今週の「パリこれ!」に フランスの学生さんたちは 青いインクのペンを使って字を書く‥‥ というお話を掲載したところ、 読者のayacameraさんから、 70年代パリで過ごした小学生時代のことを 懐かしむメールをいただきました。
---- こんにちは、いつも楽しく拝見しています。 今回の「ノートが真っ青!?」は 特に、懐かしかった〜〜! 70年代にパリ(郊外)の小学生だった私は、 日本の小学校から転校した当時、 青いボールペンと青い罫線の入ったノートを 新鮮に思ったものでした。
私が通った学校の教室には、 インクをつけて書くペンを使っていたであろう 時代の名残が、まだ机に残っていて、 子どもたちの机の上のほうには、 ここにインク壺を入れていたんだろうなあと 思われる穴があいていました。 私の頃にはもうその穴は使っていなくて、 ただの「机の穴」として残っていただけでしたが。
「パリこれ!」では、 日常のちょっとしたパリらしさを紹介してくれて (バゲットのことや「重い」ということなど) 毎回いろんな発見があってとても面白いです。 これからも楽しみにしております。 (ayacamera) -----
するとそのすぐあと、 パリの蚤の市を巡っていたとのまりこさん、 「インク壺用の穴の開いた机」を 見つけて、画像を送ってくれたのでした。
わーホントだー。 まりこさんによると、 おじいちゃんとおばあちゃんが、 昔を思い出しながら、 この机について一生懸命 説明してくれたそうです。 上の方の溝は、 ペンを置く溝なんですって!
昔のフランスの学生は、 ペン先にインク壺からチョンチョンと インクを付けて、字を書いていたんですね。 日本でいえば、墨と筆ですね。 だいぶ前に日本では、日常で筆と墨は 使わなくなってしまいましたが。
ayacameraさん、貴重な体験のお話を ありがとうございました! |