おひさしぶりです! |
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おひさしぶりです! |
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おぼえてますか? この人がカッパです。 |
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ご記憶ですか? この人はウサギです。 |
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なんとこのコーナー、1年以上ぶりです。 |
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そんなになりますか。 |
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前回の更新が2010年11月30日なので、 そうですね、1年と4カ月ぶりです。 |
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はあーー、そんなに‥‥。 |
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でも福田さん、 ページ上ではごぶさたですけれど、 ぼくらはずっとコーヒーを淹れていました。 |
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そうですね、それはそうでした。 |
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いろいろなイベントにお呼ばれして。 |
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いろいろな場所で淹れてました。野外とか。 |
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カフェ&ミュージックフェスティバルにて |
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ああいうのは、続けたいですねぇ。 |
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ええ、 実際にコーヒーを飲んでいただけるのは やっぱりたのしいです。 |
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ね。 |
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うん。 |
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それはそれとしまして。 このコンテンツをおやすみしているあいだに、 おおきな出来事がありました。 |
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はい。 |
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3月11日。 あの日から1年以上が経ちましたけれど、 ぼくと福田さんはそれぞれに、 自分ができる仕事を続けていました。 |
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はい。 |
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そんなある日、ふいに、 コーヒーにまつわるお仕事が 福田さんのところにやってきたんですよね。 |
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去年の10月ころだったと思います。 「アンカーコーヒーの パッケージデザインをしませんか?」 というご依頼が、ほぼ日さんから。 |
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アンカーコーヒーというのは、 気仙沼のコーヒーショップです。 |
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そうです気仙沼の。 |
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‥‥あのね、福田さん。 |
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なんですか? |
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ぼくはうれしかったよ。 |
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ん? |
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デザインで気仙沼を応援するというお仕事を、 福田さんがやることになるなんて。 |
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光栄です。 |
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福田さんのマスキングテープ術をみて、 「これでコーヒーのパッケージを」 と思ったそうです、糸井さんが。 |
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ありがとうございます。 うれしくてちびりそうです。 |
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‥‥そういうことを言わないの。 せっかくすてきな絵を描くのに。 |
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気をつけます、イメージづくりに。 |
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ほんとにもう、お願いしますよ。 では、お見せしましょう、 アンカーコーヒーのパッケージのために、 マスキングテープで描かれた、 これがイラストレーター・福田利之の作品です! |
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3つ描きました。 まず、「RIAS」。 |
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これは、「I'm home」。 |
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そしてこれが、「UP」。 |
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‥‥すごいです。 |
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ありがとうございます。 |
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これ、マスキングテープなんですよね。 |
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はい、ぜんぶマスキングテープです。 |
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ちなみに、 「RIAS」「I'm home」「UP」というのは、 糸井重里が考えた コーヒーブレンドの名前です。 |
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ほぼ日さんで、 4時間打ち合わせをして決めたネーミングです。 |
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あの、4時間ミーティング! そしてそのあと福田さんは、この絵を描くために、 わざわざひとりで気仙沼を訪ねました。 |
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やっぱり現地を見ておきたいと思って。 |
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見たからこそ、描けたんですよね。 |
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はい。 そうやって描いたぼくの絵を、 山口さんがすてきにデザインしてくださいました。 |
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そうです、ぐっさんが。 ほぼ日の山口、渾身のデザインにより、 福田さんの絵はこういうパッケージになりました。 |
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こんなにかっこよくしてもらって、 ちびりそうです。 |
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‥‥だから、言わないのそういうことを。 いますてきな話をしてるんだから。 |
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すんません、 うれしいとふざける習性があります。 |
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ともあれ、 こうしてできあがったデザインサンプルを手に、 ぼくと福田さんは、 気仙沼のアンカーコーヒーをたずねました。 |
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去年の12月でしたね。 |
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12月23日。 アンカーコーヒーの仮店舗がオープンした日です。 |
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アンカーコーヒー復活のニュースは、 一度こちらでレポートしました。 |
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やっちさん、うれしそうだったなぁ。 |
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やっちさんこと、 アンカーコーヒーの小野寺靖忠さんです。 |
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もう、大好き。 |
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大好き! なんでぼくらはこんなに、 やっちさんが好きなのか。 |
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あかるくて、おおきいから。 |
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そうだ、おおきい! |
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おおきい! |
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やっちさんのおおきさはともかく、 復活の日のアンカーコーヒーは大盛況でした。 |
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みんなが待ってました! という感じで。 だれもが笑顔で。 |
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福田さんも笑顔で。 |
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店内の壁が、赤なんです。 |
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あの赤はかっこよかったねー。 |
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津波で全壊したアンカーコーヒーが、 赤い建物だったんです。 アンカーコーヒーといえば、赤。 だからこの仮店舗も、壁が赤。 大きなロゴマークが描いてあって、 それもかっこよかったです。 |
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そのロゴマークのモノマネを ふいに福田さんにお願いしました。 |
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こんな感じで。 |
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ぜんぜん似てませんでした。 |
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ええ、われながらダメだと思います。 |
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テレフォンショッキングの、 「友だちの輪」じゃないんだから。 |
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微妙に古いこと言いますね。 |
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とにかく、正しくはこう! |
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これは、上手かった。 |
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ね? |
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アンカーマークの丸いわっかの部分も、 ぱかんとあけた口で表現している。 |
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というようなことをしていましたら、 やっちさんが注文したコーヒーを 持ってきてくださいました。 |
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さて、 ここからは時計の針をぐいーんと戻しまして、 あの日の現場でのお話を そのままお届けいたしますねー。 |
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え? え? それはどういうことですか? |
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大丈夫です、あとでページを見ればわかります。 ひとまず休憩。 福田さんは、お水飲んできていいですよ。 |
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あ、水。 水飲んできます。 |
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ちゃんとお皿を湿らせてね。 |
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へい。(ぺちゃぺちゃぺちゃという足音で去る) |
2011年12月23日 アンカーコーヒー&バル田中前店にて |
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おめでとうございます! |
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やっち | ありがとうございます。 |
このオープンの日に合わせて、 例のやつをもってきました。 |
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やっち | 例のやつですね(笑)。 |
こちら、デザインサンプルになります。 |
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やっち | ‥‥いやぁー、すばらしい、すばらしいです。 |
やらせていただいて、光栄でした。 |
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コーヒーのコンテンツをやっていたおかげで、 こういうたのしいことができました。 もう、ほんとに しろうとのコーヒーごっこなんですが。 |
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やっち | いやいやいや、おもしろいっすよ。 「栓が抜けない!」とか(笑)。 |
ふぉふぉふぉふぉ。 |
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やっち | ほんとにそういう笑い声なんですよねぇ。 |
そうなんです。 読んでいただいてありがとうございます。 で、いかがでしょう、 この3種類のパッケージは。 |
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やっち | いや、ですからもう、感激です。 |
ありがとうございます。 |
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やっち | こちらこそ、ありがとうございますです。 なんか‥‥福田さんって‥‥ この前知り合ったばっかりなんですけど‥‥ ほんとはすごいんですね、福田さんって。 |
やめてください、そんな。 |
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やっち | いやぁ、あのね‥‥ 絵が上手い! |
わははははは。 |
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やっち | 福田さん‥‥絵で食えます。 |
はははふぉふぉははふぉはは(←まざってる)。 |
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さすがです! 福田さんのいじり方が、すでにカンペキです。 |
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きれいにいじられて、気持ちがいい! |
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やっち | すみません福田さん(笑)、 失礼しました、もちろん冗談です。 ほんとに感動です、これは。 |
ではせっかくですのでひとつずつ、 福田さんにイラストのお話をうかがいましょうか。 |
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やっち | ええ、ぜひお願いします。 |
まずはこの、「RIAS」から。 |
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糸井さんがつけた「RIAS」は、 リアス式海岸の「リアス」で、 まずはその海岸のイメージです。 |
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やっち | なるほど。 真ん中にある、丸い球体は? |
それは、「木」です。 |
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やっち | 魚の、木? |
前に気仙沼に来たとき、 「牡蛎の養殖は、 まず森を育てないとだめだ」 という話を聞きました。 だからこれは木のイメージ。 |
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やっち | そうですか、木なんですね‥‥。 |
そして全体的には、アンカーマークなんですよね。 |
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やっち | え? |
全体のフォルムが‥‥ほら。 |
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やっち | んん‥‥?! |
福田さん、肉体でアンカーを表現して。 |
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‥‥え。 ええと‥‥‥‥はいっ! |
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やっち | ああー! あははははは! いっやあ、なるほど?、アンカーマークだ。 これは気づかなかったです。 すげえなぁ、いくつも意味が入ってるんですね。 |
続いて、「I'm home」。 |
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やっち | これ‥‥ 最初に見たとき泣きそうになりましたよ。 赤い家がふたつあって、 それが前の店舗に見えて‥‥。 |
それは、そうなんです。 赤いアンカーコーヒー2店舗を、 どこかにさりげなく入れたくて。 それを中心に、 いろんな家が立ち並ぶ気仙沼の街を表現しました。 |
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やっち | そうですか、うれしいなぁ‥‥。 それで、「I'm home」。 「ただいま」「おかえりなさい」‥‥。 これはやさしいブレンドにしたいです。 |
右下には、この先にできる予定とうかがった 復興の象徴になるベイブリッジを入れました。 |
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やっち | ‥‥福田さん、すごいですほんとうに。 |
最後に、「UP」について。 |
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はじめてやっちさんに会ったとき、 「不死鳥みたいに」とおっしゃっていて、 それが印象的だったので ストレートに絵にしました。 リアス式海岸に太陽が昇り、 はばたいていく、上に向かっていく、 そんな、すごく前向きなイメージで。 |
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やっち | ‥‥ありがとうございます。 この3つのイメージにふさわしい、 それぞれのブレンドを、ぼくはつくります。 |
たのしみにしています。 |
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すごくたのしみにしています。 |
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‥‥それで、 急に話が変わるのですが、やっちさん。 |
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やっち | なんでしょう。 |
実はぼくたち、 気仙沼をたっぷり感じながら コーヒーを淹れて、飲みたいんです。 |
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やっち | ‥‥なんの話でしょう? |
こういう旗をつくりまして‥‥。 |
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やっち | おー、いいですねぇ(笑)。 TRIP TO DRIP. ドリップの旅ですか。 |
そうそう、そうなんです、 つまり旅先の野外で、 その土地を全身に感じてドリップしたいんです。 |
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やっち | 野外で。 |
気仙沼なら、場所はどこがいいでしょう? |
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やっち | そういうことなら、 それはやっぱり「安波山」じゃないですか。 |
安波山。 |
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やっち | 安波山の展望台。 気仙沼が一望にできますよ。 きょうは風が強くて雪もちらついてますが。 |
安波山‥‥。 |
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強風‥‥。 |
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‥‥行きますか。 |
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‥‥のぞむところです。 |
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(いざ、ふたりは安波山へ。 あしたにつづきます) |