こんにちは。
「立命館こども手帳PROJECT」チームです。
前回の「手帳お渡し会」から2ヶ月ほど。
ふたたび、京都にやってきました。
新幹線に乗って。
![](images/p_02/01.jpg)
きょうとー、きょうとー。
![](images/p_02/02.jpg)
地下鉄を乗り継いで、立命館小学校へ向かいます。
「蒸し暑い盛り」とは聞いていましたが、
外に出た瞬間、空気がまったく違うのがわかります。
![](images/p_02/03.jpg)
あついー。
![](images/p_02/04.jpg)
「でも夏らしくて、気持ちいいね」
さて、今回の目的地も、もちろん立命館小学校。
今日は、こどもたちが実際に使いはじめた手帳のようすを
見せてもらいにきたのでした。
‥‥と、その前に、
ここまでの写真に独特な雰囲気があることに
気づかれたかた、いらっしゃるでしょうか。
ちょっと懐かしい色合いで、
なんだか古いアルバムの写真のような‥‥。
勘のいいかた、おそらく正解。
じつは、上の写真はみんな、
「レンズ付きフィルム(使い切りカメラ)」で、
撮影したものなんです。
というのも「立命館こども手帳PROJECT」の
今回の目的のひとつが、
「こどもたちにレンズ付きフィルムをプレゼントする」
というもの。
(理由はのちほどお伝えします)
そこで、この日は京都に向かう道のりを
ためしにレンズ付きフィルムで撮影してみたのでした。
![](images/p_02/05.jpg)
![](images/p_02/06.jpg)
レンズ付きフィルムで撮ると、小学校の校庭で
こどもたちが育てているトマトも、こんなふう。
うだるような夏の熱気まで
写真にうつりこんでいるかのようで、おもしろいです。
![](images/p_02/12.jpg)
こちらは普通のデジタルカメラで撮影したもの。
比較してみると、少しすっきりとした印象。
さて、今回どうしてこどもたちに
レンズ付きフィルムをプレゼントするかというと、
「手帳に写真を貼るたのしさを
みんなに味わってみてほしい」
というのが、その理由。
ページに写真を貼るのは、
ほぼ日手帳の人気の使い方のひとつ。
撮った写真をプリントする必要があるなど
少し手間はかかりますが、
読み返してうれしいページができあがります。
なので「立命館こども手帳PROJECT」でも
気軽なレンズ付きフィルムを使うことで、
こどもたちに、ちょっとお試しのようなかたちで
体験してもらえたらと思ったのでした。
![](images/p_02/13.jpg)
また、レンズ付きフィルムの写真には
「こどもたちの目線が伝わってきやすい」
という長所もあります。
ファインダーをのぞきながら撮影する
レンズ付きフィルムの写真は、
こどもたちが「そのとき何を見ていたか」
「どう撮ろうとしていたか」が
ハッキリ伝わってくるものになりやすい。
そのため、親たちにとっても
見たときにすごくうれしい写真が撮れます。
そういった写真が手帳にのこっていくの、
ちょっといいですよね?
ほかにも、レンズ付きフィルムは
「限りある枚数で、何を撮るか考えるおもしろさ」や
「撮ったものができあがるのを待つたのしさ」など、
アナログの道具ならではの魅力があります。
もちろん、写真にレンズ付きフィルムならではの
独自の表情がつくのも、おもしろいところ。
そんないろんな可能性をみんなでたのしめたらと思って、
写真を撮る機会の多そうな夏休み前のタイミングで、
カメラを配らせてもらうことにしたのでした。
![](images/p_02/14.jpg)
さて、集まってくれたこどもたちに
カメラを配ると、すぐにこどもたちから
「あ、これ、すぐ撮れないやつだ!」という声。
意外とみんな、レンズ付きフィルムの存在を
知っているようでした。
とはいえ、そんなに触ったことはないのか、
カメラを前に、みんな、興味しんしん。
「袋、あけていいよ」と声をかけると、
みんなたのしそうに取り出していました。
![](images/p_02/15.jpg)
ほぼ日・西本が、基本的なカメラの使い方を説明すると、
みんな、さっそくやってみます。
「ぶれないように、脇をしめて、
カメラが動かないように撮るのがポイント!」との声に、
みんな、ぐっと本気で脇をしめて、ポーズ。
なんだか、この感じ、いいなぁ。
![](images/p_02/16.jpg)
また、まわりで見ている大人たちにとっては
すっかり忘れていたレンズ付きフィルムの使用法を
久しぶりに思い出す機会にもなりました。
「あれ? ボタンが押せない」と言うこどもたちに
レンズ付きフィルムはフィルムを巻く必要があることを
久しぶりに思い出した、という人も。
![](images/p_02/17.jpg)
箱の説明書きを、じっくり眺める子も。
![](images/p_02/18.jpg)
「こう?」
![](images/p_02/19.jpg)
「わぁー」
そうそう。のぞいて撮るってたのしいよね。
わいわい、がやがやがや。
さっそくフラッシュを光らせて写真を撮る子もいました。
また、スマートフォンのカメラの気分で
どんどん何枚も写真を撮っていく子には、まわりの大人が
「それだとすぐ撮り終わっちゃうよ!」
とアドバイスする姿も。
たのしそうなみんなに
「夏休み、いろんな場所に持っていって撮ってみてね」
と伝え、この日の目的のひとつが終了。
![](images/p_02/20.jpg)
帰り際にカメラを構えて、写真をぱちり。
なかなか様になっていて、かっこいいです。
![](images/p_02/21.jpg)
こどもたちにカメラを向けられると、
大人もついつい、ポーズを決めてしまいます。
なんだかこういうことも、たのしい。
こどもたちに写真を撮られるって、うれしいものです。
夏休みが終わったとき、みんなのカメラのフィルムには
どんな景色が写しとられているんだろう。
実際にプリントされてきた写真を見たら、
びっくりしたり、くすくす笑ったりするかな。
夏休み明け、手帳を見せてもらうのがたのしみです。
![](images/p_02/22.jpg)
ちなみに、余談になりますが、
この「レンズ付きフィルムで写真を撮る」という行為、
大人がやってみても、おもしろいです。
下の写真は、ほぼ日・田中がこの日の帰り、
たまたま開かれていた京都の祇園祭を撮ったもの。
現像された写真をあとで見て、本人は
「いつもとまったく違う写真が撮れてて、びっくりした」
と言っていました。
![](images/p_02/23.jpg)
![](images/p_02/08.jpg)
![](images/p_02/11.jpg)
また、今は写真屋さんで、レンズ付きフィルムの写真データを
CD-Rに焼いてくれるため、いちど現像してしまえば、
デジカメで撮った写真などと同じようにメールで送ったり、
SNSにアップしたりすることができます。
さて、レンズ付きフィルムのレポートは、これでおしまい。
とはいえこの日のレポートはもう少し続きます。
実はこの日、立命館小学校のみんなに
使いはじめたばかりのほぼ日手帳の中身を
たくさん見せてもらっていて、
その中身がまた、すごく良かったんです。
こちらは次回ご紹介しますね。 |