショップに行ってきたんだよね。 |
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| そう。 どんな人なんだろう? と思って。 去年の11月に、 靴下を編むワークショップへ。 |
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| うん。 |
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| 初めてお会いする前に ちょっとウワサは聞いていました。 |
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| そのウワサは‥‥ 「三國さんという人は、 朝起きたらまず白湯を1杯飲んで、 それからロックの音楽を聴きながら 延々と編みものを続ける人なんです」っていう。 それ、どういう人なんだろう?(笑) |
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| で、お会いしてみて、 「なるほどー」と。 |
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| 「あ、こういう人なんだ」って思ったよね。 とても、さっぱりしたかたで。 |
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| そう、凛としているというか。 編みものの人だから、 乙女っぽい雰囲気も予想してたんだけど、 そうではなくて。 |
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| さばさばしていて。 |
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| きっぱりとも、されていて。 かっこいいかたでした。 |
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| うん、うん。 |
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| ぜひみんなにご紹介したいし、 わたしたちも もっと三國さんのことをしりたい、と。 |
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| はい。 それで今度は、 12月の展覧会へ、取材にお邪魔しました。 |
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| あ〜。 |
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| 『長津姉妹店』 アット、吉祥寺ギャラリーフェブ。 これはそのときのDMでーす。 |
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| ああ〜。 |
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| ふだんは別々にものづくりをしている 妹の料理家・なかしましほさんと、 年に一度だけ開くお店が 『長津姉妹店』なんです。 ちなみに「長津」というのは、姉妹の旧姓です。 |
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| あああ〜。 |
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| 毎年続けてきた『長津姉妹店』は、 去年の12月で、ひとまず終了だとか‥‥。 |
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| ああああ〜〜〜。 |
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| なんちゃん(笑)、 これに行けなかったんだよね。 |
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| ほんとにもう、残念! どうしても避けられない用事が入って! |
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| なので、わたしが行ってきました。 |
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| ‥‥やっぱり、すてきだった? |
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| そりゃあ、もちろん。 |
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| いいなぁ〜。 ‥‥どんなふうに?! |
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| そこからが、本編ですよ。 |
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| え? なに? どういうこと? |
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| だから(笑)、 その展覧会の様子をレポートするところから、 このコンテンツの本編がはじまるんです。 |
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| あ、なるほどー、そういう構成なのね。 |
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| 展覧会の朝は、 ほんとにすばらしかったんだよ。 |
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| そっかー。 |
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| そこで起きたこと、 ひとつずつレポートしていきますね。 |
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| たのしみ〜〜〜。 |
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![]() (本編へ、つづきます) |
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このコンテンツは、この2冊との出会いからうまれました。 三國さんの世界を、ぜひおてもとに。 |
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| 担当編集者が語る、三國さんのこと(前編) | 2011-04-01 |
| 担当編集者が語る、三國さんのこと(後編) | 2011-04-04 |
| 春なのに、ミトンを編みます。 | 2011-04-05 |
| 三國さんの作品を抽選で4点、販売します。 | 2011-04-13 |
| 最終回です。 | 2011-04-28 |
イラスト/木下綾乃 |