今日のダーリン

・昨日は、「ほぼ日」の27周年の創刊記念日で、
 食べたりしゃべったり伝えたり変えたりして、
 たいへんお騒がせいたしました。
 お付き合いくださった皆さん、どうもありがとう。
 特に、サイトのデザインや使い勝手が変わったこと、
 「前のほうがよかった」というご意見は、
 必ずあるものだと覚悟していたのですが、
 おおむね受け容れてくださる方が多かったようで、
 一同、ほっとしています。
 
 それにしても、おどろきました。
 なにがって、27年間で「ほぼ日」がやってきたこと。
 なんで、こんなにたくさんのことがやれたのか、
 どうしてそんなにあれこれいろいろができたのか、
 いまさらながらびっくりしてしまいました。
 こういうことがあったねと言われたら、
 それは思い出せるんですよ、憶えているんです。
 でも、じぶんからあれがあったこれをした、
 というようなことを思い出すことは、ほとんどない。
 ざっくりいえば、ほとんど忘れて生きているんです。
 経験として身についているというのはあるでしょうが、
 ふだんはまったく忘れていますねー。

 いったん思い出モードになったら、
 詳しすぎるくらいに記憶がよみがえるのですが、
 なかなかそういう機会はないなぁ。
 なんとなくですが、「いま」のことばっかり
 考えているような気がするんですよね。
 そうなんです「さき」のことも考えてはいるけれど、
 それも、あんまり意識しないようにしています。

 屁理屈じみた言い方をするならば、
 「現在のなかに、過去も未来も入っている」
 と、本気でぼくは思っているんじゃないでしょうか
 (いや、ただ忘れっぽいだけ、無計画なだけなのかも)。
 むかしのことや、さきのことを思いながら、
 いまこのときを生きるって、無理なんじゃないかな。
 思い出すときに思い出せば、それでいいんじゃない?

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
さてさて、28年目に入った「ほぼ日」を、どうぞよろしく。