糸井重里
・ぼく自身にも、思い当たることがあるので、
あんまり強くは言えないんですけどね。
「人が、常軌を逸するほど
なにかに夢中になっているときというのは、
ほんとうに解決するべきことが、たぶん、別にある。」
ということが言えるとわかったんです、ある時期に。
「人が、ほんとうに解決したいこと」というのは、
そんなに、いろいろはない、と思います。
近いところの人間関係(家族とか恋人とか)、
自尊心に関わる社会関係(仕事がうまくいかないとか)、
具体的な経済的問題(借金とか)など、
本気でなんとかするために取り組むとなると、
かなりの覚悟が必要になるようなことです。
怒っても、悲しんでも、解決の道にたどり着きにくい。
そして、解決の手助けをしてくれる人がいても、
苦しくてもがんばらなきゃいけないのは、じぶんです。
「熱狂的になにかをしている」というのは、
エネルギーも感じさせるものだし、
真剣になにかをやっている姿は、
なんだかとても納得のいく生き方のように見えます。
で、それにうちこんでしまうのは、よくわかります。
あまりに真剣に、あまりに熱心にやっているものだから、
「それ以外のことをやっているヒマはない」となります。
ここのところなんですよねーー。
「それ以外」のところに、ほんとうは、
「ほんとうに解決したいこと」があったはずなんです。
ぼくは、ある時期に、過去のじぶんのことを思い出して、
そういうものなんだよなぁと、あとで理解しました。
じぶんで解決しなきゃならない個人的な「内」の問題を、
「外」の問題を重要視することで、忘れようとする。
これを、仮に「問題の外化」と名付けています。
気休めとか、娯楽とか、遊びとかの範囲をこえて、
怒りや悲しみや健康まで投入してのめりこんでしまう。
こういう例は、この時代、ますます増えていると思います。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
ぼくも、「熱狂的な巨人ファン」とか言われてましたけど。
毎日更新!
ただいま募集中!
-
ほぼ日アプリ読みもの、お買いもの、イベントetc. 新着コンテンツが毎日届く、ほぼ日公式アプリ。 -
ほぼ日手帳アプリスマホを持ち歩くだけで、その日の記録が日記になる。ほぼ日手帳のデジタル版。 -
ほぼ日の學校たくさんの人たちに出会い、いろんな話を聞くことができる動画コンテンツ。 -
ドコノコ写真で広がる犬猫なかま。犬と猫の写真を投稿して楽しむSNSアプリ。 -
ほぼ日曜日渋谷PARCOの8階にある、ほぼ日が運営するギャラリー・イベントスペース。 -
生活のたのしみ展お買いもの、おいしいもの、体験型企画が集まる、ほぼ日主催のリアルイベント。 -
TOBICHI東京ほぼ日が運営する店舗・ギャラリー・イベントスペース。 -
TOBICHI京都ほぼ日が運営する店舗・ギャラリー・イベントスペース。 -
ほぼ日通信WEEKLY限定記事の配信や、プレゼントの抽選もある、毎週水曜発行のメールマガジン。 -
ほぼの駅 AKAGI群馬県赤城山の山頂エリア、鳥居峠にある、ほぼ日の施設。 -
ほぼ日GO!さまざまな地域の方と一緒に、魅力的なコンテンツづくりを目指すほぼ日の取り組み。