糸井重里
・ぼくは、「こうじゃないかな?」という仮説を見つけて、
しばらくそれを考えたり実験したりするのが好きです。
いま現在は、おおざっぱにいうなら
想像以上に「主観が大事」ということを考えています。
同じことが起こっても、それを受け止める人の
「主観」しだいで、ぜんぜんちがった方向に進みます。
事実は同じ、登場人物も時も所もみんな同じでも、
そのことを「どう感じるか、どう思うか」によって、
まーーったく別の未来につながります。
「ナイスな主観」を持てる人は、幸福に近づくだろうし、
「バッドな主観」のクセがあったら、苦労しそうです。
もちろん、占い師でもないので、言い切れませんよ。
だけど、「ナイスな主観」を強くするトレーニングとか、
あるような気もするんですよね。
「体幹」を鍛えるのもトレーニングでできるようにね。
と、いまのぼくは、そういう考えが流行中なのです。
でね、けっこう毎日実験しているのが、
「導眠剤」を飲まなくても眠れるという練習です。
ぼくも老人の例にもれず、ある時期から
眠るのがへたになりました。
床に入っても眠れないとか、よく目覚めてしまうとか、
よろしくない傾向がずっとあって、
手っ取り早く「眠りにつきやすいクスリ」を飲んでました。
これがあると眠りやすいのでクセになってました。
しかし、「眠れない」ことを苦にしすぎるのがよくない、
横になって目を閉じているだけでも休息になるのだ、
ということを知って、なるべくそう思うことにしたのです。
眠れなかったらやだな、という気持ちは、
もちろんすっかり拭い去られたわけではないのですが。
主観的に「眠れなくっても大丈夫」と思うようにして、
どれくらいか眠れなかったら、次の手を考えよう、
というくらいの余裕でベッドに入るのです。
すると、バタンキューではないけれど、そのうち眠ります。
お風呂で温まって、いままでより早めの時刻に寝る。
そして、眠れないことを苦にしないで「さぁ来い」と思う。
これでもう、どうだろうひと月近くうまくいっています。
挫折するまで飽きるまで、続けてみたいと思ってます。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
「ナイス主観」は、たぶんほんとに練習で身につくのでは?
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