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ほぼ日手帳

糸井重里

・ぼくの一生のなかで、いまがいちばん
 映画館に行っている時期なのではあるまいか。
 試写会で『オデュッセイア』を見た。
 質量ともに巨大な映画、とてもおもしろかった。
 さらに、西川美和監督の『わたしの知らない子どもたち』、
 これはやがて「ほぼ日」でも紹介すると思う。 
 そして、あきれられるかもしれないが『ちいかわ』を7回。
 『我々は宇宙人』は間を置かずに2回見た。
 これだけで11回だが、その都度予告編を見るものだから、
 「あ、これも見ようかな」と思う機会もやっぱり増える。
 予告編を見なければ知らなかったような映画にも、
 なんとなく興味が出てきてしまう。
 『汝、星のごとく』も、もしかしたら。たぶん見る。
 11月になっての封切らしいけど『ゴジラ-0.0』の新作は、
 おそらく積極的に見ることになる。
 そして、アメリカで大当たりしなかった(!)という
 トム・クルーズ主演『DIGGER/ディガー』は夜の最終回に、
 思わず駆け込みで入ってしまった。
 いや、ちゃんとおもしろかったよ、変わってて。
 まだまだ、いろいろと思い出せばありそうだ。

 ぼくは、そんなに映画ファンというものではないので、
 もともと一本の映画を複数回見ることも少なかったし、
 「気が向いた」くらいの理由で映画館に行くことも
 めんどうだからしていなかった。
 どうして、こんなことになったのか? 
 昨日、あんまり「WHY(なぜに)?」と言っても
 しょうがないんじゃないかと思ったばかりなのだが、
 今回のこれはもう『ちいかわ』のせいとわかっている。
 映画館の大きなスクリーンを目にいれながら、
 99分の時間を『ちいかわ』たちといっしょに過ごす。
 座ったままのテーマパークみたいな感覚だった。
 あと、「映画が豊富」というのは、
 「都会」のいかにも都会らしい強みだよね。
 老人になると映画の入場料もずいぶん安いしな。
 映画館って、やっぱりいい場所なんだよねー。

◆今日の質問no.072「いちばん好きな映画は?」です。
 ストレートでしょ。よかったらメールでも送ってね。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
映画ファンではないんです、ぼくは。全然、詳しくもないし。

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