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| 気仙沼、夏と冬とはやっぱり違うわよねぇ。 | |
| 違います。 カキ、ホタテ、イクラ、ウニ‥‥ 冬の海の幸は勢ぞろいでしょう。 それに合う野菜類も ばっちりそろいます。 |
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| おお。おお。 |
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| それから、ごはんがおいしい。 新米ですから。 |
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| でしょうねぇ。 |
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| さんまは残念ながら冷凍になるでしょうけど、 今年採れたものを高速で凍らせたものですから おいしいでしょうねぇ。 |
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| ううううう。 |
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| アッコちゃんが三陸のもので、 ぜひ食べたいもの、ある? |
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| あのね‥‥すきこんぶというのがあってね。 |
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| すきこんぶ。 |
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| こんぶをものすごくほそーく切ったもの。 それが乾燥で売ってるのよ。 |
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| 松前漬けの「もと」みたいなもの? |
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| もっとやわらかいの。 |
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| やわらかいんだ。 |
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| それをいつも大量に煮つけて大量に食う、 というのが好きだったんです。 |
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| まるで納豆のように。 |
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| かしゃかしゃかしゃ、とね。 実はわたしの同級生が 乾物屋さんをやっていまして。 |
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| へえ。 |
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| その子、ケイコちゃんっていうんですけども、 いつもいろいろ乾物を買わせてもらうわけです。 去年の冬、日本に行ったときに、 「用意しといたよ」 と、ケイコちゃんから渡された乾物のなかに すきこんぶがなかったの。 「ケイコちゃん、ちょっとちょっと、 あれぇ、すきこんぶはー?」 と訊いたら、 ケイコちゃんは店の奥から すきこんぶをひと袋だけ出してきました。 「いやだ、いつも4つも5つも買うのに」 と言ったら、ケイコちゃんは悲しい顔をして このすきこんぶは、 東日本大震災の被害に遭ったところから いつも来ていたの、と教えてくれました。 |
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| そっか、震災で 水揚げがないんだね。 |
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| そう。 もしもいま、昆布漁が復活していたら お願いしたいです。 |
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| きっとしてると思うよ。 |
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| そのすきこんぶをぜひ食べたいです。 |
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| できれば煮つけたものを。 |
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| わたし、海藻が異様に好きなんですよ。 |
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| そうなんだ。 だったら、気仙沼のわかめの採れたては? うまいよ。 |
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| 刺身? |
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| うん。 それから、しゃぶしゃぶ。 |
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| まるで「磯を食ってる」みたいなやつだよね。 ああ、食べたい。 |
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| ご用意しましょう。 |
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| 前にいただいたお菓子で、 ハマグリみたいなかたちをしたモナカ。 中にクッキーが入っている‥‥。 |
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| あ、コヤマ洋菓子店さんのお菓子。 |
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| あれ、好き。 |
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| ご用意いただきましょう。 そのほか、気仙沼のみなさんに相談して、 この時期ならではの三陸のおいしいものを 取りそろえるようにいたします。 |
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| くちのなかが、つばで‥‥もう‥‥。 |
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| よろしゅうございますね? お客さまもいっしょに、お茶碗を手に持ち、 海の幸山の幸、あじわいつくしましょう。 |
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| 第1部、第2部が終わったあとで、 その打ちあげが待っているんだね。 |
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| はい。 打ちあげは自由参加ですから、 その場で参加費を払っていただくしくみです。 (※東京からのツアーには、 打ちあげは含まれています) |
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| それでは、その日をたのしみに。 |
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| それから‥‥ 「ワークショップ」という言い方が どうもなじみにくい、わかりづらい、 という意見が気仙沼の地元から出ましてね。 |
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| はい。なるほど。 そうよね。 |
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| わたくし、考えました。 このイベントのタイトルを。 「気仙沼においでよ。 矢野顕子の音楽の稽古場」 にいたします。 |
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| よろしくお願いします。 |
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| ぼくらも本気でやります。 |
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| よろしくねー! | |
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| (打ち合わせ対談は今日でおしまい。 明日11月7日からチケットの販売がはじまります。 11時にこのページにやってきてね!) |
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| 2012-11-06-TUE | |








