気仙沼のほぼ日 気仙沼のほぼ日とは
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2011/12/22 07:40
灯り

気仙沼でも、毎年師走になると、
町のあちこちで、
綺麗にイルミネーションが飾られたり、
建物や通りがライトアップされていました。
もちろん、クリスマスシーズン!
ということもあるけど、
年末に故郷に帰ってくる人々をお迎えしようと、
大晦日や年明けまで、
ライトアップしている場所も多かったようです。

今年は、節電云々ではなく、
津波で、イルミネーションやライトが流されたり、
‥‥というか、飾られていた場所まで、
流されてしまっている方が多く、
それを思うと、イルミネーションを見ると、
複雑な気持ちにもなります。

それでも、街灯や、家の灯りが
少なくなってしまった場所に、
いつもと同じ灯りが灯ると、
ホッとした気持ちになります。

写真は、家の近くの、アーバンさん
という建物のイルミネーション。
こちらの建物も津波の被害を受けて、
現在は使われておりませんが、
今年も、綺麗な灯りが灯りました。

夕方になると、ママとお子さんたちが
「綺麗だねえ」と眺めに来て、写真を撮っています。
そんな光景が、いつもの師走らしくて、
嬉しくなりました。

(*kazue*)


 

2011/12/21 10:53
山もたくさんある

青森から宮城まで連なる、北上山地。
宮城県に入ると、
それほど高くない山が続きますが、
それでも山は山。
気仙沼は港町で知られていますが、
じつは山もたくさんあるんです。

ということで、山の話題を。

こないだ、ちゃぶ台をいただきに、
登米市にある、
もくもくランドへ行ってきました。
気仙沼市内から車で1時間半、
南三陸町からは20分の山あいにあります。
そこで見つけた
アカシアの木製バターナイフ、
手になじんで離れなくて、
3本買っちゃいました。

バターをすくうにはもちろん、もってこい。
明太子や塩うにをちょっとすくうのにも、
ちょうどいい。
のりの佃煮とか、瓶詰めは何でもござれ。
って海の使いみちばかりでるあたり、
やっぱり山と海が近いんだと思いました。

(KENJI)


 

2011/12/20 10:33
宮脇書店

この辺でいちばん大きな書店が
港のそばにありましたが、
海のもくずと化しました。
オーナーさん、
震災直後は店をたたもうか
考えたそうです。
だって、20万冊も流されて、
地盤沈下でお店の駐車場が
干潟みたくなってしまったんですから。

でも、復活を決めました。
そしたら版元さんや卸屋さんが
次々と協力してくれて、
5月には移動販売車が、
夏には関連会社の敷地で
青空書店が開かれました。
オーナーさん曰く、

「やるって決めたら
 色々な方が協力してくれた。
 ありがたい。」

と。

そして、24日には、新しい敷地でオープンします。
本好きには、
最高のクリスマスプレゼントになりそうです。

(KENJI)


 

2011/12/19 11:52
ホヤぼーや

サンマの剣にホタテのベルトを身にまとい、
ときどきサメに乗る。
気仙沼が誇るゆるキャラ
「海の子ホヤぼーや」。

震災前は
「ホヤぼーやがリフトにちょこんと乗ってた!」
「バスに乗ってたよっっ!」
のサプライズ目撃情報を聞く度に
「見たい!会いたい!どこにいるの?」
と思ってました。

動かないオブジェのホヤぼーやも
町のあちこちにありました。
あの川沿いの「スカートをはいたホヤぼーや」や
海が目の前の「プロムナードのホヤぼーや」
無事だったのか?
それとも、海に帰ったのか‥‥?

安否は気になる所ですけど、
助かったオブジェたちは
何処かに避難している事でしょう。

たまに友人から
「基幹農道に、ホヤぼーやがいたよ!!」
との情報を貰うと、
無性に会いたくなっちゃいます。
それぞれ雰囲気が微妙に違う
手作り感たっぷりの「ホヤぼーや」。

そんなホヤぼーやたちを見比べて、
探しに行く旅も楽しいかも!

地域の人達の目撃情報をGETして
「ホヤぼーやを探す旅!」
試してみてくださいな〜。
最近では、
南町の「屋台村」に鎮座するホヤぼーやも。
この写真にある
手作り感たっぷりの顔出しパネルは
市役所のワンテンビル内にありますよ〜。

(こまっちょ)


 

2011/12/18 09:03
シェア

震災後、
『力を合わせるって、素晴らしい事だなあ!』
って思っていたこと。

理美容のお店に目立っていた事なのですが、
無事だったお店や、
被災しながらも再開したお店などの方々が、
店舗を失ったお店と場所をシェアして、
営業再開するお店が多かったのです。

写真のように、
時間帯でシェアするお店もあれば、
曜日違いでのシェアもあり、
並んだ鏡で一緒に営業されてたお店もあれば、
訪問美容を外で行う間、
別のお店がその場所で‥‥というのもありました。

他の業種では、なかなか難しいことだと思うのです。

これって、普段から
理美容関係の方々の結束が固いからこそ、
すぐ手を差し伸べたり、力を合わせることが
出来たんじゃないかなと。

12月24日、新しく南町に出来る復興商店街には、
理美容のお店が、5軒入るそうです。
やっと、おめでとうが、言えます!

(*kazue*)


 

2011/12/16 20:29
みなみまちcadocco、いよいよお披露目。

12月24日にオープンする
気仙沼復興商店街「紫市場」に先駆けて、
お向かいの「みなみまちcadocco」が
12月18日(日)午前11時
ついに、お披露目でーす!

震災後、遊び場がめっきり無くなった
子供達のために
安心して部活やダンスの練習場所したり、
不定期でワークショップを開催したり、
そんな風に、みんな一緒に楽しめる
スペースになればと思っています。

オープニング当日は、
気仙沼小学校、気仙沼南小学校の
ブラスバンド演奏、
八幡太鼓ジュニア演奏などを予定。
また、当日、来てくれた子供たち
先着50名には、
クリスマスプレゼントもありますよ!
さらに、午後1時からは
指と毛糸で編むマフラーのワークショップと
アニメーションと音楽のライブも。

寒い冬にぴったりの
お気に入りマフラーを編んで、
映像と音楽を楽しみませんか?
みなさんのご参加お待ちしておりまーす。

「指で編むHappy Cap」のワークショップ

日時:12月18日(日)午後1時〜午後4時まで
場所:みなみまちcadocco
参加費:無料
対象:小学生以上、大人もOK
定員:なし
用意するもの:なし
(好きな極太の毛糸2玉のご持参も歓迎です!)
企画:テオの帽子アトリエ・松本由伎子
   映像作家・松本力
   音楽家・VOQ(ボック)

(こまっちょ)


 

2011/12/15 10:57
フカヒレ

気仙沼と言えば、
鰹に、秋刀魚に、ふかひれ・・・
日本中だけじゃなく
世界にも誇れる漁港です。
震災前のようにはいかねども
ふかひれの加工もようやく再開、
気仙沼ほていさんの
「濃縮ふかひれスープ」も
復活してますよ!

自宅でも、お歳暮でも、お中元でも、
なんでもっ、
ほんとに活躍してもらってたので、
またひとつ、気仙沼セレクションの幅が
広がりました。

そうそう、気仙沼ほていさんは、ツナ缶も美味!
小学校の時の工場見学でいただいた
缶詰の、旨かったこと〜〜。

それ以来のファンなので、
営業再開、待ってましたーーーーー!

一歩一歩、進みはじめてる、気仙沼です。

(こまっちょ)


 

2011/12/15 10:14
ヴァンガード

たまには、、、と思い立ちコーヒータイムをします。
そこは、3.11大震災で大津波被害を受けましたが、
友人達の手を借りていち早く復活した
「ヴァンガード」 です。
コーヒーの他、
カレー、ハンバーグ、パスタ、トーストが
以前の味で楽しめます。
ピザがまだなので、待ち遠しいなぁ〜。
たまの小休止、いいもんですよね。

(seiko)


 

2011/12/14 10:51
包丁研ぎ

お買い物客でいつも賑わう、
JA南三陸の産直『菜果好(なかよし)』の駐車場に、
不定期で現れる、包丁研ぎのおじさんたち。
気仙沼シルバー人材センターの方々です。
数百円で、丁寧に研いで下さいます。

パプリカやトマトが、すぱっと切れたり、
お刺身が、角がぴしっと切れたり。
包丁が良く切れると、料理が楽しくなるというか。
自分の料理の腕が上がったかのような錯覚が!

写真を1枚と、お願いしましたら、
それまで、人懐っこくお話していたおじさんたち、
照れくさそうに、目線が仕事に戻ってしまいました。
でも、みんな、なんだか楽しそう。
やっぱり、仕事があるっていい事だし、
お客様が来てくれるって、ありがたい事だし。

お寒い中、お疲れ様です!
おんちゃんだぢ、風邪ひがないでねえ。

(*kazue*)


 

2011/12/12 15:52
かどっこ

地盤沈下で子ども達の遊び場が減ったので、
子どもの集会所をつくっています。
名前は「かどっこ」。角にあるからです。
もともとは薬局だったビルの1Fを、
地元の青年会が借りて
太鼓の練習やワークショップ、映画鑑賞会、
なんでもできるように
壁と床には麦わらを
圧縮したハーベストパネルを敷き詰めています。
内装工事がほぼ終わって、
今日は看板の取り付けです。
18日にお披露目会、
オープンは隣接する仮設商店街と一緒、24日です。

(KENJI)


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