糸井重里
・いま、じぶんたちに言い聞かせているのは、
「完成を急がない」ということです。
「ほぼ日」でも、なにかとそう言うようにしています。
それは、「完成をあきらめる」ということではありません。
「完成のイメージは変わり続ける」はずなので、
ある時点での「完成」に急いで到達しようとすると、
周到な準備だとか、網羅的な想定とかしたくなって、
最初の一手が出せなくなったり、
難問題や悩みやホラばかりが積もり積もってしまうのです。
じぶんのなかにも「完成を急ぐ」気持ちはありますよ。
ありましたし、いまだってあるんですよ。
そういうじぶんに注意してやるための文章を、
ぼくは何度も書いてきたんだと思います。
あるときは「低いところで会いましょう」と言いました。
コミュニケーションというやつは、低いところ、
互いに譲り合えるような地点で会うところから、と。
「志の高い者どうしが、いま手を組みました」なんて、
絵に描いた餅になっちゃうことが多いですから。
「夢に手足を」ということばだって、
ずいぶんと「完成を急がない」姿勢じゃありませんか。
夢に手足がつけられても、ちょっと歩けるだけ、
軽い荷物くらいなら運べるという程度かもしれない。
そこから、どういういいものが完成するかわからない。
若い人がなにかやろうというとき、まず最初にやることが、
スポンサー(お金)集めだと聞いたことがあって、
たしかに、そういう場合は「完成図」を見せることが
必要になるし、完成を急がされますよね。
若い人ばかりじゃないか、社会全体がそうなっています。
急がずにたのしんで続けていると、
状況(環境)のほうも、じぶんたちも変わっていて、
「新しい完成」への道が見えてくるものなんですよね。
だって、人の成長そのものが、そうなっているんですよ。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
忙しく急いでやることって、たのしさを減らしてますよね。
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