♪チャッチャッチャラッチャ～ン
　チャンチャンチャ～ン
　チャチャチャラッ
　ベッドの～周り～に～
　何もかも脱ぎ散らして～
　週末～だけ～の～
　秘密の～部屋～　おどけて～

番組だと、このへんで拍手が！

わーーー！（拍手）

‥‥‥‥すごい。

‥‥‥‥ノリがすごい。

ついに、この日がきたな！

おーーーー！

ちょーーっと、
落ち着きましょうか。
ね、このままだと
わけがわからないから。

そやな。

えー、
今回はテレビ番組を感激しました。
さっきの歌は、
その番組のテーマソングです。
その番組とは‥‥
『探偵！ナイトスクープ』です！

わーーー！（拍手）
♪チャッチャッチャラッチャ～ン
　チャンチャンチャ～ン

はーい！　歌はもういいですー。
また、わけわかんなくなりまーす。

でもな、この歌を歌えるってことは、
どういうことか？
それはな、みんなしょっぱなから、
待ちかまえて番組をみてるってことや。

そうですね。

わたし、久しぶりなのに
歌えましたもん。

みなさん、しみついている。

そうや。
ドラマの主題歌かて、
こんなに思い出せへんで。

きょうびね。

きょうび。ほんま。たいがい！

はーい、もういっかい落ち着きましょう。
なんでそんなに前のめりなのか、
きょとんとしている読者も
いらっしゃいますよ。

そやな。
いったん落ち着こか。

『探偵！ナイトスクープ』は、
とくに関西で人気の高い番組なんですよね。

常識。関西では、常識です。

どんな番組かは、
「おおまかな紹介」のほうで
まとめますので、
そちらをぜひお読みください。
で、まあ、関西発の番組なので、
今回はこういうメンツになったと。

ぼくは生まれが大阪です。

わたしは生まれが京都。

わたしは大阪生まれ。

わたしも大阪です。

大阪３の京都１ですね。
ちなみにぼくは引っ越しが多くて
ふるさとはないようなものです。

コスモポリタンやな。

でも
『探偵！ナイトスクープ』は好きなので
混ぜてもらいました。
あと、母親が大阪で生まれた女です。

おおー。

現在の実家は、福島です。

福島いうたら、
西田敏行局長の出身地やないか！

すばらしい。

で、おがわさんは？

生まれも育ちも東京都です。

そんな彼女も混ざっているのが、
ポイントなんですよね。

そや。
こうして感激団で
『探偵！ナイトスクープ』を
やれるようになったんは、
おがわちゃんのおかげかもしれん。

いや、そんな‥‥。

なぜこのメンバーで
みることになったのか、
そのあたりを聞かせてください。

ちょっと前のことなんですけど、
夜遅くまで会社に残っていたときに、
ふいにキダ・タロー先生の
話になったんです。

「やっぱりキダ先生は
　すごいよね」、と。

そしたら、なんと、おがわさんが、
「誰それ？」って。

そらあかん。

「Ｇｏｏｇｌｅでいますぐイメージ検索」
って言ったんです、おがわさんに。

写真みたらわかるからね。

そしたらおがわさん、
「木田太郎」って漢字で入力してる。

‥‥え。

もってのほかや。

みっちゃん（山川）、すごい怒るんです。
あんなテンションのみっちゃん、
みたことなかった。

どんなテンション？

「漢字で木田太郎って、なに？！
　カタカナやん！　
　カタカナにナカグロやん！」

一同

（笑）

ナカグロ（・←これのこと）ね。

キダ、ナカグロ、タロー。

あまりの剣幕だったんで、謝りながら
「キダ・タロウ」って入力したら‥‥。

「ちがう！　最後は音引きや！」

音引き（ー←これのこと）ね（笑）。

みっちゃん、こわかった‥‥。

ごめんなさい（笑）。
キダ先生といえば
『探偵！ナイトスクープ』
っていうのは当然みんなが知っていると
思い込んでいたんです。
でも、知らないんだったら、
今からあれを知れるのは
すごいことだから、
ぜひ一緒にみましょう、と。

あのすばらしいものを
これから体験できるなんて
うらやましい、と。

そうそう、そうです。

それで、ＤＶＤをみました、先日。

みました。

みんなでみれたのがうれしかったです！

なーーー！

‥‥あの、
ぼくもたのしかったんですが、
関西の人はとくに思い入れが
強いですよね。

みんな好きでしょう。

関西では平均視聴率20％とかですよ、
しかも夜の11時過ぎなのに。

局地的には100パーいっとるで。

どこの局地ですか（笑）。

うち。うちの実家。
京都で商売をやってるんやけど、
ちょっとうちの両親は貪欲‥‥
じゃなくて商売熱心なんで
夜の12時過ぎに店を閉めるんですよ。
お客さんがまだ来るからって。
でも、金曜日だけは
ものすごく早く閉める。

一同

（笑）

「金曜日だけ閉めるの早いねん」言うて、
ザーッてシャッター閉めて、
ふたりともすでにお風呂も入ってて、
おかんはこう、ビニールのキャップかぶって、
おとんとふたり、きちんと並んで座って、
テレビのスイッチつけて、
♪チャッチャッチャラッチャ～ン
「なんやこれ！」と（笑）。

スガノさんは知らなかった（笑）。

そう、知らなかったの。
ナイトスクープが始まったのは
私が東京に出たころだから。
両親にそんな習慣ができてたとは。

わが家もそうでしたよ。
うちの両親は
９時くらいに寝るんですけど‥‥

早っ。

金曜の夜は必ず「夜更かし」とか言って、
フラフラになりながら笑い倒して寝てます。

ええなあ（笑）。

ぼくの場合は『ナイトスクープ』をみて、
うだうだするというのが、
中学・高校時代の
最高のウィークエンドでしたね。

次の日が土曜日っていうのもいいんです。

わたしは番組がはじまって１年くらいで
大学で東京に出たんですよ。
もう、泣く泣く引っ越して。

それは、おおげさやろ（笑）。

でもね、いまでもね、
番組があるときに合わせて
実家に帰るっていうのは、
本気であります。

わかります！

東京ではもう、とんでもない深夜とかに
やったりするから、
「なんで安定して
　ナイトスクープやらへんねん！」
って思ってたよね。

そうそうそうそう！！

いやー、アツいなあ。
まだぜんぜんＤＶＤの感想を
しゃべってないのに‥‥。

（つづきます）