
・これは東京だけじゃないと思うのですが、
道に沿った植え込みに、あちこちの公園や庭に、
つつじの花が惜しみなく咲いています、満開です。
かなり強いピンクのが多いけれど、赤や白もあって、
目に入る景色の数%くらいはつつじのような気さえします。
桜にくらべて低い位置に咲いているせいか、
さんざん桜の花見をしたあとなので、
主役の出番が終わった舞台のように、
観客の気持ちが薄れてしまっているのか、
わざわざ見ようとしなくても近所のどこにもあるし、
まとまって咲いている場がないからなのか、
人がつつじの花のことを話題にもしていません。
もちろん「つつじ前線」なんてニュースにもならない。
でもなぁ、毎年思っているんですよ、ぼかぁ。
インバウンドの方々よ、つつじはどうでしょう、と。
いま日本に観光にくると、つつじがすごいよ、と。
まぁ、つつじの花のかたちをしたお菓子もないし、
つつじの香りのお茶もないし、ネタは少ないんですけどね。
昔の小学生とかは、つつじの花をつまんで、
花の細い方をちゅっと吸って甘い「蜜」を味わったな。
でも、あんまり盛んにやったおぼえもないから、
あんまりおいしくもおもしろくもなかったんでしょうね。
つつじ、一所懸命にみんなにすすめているのに、
ちっとも盛り上がらないのを、じぶんでも感じます。
つつじよ、もう一息、がんばろうよ。
そう言いたいんだけど、がんばりようもないしねぇ。
ある時代に、あちこちの人間が、
あちこちにつつじを植えまくったにちがいないのに、
結果的にあんなに盛大に咲いているのに、ねぇ。
・さて、そういうつつじを推したくなる季節というのは、
もうじき黄金週間という時期でもあります。
どこに行こうか、なにをしようか、
「ほぼ日」の乗組員たちも張り切っています。
ぼくも、いや、ぼくは、特にありません。
ただの多めの休日として、それなりのことをします。
でも、ふらっとどこかに行こうかなぁとも思いますが、
たぶん、家にいてできることをしてそうです。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
桜もだけど、ひまわりもあさがおも人気なんですけどねー。