バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
2003年、フランスに単身で渡り、 現在はパリを拠点にヘアメイク&フォトエッセイストとして 活躍しているとのまりこさんが、 愛犬のバブーくん(アイルランド出身)を相棒に、 パリ暮らしのちょっとびっくりな出来事や、 へぇ〜っと感心する習慣などなど(*)をお届けします。 *もちろんすべてのフランス人やフランス全土に共通しないこともあります。 週に1回、でも気まぐれにもっと更新するかも? すてきな写真とともに、おたのしみください。 Amusez-vous bien!

 
とのまりこさんと バブーくんのプロフィール
 




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教会のパイプオルガン、
裏側を見せてもらったよ!

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教会のパイプオルガン、
裏側を見せてもらったよ!

バブー

みなさんボンジュ〜ル。
秋色に染まるパリ。
街路樹が多いパリは、落ち葉の量がすごい!
落ち葉の絨毯が分厚すぎて
怖すぎるくらいふかふかで
逆に落ち葉があるところには
踏み入れないようにしているボク、バブーです。

今回は南仏に住む友人が住む美しい川が流れる街
「リル・シュルラ・ソルグ」にある教会から。

とのまりこ
さて、私たちは先日、
南仏に住む友人宅に遊びに行きました。
定年生活を送っている彼は、
元地元の高校教師(英語と音楽の先生)、
そして今もピアニストとして活動する
音楽家です。

昔2年間日本に住んだことがあるという
日本大好き!なムッシューとは、
毎年クリスマスバカンスを過ごす
スキー場で出会って以来、
親戚のように仲良くしています。

「こちらが友人のムッシュー・ジョエル。
一般の人が入ることのできない教会の2階部分、
パイプオルガンの場所に入れてもらいました。

バブー

そんなムッシュー・ジョエルは、
教会のミサや結婚式などで演奏する
オルガン奏者も30年以上勤めてきたそう。

今でもオルガン奏者が病気になったり、
バカンスに出てしまったり、
緊急事態が発生すると
演奏者として駆けつけることがあるんだって。

そんなジョエルさんに、
普段は一般の人が入ることができない
教会のオルガン部分を見せてもらったよ!

鍵を開けて祭壇横の部屋に入れてもらうと、
司祭がミサの時に着る衣装や道具が。
こちらの部屋の右奥の扉から、
狭い螺旋階段を上がって2階へ。

2階へ上がるとこんなお部屋に。
パイプオルガンを鳴らすための空気をためて
圧力を一定に保つ装置。
昔は人力で空気を入れていたようですが、
今は電動スイッチをオンすると、アコーディオンのような
この大きなペダルのような装置に空気が入っていきます

初めて間近でみる教会のパイプオルガン。
古くて修繕されておらず、
3分の1ほど音が出せない鍵盤も
あるということ。
鍵盤横にあるたくさんの取手のようなものを
引いたり押したりして、
音色や音量やハーモニーが自由自在に変わります。
ひとつの楽器で演奏しているとは思えない
いろいろな音色に!

とのまりこ

観光で教会を訪れるとその大きさに圧倒され、
ちょうど演奏されているところに遭遇すると
その迫力に感動する、パイプオルガン。

西ヨーロッパに広がり9世紀以降、
修道院や教会に設置されるようになり、
15世紀初頭にはほとんどの教会に
普及していたそうです。

パリにはフランス最大級の
パイプオルガンがある教会があったり
(サントゥスタッシュ教会)、
クリスマスマルシェで有名な
ドイツ国境の近くストラスブールには
モーツァルトが演奏したとされる
パイプオルガンがあるそう。

パイプオルガンという視点で
教会めぐりをしても楽しいなあと思った
今回のパイプオルガン体験でした。

この教会のように、左右両方にパイプオルガンがある場合、
左右対称になるようにデザインとして
こうなっているため、片方はダミーで
実際の演奏はできないものが多いんだそう。

こちらがパリにある
サントゥスタッシュ教会のパイプオルガン。
フランス最大級のパイプオルガンだそう。
下で見学している子どもたちと比べてみたら、
その大きさが少し伝わるでしょうか?!

バブー

ちょっと前のこのコラムに、
フランスの音楽・ダンス・演劇が学べる学校、
誰もに門戸が開かれている習い事のような場所
「コンセルバトワール」
というのを紹介したでしょ?

今回パイプオルガンを見せてくれた
ムッシュー・ジョエルも、
小さい頃からコンセルバトワールで
音楽を学び、そしてパイプオルガンコースを
受講して学んだんだって!

教会のオルガン奏者になるための
音楽コースが普通にあるなんて、
カトリックの国であり、
あちこちに教会があり、
その数だけパイプオルガンがある国
ならではだよね。



こちらは訪れた教会。
「天使のノートルダム教会」と
名がつけられているこの教会には
200体以上の天使の像が
装飾されているのだそう。

それではみなさん、
今年もあと1か月半で終わり!
あっという間の年末に向けて、
今週も素敵な1週間を。

 

 

*とのまりこさんの本*


「シンプルシックで心地よい暮らし
パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」
出版社 : 世界文化社
発売日 : 2021/5/29

 

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
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illustration:Jérôme Cointre