糸井重里
・おもしろそうな本が、たくさんある。
読み残している古典だけでも無数というくらいにある。
知りたいことについて、教えてもらえるのも本だから、
好きじゃなくても興味があるというものもたくさんある。
人がおもしろいと言ってたマンガが、大山脈のようにある。
録画してあって見てない番組もたくさんある。
フィクションだけでなく、ドキュメンタリーもある。
もちろんサブスクのおもしろそうな物語は無尽蔵にある。
ネット上にも、見たくなるような情報がちらちらしている。
スポーツだって、野球だとかサッカーだとかに限らず、
これはもう、見はじめたらだいたいみんなおもしろい。
いまは、ついつい相撲に真剣になってしまっている。
「押し出し」とか「寄り切り」のおもしろさが、
いまごろになってわかったのだ。
おいしい料理も、無闇にたくさんあって、
つくって食べたい気にもなるし、食べにも行きたい。
音楽、もともと好きだったものを聴くのはたのしい。
聴いてなかった音楽を聴いてみたいとも思う。
お笑い、いろんなおもしろい人たちがいるよなぁ。
なんなら、もっとライブに足を運んでみたい。
おもしろそうなものごと、みんな飲み込みたい。
つまり、いまのぼくは(ぼくらは)、
お菓子の家に暮らしているようなものだ。
外はお菓子の庭で、いつもお菓子の街を歩いている
「お菓子の大好きな子ども」だ。
食べようと思い、いくらでも食べようとしている。
そして、それを「およしなさい」と止める人もいない。
「いいなぁ、食欲があって」だとか、
「それ、おいしそうだね、おいしい?」と言う人が、
もっともっとお菓子を食べるように励ましてくれる。
「情報」なのか、「感動」なのか知らないが、
お菓子の家を食い尽くすような日々は、身体に悪くない?
ほんとは、デジタルのデトックスばかりじゃなくて、
「情報全般」の断食みたいなことが要るんじゃない?
ということについて、あんまり考えるのもよくないので、
なにか他のおもしろいことを探し…あ、それもだめだ。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
これは、もしかしたら?遊びが足りてないのかもしれない。
ほぼ日の更新時間は、土日祝も
毎日11時になりました。
ほぼ日の更新時間は、土日祝も
毎日11時になりました。









