糸井重里
・とてもわかりやすい例で話してみます。
毎年、春先には「プロ野球順位予想」というのがあります。
セントラル・リーグ、パシフィック・リーグ、
それぞれ6球団あるけれど、シーズンが終わったときに
どういう順位になっているのかを予想します。
この順位予想というのが、ややこしいのです。
評論家(専門家)も、もちろん予想をしますが、
じぶんが選手としていたチームに、ちょっと贔屓します。
まったくシロウトのファンたちも予想をしますが、
そこにはどうしても願望が入ります。
好きなチームが優勝してほしいと思うので、
いろんな要素をじぶんの都合のいいように考慮して、
予想を優勝(あるいは上位)にもっていこうとします。
そういう気持ちでなきゃ、おもしろくないですものね。
そして、約半年後、秋になると結果がでます。
ここで、とても重要なことがあります。
順位予想といっても(評論家たちはともかく)、
その結果がぴったり当たっていることは、
ファンにとってはちっともうれしいことじゃないのです。
「どうだ、予想どおりうちのチームは最下位だったぞ!」
とか、なんの意味もないし、なに考えてるんだバカ、です。
で、まったくプロ野球順位予想とはちがうことなんだけど、
いま、ほんとうに「どうなるだろう?」という問題が、
どっちを向いても山積みじゃないですか。
専門家、事情通みたいな人たちも解説しています。
専門じゃないぼくらだって、考えたり調べたりもします。
あれこれの予想や断言や大声やらに迷わされたりするし、
楽観的な意見や悲観的な考えも入ってきますから、
無い頭をしぼって、どうなるについても想像します。
で、当たりたくない予想が当たったとしても、
ほんとうはうれしくないわけなんですよね。
たくさんの人にとって最悪の結果になったとき、
「ほらみろ、おれの言ったとおりだろう」って、
なんの自慢にもならないですよね。
だいたい、専門家も含めてほとんどの予想は
ハズレまくるのが常なんだけど。
やっぱり、どうあってほしいかが、考えたいことだなぁ。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
あらゆる問題って火をつけた人が消すことって、ないですね。
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