

![]() |
![]() |
| 気仙沼をたずねてから、 1カ月半ほどが経ちました。 |
|
| 経ちました。 |
|
| そんな本日、2月の中旬、 「ほぼ日」にやって来てくださったのは、 もちろん、この方です! |
|
| やっち | いや、あのね、 福田さんはほんとに絵がうまい。 |
![]() |
|
| ふぉっはっほっほっほっ!(←新しい笑い声) |
|
| (笑)こんにちは、やっちさん。 |
|
| やっち | こんにちは、おじゃましています。 |
| えー、 やっちさんが来たということは、 つまり、3種類のブレンドが完成したと。 |
|
| それを持ってきてくださったと。 |
|
| やっち | ま、そういうことです。 |
| おおーーー! |
|
| み、見せてください! |
|
| やっち | ‥‥わかりました。 では、 「拍手をしていただくと豆がでてくる」 そういうシステムでお願いいたします。 |
| わーーーー!(パチパチパチパチ!) |
|
| いえーーい!(ぺちゃぺちゃぺちゃぺちゃ!) |
|
![]() |
|
| やっち | ありがとうございます。 ‥‥出しましょう。 どーーん。 |
![]() |
|
| ‥‥おお‥‥。 (ちょっと間があって) わーーーーーーーーい! |
|
| やったーーー! |
|
| ばんざーーーーーい! |
|
| (とうとつに登場) うるさくしてるのは、だれだー! なーーーにをやっとるのかー! |
|
![]() |
|
| やっちさんが、 ブレンド豆を持ってきてくれたんです! |
|
| あ、できたんだ。 |
|
| やっち | できました。 |
| やる男ですよ、やっちは。 |
|
| やっち | がんばらせていただきました。 |
![]() |
|
| この、絵もきれいだからね。 |
|
| 一同 | そう!! |
| 明快で、品があって、知的でさえある。 |
|
| ありがとうございます。 |
|
| 福田さんの絵は、 おおむね、ものすごく評判がいいです。 |
|
| 光栄です。 |
|
| ビッグバスト。 |
|
| はははは‥‥へ? |
|
| ビッグバスト。 |
|
| ‥‥‥‥へ? |
|
| 「おおむね」、大きな胸、 ビッグバスト。 |
|
| ああーーーー! |
|
| デザインもいいね。 |
|
| 福田さんのイラストを パッケージに仕上げたのは、 ほぼ日のデザイナー、 ぐっさんこと山口です。 |
|
| おじゃましてますー。 こんなん、つくりましたー。 |
|
![]() |
|
| もう、みなさんすばらしいです。 カッパさんも、やっちさんも、ぐっさんも、 それぞれがいい仕事をしてくれました。 ぼくは、ゆっくりとした拍手をおくります。 (ぱん‥‥ぱん‥‥ぱん‥‥ぱん‥‥) |
|
![]() |
|
| やっち | 糸井さんに拍手してもらった(笑)。 |
| (ぱん‥‥ぱん‥‥ぱん‥‥) |
|
| ははははは。 |
|
| (ぱん‥‥ぱん‥‥ぱん‥‥) |
|
| 無言で笑顔の、遅い拍手がつづいています。 |
|
| (ぱん‥‥ぱん‥‥ぱん‥‥) |
|
![]() |
|
| やっち | なりやまない拍手(笑)。 |
| (ぱん‥‥ぱん‥‥ぱん‥‥) |
|
| さ、それではみなさん! やっちさんの豆を さっそく淹れて飲ませていただきましょう。 キッチンへ、どうぞー(移動)。 |
|
| 一同 | はーーい(移動)。 |
| (ぱん‥‥ぱん‥‥ぱん‥‥ ←移動しながら) |
|
| (キッチンに到着) というわけで、 コーヒーメーカーと電動ミルをご用意しました。 |
|
![]() |
|
| コーヒーメーカー。 カッパとウサギのおふたりは いつも手で淹れてますけど、 こういう機械でもおいしいんですね。 |
|
| やっち | そうですね、豆がよければ。 もちろんハンドドリップはおいしいんですけど、 毎日、気軽にコーヒーを飲んでほしいので ぼくはコーヒーメーカーで淹れることを 基本に考えてます。 |
| 面倒になってしまうと、 コーヒーがきらいになっちゃいますよね。 |
|
| やっちさんからその話を聞いて、 ほぼ日でもコーヒーメーカーを買いました。 やっぱり、早いんです。 10人前がさっと淹れられる。 で、おっしゃるように、 豆が良ければちゃんとおいしい。 |
|
| にゃるほどねー。 |
|
| というわけで、やっちさん、 それぞれのブレンドの解説を 実際に淹れながら、お願いできますでしょうか。 |
|
| やっち | 了解です。 じゃあ、まず、「UP」から。 |
![]() |
|
| アーーーップ! |
|
| やっち | そう、アップですからね。 上を向いて歩こう。 さわやかでバランスのよい ミディアムブレンドです。 フルーティなブラジルがメインで、 そこにキリマンジャロとグァテマラを。 開けましょう(ハサミで袋を開ける)。 |
| わ‥‥やっちさん、大きいから、 キッチンの照明にすごく近くなるんですね。 写真がこんなふうに! |
|
![]() |
|
| おでこが光っている! |
|
| おもしろい(笑)。 |
|
| やっち | あの、ぼくの写真はどうでもいいんで(笑)、 この豆をかわいく撮ってあげてください。 |
| ああ‥‥きれいな豆ですねー。 |
|
![]() |
|
| これを、電動ミルで挽きますね。 |
|
| もうね、電動ミルは、みるみる挽けちゃう! |
|
![]() |
|
| (ジャーーーーー)はい、みるみる。 ‥‥こんな具合で。 |
|
![]() |
|
| 一同 | ぱちぱちぱちぱちぱちぺちゃぱちぱち!(拍手) |
| セットしまして‥‥スイッチオーン! |
|
![]() |
|
| やっち | あとは待つだけ。 ‥‥なにしてましょう、 だれか歌でも歌います?(笑) |
| ではぼくが(iPhoneをマイクに)。 |
|
![]() |
|
| 一同 | お。 |
| ♪ダンスフロアに 華やかな光ー 僕をそっと 包むよなハーモニー |
|
![]() |
|
| 『今夜はブギー・バック』だ。 |
|
| なんでその曲なんやろう。 |
|
| ブギー・バック シェイク・イット・アップ! ‥‥シェイク・イット・アップ! アップ! |
|
| 一同 | ああーーー。 |
| ブギー・バック シェイク・イット・アップ 神様がくれた 甘い甘いミルクアンドハニー‥‥ |
|
| 一同 | ‥‥‥‥(かたずをのむ)。 |
| (ラップ調で) ♪なに言っていいのかわかんない ラップのところがわからない |
|
![]() |
|
| 一同 | わはははははふぉははは!! |
| (ラップ調で) ♪わからないままさようなら 時間がきたから出ていくよ 次の会議がはじまるよ コーヒー淹れたのとっててね(去る) |
|
| いなくなった! |
|
| いなくなった! ‥‥どうやら別の会議があるようです。 |
|
| やっち | アップ、はいりましたー。 |
![]() |
|
| おお‥‥。 |
|
| ついに、飲めるんですね。 |
|
| やっち | まあまあまあ(そそぐ)。 |
![]() |
|
| やっち | まあまあまあ、ひとつ、どうぞどうぞ。 |
| いやいや、これはどうも。 |
|
![]() |
|
| やっち | 山下さんもどうぞどうぞ。 |
| ありがとうございます。 |
|
| ‥‥‥‥(飲む)。 |
|
![]() |
|
| ‥‥‥‥(めがねを曇らせて飲む)。 |
|
![]() |
|
| ‥‥‥‥おいしい。 |
|
| ね、さわやか。 |
|
| さっぱり、しゃきっと。 モーニングコーヒーにも、いいですね。 |
|
| ウェイク・アップですからね。 |
|
| やっち | 次は、「RIAS」、いきましょう。 |
![]() |
|
| はい、リアス。 |
|
| やっち | これはいちばん深煎りの、 ストロングブレンドです。 うちで出してるエスプレッソの豆と 同じくらいの焙煎の深さです。 深煎りなので、酸味はおさえられています。 海とともに生きる気仙沼の気持ちと、 あの日のことを忘れない、という想いで、 強いブレンドに仕上げました。 |
| ここからは、ブレンド豆を見せていただき、 その美しさと香りにうっとりとして、 ミルで挽き、コーヒーメーカーで淹れているあいだ 他愛のないおしゃべりをして、 笑って、 飲んで、 おいしいなあと思って‥‥。 そんな幸福な行程を2回も繰り返しました。 |
![]() 照明におでこを光らせ「RIAS」を開けるやっちさん。 |
![]() 「RIAS」はフレンチロースト。つやつやです。 |
![]() 「RIAS」、スイッチオーン。 |
![]() 強いけれど、酸味がすくないのでスッと体に入ります。 |
![]() 「I'm home」は、落ち着いたマイルドブレンド。 独特なやさしい香りを持つマンデリンをベースに、 フルーティなブラジルとコロンビアを加えてあります。 |
![]() 「I'm home」は、やや浅めの焙煎。 |
![]() 「I'm home」、スイッチオーン。 |
![]() 3種のなかでは、いちばんやさしい味でした。 ちなみに、この試飲会の最後に、 福田さんがペーパードリップで「UP」を淹れました。 コーヒーのプロ、やっちさんが見てる前で。 福田さんも山下も、もちろん緊張です。 |
![]() 見られてる見られてる。 |
![]() 最初は点滴のように、一滴ずつ‥‥。 |
![]() 福田さん、いつものように淹れました。そしたら‥‥。 |
![]() |
| 「やっぱ、ハンドドリップはうめえ!」 この、最後のやっちさんの感想に、 ぼくらはなんだかとても感動してしまったのでした。 なんと言ったらいいのでしょうか‥‥ ぼくらのような素人が 趣味で淹れたコーヒーを飲んで、 くったくなくおいしいと言ってくださるやっちさん。 そんなやっちさんと一緒に ブレンドコーヒーをつくることができた カッパとウサギはしあわせものです。 さあ、 これが更新される2012年3月24日は、 「気仙沼さんま寄席」の前日です。 この3つのブレンドは、 翌日の会場、おみやげ売り場で初お目見えとなります。 会場にいらっしゃる方、 売り場では福田さんも店員さんをしています。 そうぞ気軽にお声がけください。 そしてよろしければ、 このブレンドをつれて帰ってあげてください。 会場に来られない読者のみなさま。 3つのブレンドは、 「ほぼ日ストア」でぜひ販売したいと考えています。 しばらくお待ちくださいね。 そんなこんなで、 1年4カ月ぶりの「カッパとウサギのコーヒーさがし」、 ばたばたしながら、気仙沼編を終了いたします。 いつもご愛読を、ほんとうにありがとうございます。 ふたりでこれからも、ぼちぼち更新をがんばります。 またお会いしましょうねーーーーーー! |
![]() 最後まで光ってた、やっちさんのおでこ。 |
![]() |
今回のご縁で新しく生まれた なんと、福田さんは |
|
3種類とも200グラム入り。 ちなみに、3種類のコーヒー豆は、 |

![]() |