

- そろそろ、
心臓が本当にドキドキしてきました。
私たち、珍味を食べ過ぎでは?!

- お茶の消費量もハンパないです。

- 珍味道、なかなか厳しい物がありますね。
そして残しているなかにはハード系もございます。
ご準備はよいですか。

- このビンのなかの黄色いものが
軸になるクラゲですね。


- これは、お酒の友というよりも
ごはんの友だね。
いままではお魚系でしたけど、
これにはそういう感じがありません。
お弁当にいれても大丈夫ではないかしら?

- 初です。
珍味なのにお弁当にOKサイン!

- ちょっと松前漬けの雰囲気があります。
あちらは、とびっこではなくて、数の子ですが。

- このぷちぷちですね。

- これは、一見ハード系ですが、ソフト珍味でしたね。

- では、さらっと次にいきましょう。

- (サユミはときどきあっさりしているよね。)

- 「あわび福多女」にいっていいでしょうか?

- この色からして‥‥。

- アワビの肝です。

- やっぱり。
これはまたうま味系かな?

- 岩手のほうでは、これに似たもので
「としる」というものがあります。

- これは固形物ですか?

- アワビの肝でアワビを和えている、
これもやはり塩辛といえば塩辛です。
気仙沼では「肝」のことは「腑」といいます。

- 「腑に落ちる」の腑ですね。

- あけまーす。


- わわわ、これはすごい匂いだ!
犬の、犬の肉球の匂いがする!

- 犬の肉球ってこういう匂いなの?
ずいぶん香ばしいんですね。


- ポップコーンみたいな匂いもします。

- (今度ブイヨンが来た時にかがせてもらおーっと!)

- つまり、なにかタンパク質の匂いってことだよね。
肉球のところにたまった垢というか。


- これが、肉球の香りなんだとしたら、
そのまんま口に犬の肉球の香りが入ります。
そのあとに、肝なので苦味もきます。
うま味も登場します。


- 濃い味ですね。
これは、そうとう上級編。

- 珍味好きのなかでも、人をえらびますよ、これ。

- おいしいおいしくないの何かを超えていて、
これは‥‥横綱珍味だよ。


- 横綱の風格?

- そうそう。
「珍味ですぜ!」と味にせまられている感じがします。

- 岩のりがびっしりはえた岩礁が
日に照らされたときの匂い。


- 強烈な磯臭さということだね。

- 横田屋さんの店員さんに
「珍味」を買いに来たといったら
「うちで売ってるもの全部珍味ですが、
珍味といったら、これです」
といって出してきてくれたのが、
この「福多女」です。

- 珍味中の珍味!

- アワビの肝はほとんど取れないという意味でも
「珍」です。

- 考えてみれば、アワビは海藻をたべているのだから、
肝が磯臭くてあたりまえですよね。
たしか昆布ではなかったかしら?

- 餌がうま味!
そして、うま味は葉緑素を持つ。

- なんか、この微妙な色の感じですね(笑)。
これはすごかった‥‥。

- 未体験珍味ゾーンでした。

- では、本日のラスト、行きましょうか。
いい具合に解凍できました。
これは冷凍で販売されています。

- そのまえに、アワビのビン蓋をしましょう。
匂いがわからなくなります。

- 強烈ですから(笑)。





- これは板ウニ?

- 板の形ですが、塩漬けのウニです。

- 聞くだけでも、
おいしいさは間違いないですね。


- 珍味にしては、賞味期限は短めです。
2週間しかありません。


- わ〜〜!

- ウニですね!

- お刺身のウニだとお醤油をつけるので、
お醤油の味もしますけど、
これは塩味なので、よりウニです。

- 横田屋さんのウニよりもさらに水分をぬいて
ぎゅーっとした板ウニというものがあるんですが、
1センチ四方で十分っていう感じなんです。
同様に、こちらの横田屋さんのも
多く食べなくていいものですよね。

- 小さじでちびちびいく感じです。

- ウニといえば海苔だとおもって、
「海大臣」という「ほぼ日」で毎年販売する
おいしい海苔を用意してみました。

- おいしい海苔ですね。これ。
なんて柔らかい。
あ、こうするともうお寿司ですね。

- きゅうりも乗せちゃう。

- これ一度実家におみやげにしたことがあるんです。
でもスーパーで買ったお刺身のウニよりも
こっちのほうがおいしかったことがあります。


- ほほーう。

- これ、この大きさで3,000円?
安いと思いますよ。
でも、一気に解凍しちゃうと
一気にたべないといけないから、
先に小分けにしたほうがいいかもしれない。
これを一気には食べられないと思う。

- さっきのも珍味の横綱ですが、
こちらも横綱です。
でも、もっと優しいやつです。

- さっきのは、ヒール系。
こっちは正義の味方系。

- 一応これは塩をしてあるということで保存食ですが、
生のウニのうまさをそのまま味わえるというのが
すごいとおもいます。

- 濃縮ウニですね。

- はい。
上等なウニの甘みもちゃんとあって
すばらしいです。

- 今度気仙沼に出張にいくことがあったら、
絶対に買って帰ります。
ほんとにおいしい。

- (もうひとくち食べちゃう)


- (もうひとくち食べちゃう)


- これでひととおり、
気仙沼で購入してきた珍味は終了です。

- ありがとうございました。

- ありがとうございました。

- こんなにいっぺんに珍味を食べたことは
ありませんでした。

- でも、こうやっていっぱい食べると、
傾向がわかったり、
食べ比べができたりしていいですね。

- ジャーキー比較、
サメ比較、
ホヤ比較。

- 珍味をたくさん買ってきて、
ともだちといろいろ食べ比べるパーティーは
楽しいかもですね。

- 珍パー。

- (さらっと流す)
お酒の飲める人はお酒で、
飲めない人はお茶で。
それぞれ、自慢の珍味をもちよって。

- 珍パー。

- (さらっと流す)
アレンジ用の薬味をいろいろと、
お湯をわかしておくことと、
ご飯を炊いておくこと。

- そして、レモンをご用意ください。


- 口がさっぱりしたり、
味をかえたりできます。

- レモン、大活躍しましたね!

(どうもありがとうございました!
またどこかでお会いしましょう。
ちなみに、登場珍味の一覧、マップもどうぞご利用くださいね)
またどこかでお会いしましょう。
ちなみに、登場珍味の一覧、マップもどうぞご利用くださいね)
2015-05-29-FRI







