糸井重里
・たぶん、たいていの人は、希望がほしいと思っている。
ことばにして、「希望がほしい」というかたちで、
はっきり願っている人は、あんまりいないかもしれない。
正直に言えば、ぼく自身も、
「希望がほしい」と言ったこともなかった。
「心の奥にそういう気持ちがあるなぁ」と気づいただけだ。
毎日、ひっきりなしにさまざまなニュースが伝わってくる。
そのうちのとても多くは、よくないことだ。
それもおそらく事実が多いのだろうから、
まずは受け止めることになる。
どうすればいいとかは、簡単にわかるものじゃない。
いまはこういうことになっているとか、
これからはこんなふうになるんじゃないかとか、
さまざまな考えもたくさん伝わってくる。
そうなのかと、まずは知ることになるけれど、
あんまりうれしいことは想像できない。
あれれ、希望というものが、ぜんぜん見えてこないぞ、と。
そこで、気づいてしまったのだ。
伝わってくること知ること考えさせられることのなかに、
希望につながるようなことが、こんなに少なかったのか。
じゃ、かつてはもっと希望があったのかと問われれば、
そうだなぁ、昔から希望は見つけにくかったかな。
ただ、なにかを一所懸命にやっている中学生とか、
希望を持ってそうな人を見ると、そこには希望はあったね。
そうか、希望を持ってる人が、希望なのかもしれない。
世界はこんなにも悲観的なんだぞと理解させようとしても、
希望を持ってる人は、やっぱり希望を持ってるだろう。
希望を掲げる詐欺師だっているだろうよ。
希望を圧し潰す人も、希望を嘲笑う人もいるよ、きっと。
そんなことはわかっていても、希望はなくなりゃしない。
希望の根拠も、希望の保証もあるものか。
生まれたときの「おぎゃー」が、希望そのものだったのだ。
ぼくは、あらためて希望を探す人であろうと思った。
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