「天空の水たまり」
山頂エリアをさらに奥に進んだ
“小沼(この)”。
地蔵岳の寄生火山が噴火した際の
爆裂火口に水が溜まってできた
火口湖で、一周約1キロ。
空気の流れや光の加減など、
心地よいと感じる環境が似ている
と私の、
赤城山頂エリアでのイチオシスポットです。
ひと足先に小沼に出会っていた私たち。
「小沼がすごい良かったんです!!
ぜひみんなで一緒に行きましょう!」
と前のめりな私たちに対して、
幼少期から赤城に慣れ親しむ糸井さんは、
「いやいや。行ってもいいけど、
正直大したことなかったような。
わざわざね‥‥」
と少し後ろ向きな感じながらやってきました。
ポツリと「いいねぇ」
着いた時の一行の反応に思わず、
ほら、いいでしょう、
とにんまりしてしまいます。
何が良いって、地元の人が
ゆったり思い思いに過ごしているところ。
観光客は立ち寄るだけの方も多いですが、
地元の方はここで過ごすことを
目的にやってきていて、
それぞれにすっと場に馴染んでいる様子が
何とも心地よく感じられました。
私たちがはじめて訪れたのは、
7月の晴れた小沼。
地蔵岳への登山口の駐車場から道を渡り、
段幅大きめの階段をタンと降りていくと、
おっきな犬が、浸かっていたのが見えた。
水遊びではなく、完全に浸かっており、
さながら温泉を楽しむカピバラのように
何ともいえず気持ちよさそう。
聞けば沼田市から車で小一時間、
よく遊びに来るのだそう。
そして浸かったまま、まったりとするのも
いつもの過ごし方とのこと。
糸井さんたちと来た8月の頭は、
大沼は晴れているのに、小沼は一面の霧。
「まるで摩周湖みたいだね」
なんて言いながら、
幻想的な風景をたのしみました。
夏休みということで、人も犬も増えて、
前回よりも賑わいがある様子。
奥の方では大型の黒い子が2匹、
親子だろうか? 兄弟だろうか?
いつぞやの温泉に浸かる子とは打って変わって、
こちらはジャブジャブと水飛沫をあげて、
興奮を抑えられず、
思いっきり水と戯れているのが、
遠くからでもよくわかります。
手前ではのんびりとお散歩されるご夫婦や、
シートを広げてお弁当を食べるご家族も。
何人かの方に伺ってみると、
前橋市からです、桐生市からです、
渋川市からです、と。
まさに赤城山の麓、四方から、皆さん
ここを目指してやってきているようです。
いつも赤城山に来ると
何かと慌ただしく過ごしてしまうけど
のんびり小沼で過ごす時間も作りたいものです。
ちなみにこの小沼は、大沼(おの)や
覚満淵より少し標高が高い1470m。
駒ヶ岳、黒檜山登山をしていると、
まるで空にぽっかり浮いて見えます。
その様子も何とも不思議で、
まさに天空に突如現れた水たまりのようでした。
山頂エリアをさらに奥に進んだ
“小沼(この)”。
地蔵岳の寄生火山が噴火した際の
爆裂火口に水が溜まってできた
火口湖で、一周約1キロ。
空気の流れや光の加減など、
心地よいと感じる環境が似ている
と私の、
赤城山頂エリアでのイチオシスポットです。
ひと足先に小沼に出会っていた私たち。
「小沼がすごい良かったんです!!
ぜひみんなで一緒に行きましょう!」
と前のめりな私たちに対して、
幼少期から赤城に慣れ親しむ糸井さんは、
「いやいや。行ってもいいけど、
正直大したことなかったような。
わざわざね‥‥」
と少し後ろ向きな感じながらやってきました。
ポツリと「いいねぇ」
着いた時の一行の反応に思わず、
ほら、いいでしょう、
とにんまりしてしまいます。
何が良いって、地元の人が
ゆったり思い思いに過ごしているところ。
観光客は立ち寄るだけの方も多いですが、
地元の方はここで過ごすことを
目的にやってきていて、
それぞれにすっと場に馴染んでいる様子が
何とも心地よく感じられました。
私たちがはじめて訪れたのは、
7月の晴れた小沼。
地蔵岳への登山口の駐車場から道を渡り、
段幅大きめの階段をタンと降りていくと、
おっきな犬が、浸かっていたのが見えた。
水遊びではなく、完全に浸かっており、
さながら温泉を楽しむカピバラのように
何ともいえず気持ちよさそう。
聞けば沼田市から車で小一時間、
よく遊びに来るのだそう。
そして浸かったまま、まったりとするのも
いつもの過ごし方とのこと。
糸井さんたちと来た8月の頭は、
大沼は晴れているのに、小沼は一面の霧。
「まるで摩周湖みたいだね」
なんて言いながら、
幻想的な風景をたのしみました。
夏休みということで、人も犬も増えて、
前回よりも賑わいがある様子。
奥の方では大型の黒い子が2匹、
親子だろうか? 兄弟だろうか?
いつぞやの温泉に浸かる子とは打って変わって、
こちらはジャブジャブと水飛沫をあげて、
興奮を抑えられず、
思いっきり水と戯れているのが、
遠くからでもよくわかります。
手前ではのんびりとお散歩されるご夫婦や、
シートを広げてお弁当を食べるご家族も。
何人かの方に伺ってみると、
前橋市からです、桐生市からです、
渋川市からです、と。
まさに赤城山の麓、四方から、皆さん
ここを目指してやってきているようです。
いつも赤城山に来ると
何かと慌ただしく過ごしてしまうけど
のんびり小沼で過ごす時間も作りたいものです。
ちなみにこの小沼は、大沼(おの)や
覚満淵より少し標高が高い1470m。
駒ヶ岳、黒檜山登山をしていると、
まるで空にぽっかり浮いて見えます。
その様子も何とも不思議で、
まさに天空に突如現れた水たまりのようでした。