糸井重里
・あんがい、ぼくは「ことわざ好き」かもしれない。
よく「ことわざ」を思い浮かべるし、
その「ことわざ」を味わったりすることも多い。
まったく逆の意味の「ことわざ」もあるけれど、
それは矛盾だというものではない。
「急がば回れ」も「善は急げ」も、どっちもある。
急ぎすぎているときには、ぜひ「急がば回れ」を使おう。
ぐずぐずして実行力がないときには「善は急げ」と言う。
そのときどきの判断や確信の材料になればいいのだ。
「時と場合」なのだ、「バカとハサミ」なのだ。
遠足におでんのダイコンを持っていくのはちがうが、
葬儀場で肉まんを食べるのもちがうだろう。
あ、まったく何の喩えにもなってないことを言ってるな。
「馬耳東風」で聞き流してくだされ。
ぼくの好きな「ことわざ」は、
いまのところ、「丸い卵も切りようで四角」である。
ほんとは「丸い卵」という表現に、やや難がある。
卵は一般的に「丸い」と考えられているだろうか?
そうじゃなくて卵こそが「たまご型」なのではないか。
それはともかくどちらにしても、四角に切れば四角なのだ。
あらゆるモノゴトについて、この考えを応用できる。
思いつくままに、卵を四角く切ってみよう。
雨の日は、新しい傘を試してみるにはいい天気である。
いなり寿司は、寿司ということになっているが、
考えようによっては「豆腐料理」なのではないか。
豆腐を薄切りにして油で揚げ甘辛に煮たものを、
酢飯といっしょに食べるのだから。
世界一になるということは、
「えっ、もう世界一になれないの」ということである。
「世界一である」になっちゃってるのである。
こんなふうに思いついたら、それでいいのだ。
卵をいろんな別のものにしてみるというだけでいい。
目玉焼き、卵焼き、スクランブルエッグ、茶わん蒸し、
オムレツ、ゆで卵、温泉卵、どれも同じ卵ではないか。
別のものになっただけで、よろこぶ人が増えるのだ。
本日は、このことで原稿を書けて、とても助かった。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
最近、ちょっと余裕がなかったので、とにかくゆるくします。
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