HOBONICHI

つきのみせ。2022 私たちのほしい、心地いいもの。

人と会ったり遠出をしたり、
外に出られる日々がかえってきたこの頃。
今季は、アクティブな気持ちと
一緒になってたのしめる
晴れやかな色のラインナップになりました。
うつくしい光をあびたような色に、
ちょっとした遊び心をしのばせて。
また、シグネチャーラインは素材がアップデート!
特別なシルク100%のma.to.waに全身包まれたい、
という願いを叶えるラインナップも。
また、アーティスト・ひがしちかさんの
アートワークをプリントしたアイテムも登場。
身につけるだけで、
気分がうきうきするアイテムたちです。
ご一緒した方々にくわしいお話を聞きました。
最後に、ひがしさんに
できあがったばかりの
「つきのみせ」の下着を、
見ていただきます。
ひがしちかさんのプロフィール
1981年、長崎県諫早市生まれ。
文化服装学院卒業後、アパレルの仕事などを経て独立。
1点ものの日傘ブランドとして
「Coci la elle(コシラエル)」を2010年にスタート。
ひがしさんが一本ずつ手書きや刺しゅうを
ほどこした日傘を製作した。
2022年にブランドをクローズし、
現在は依頼されたアートワークなど、
自身の創作活動を行っている。
▲つきのみせ。× ひがしちか
 コットンのブラ / コットンのショーツ

できあがりを見て、いかがですか?

色も綺麗にだしていただいて、
すてきですね。

傘でもハンカチでもそうなんですが、
1枚の絵からトリミングされると
私が描いた原画とは、
”別モノ”になるんですよね。
それは、いい意味で。
それぞれのアイテムに馴染んで、
生まれ変わるような感覚ですかね。
リピートでつなぐのは
たいへんだったんじゃないですか?

下着だと絵柄の面積が
ぐっとせまくなるので、
もともとの絵柄の雰囲気が
きちんと伝わるように
リピートを何度も調整しました。

綺麗につないでくださっていますね。

つきのみせのシグネチャーラインは
レーヨン素材なのですが、
ひがしさんとのプロダクトは
「コットン生地」にしました。
よりナチュラルな素材のほうが、
テイストに合うと感じたので。

コットン、ポリエステル、シルク……
素材によっても、
絵柄の表情がぜんぜん違うんですよね。
コットン生地とこの絵柄は合いますね。

今回、ひがしさんとご一緒したかったのは、
もともとひがしさんの描かれる作品の
独創的でかわいらしい世界観が大好きで、
この世界観を身につけられたら、
どんなにうれしいだろうと思ったからです。

いくつか絵柄の候補があるなかから、
3つの柄を選ばせてもらいました。
すこし特徴的な絵柄でも、
下着なら「自分だけの特別」として
あたらしい色との出会いも
たのしんでもらえるのではないかと
思ったんです。
それぞれ、どんな思い出がありますか?

「淡い空と海」という
タイトルのついた絵柄は、
コシラエルを立ち上げたとき、
いちばん最初に描いた絵柄2つのうちの
ひとつなんです。
なので、とても思い入れがあります。

▲「淡い空と海」

パッと見たときと、
タイトルを聞いてからじっくりみると、
また違った印象を受ける絵ですよね。
ひがしさんの目には、
こんな風に自然たちが
映っているんだと感じました。
ご自身の好きな景色から生まれたんですか?

最初のころは、
夏は日傘で冬はスカーフを
つくろうと思っていたんです。
日傘だけだと、繁忙期と閑散期が
できてしまうじゃないですか。
スカーフにすることも考えて描いたのが、
この2枚だったんです。

わたしが絵柄を描くときは、
「こういう柄を描こう」と思って
描き始めることはなくて、
タイトルもあとづけなんです。

実を言うと、悲しい気持ちで
描き始めたんですよね。
だけど、描いていくうちになにか変わっていって、
できあがった傘はすごくよかった。
当時作品を見てくださった方々も、
晴れやかな絵柄として受け取ってくれました。

おもしろいですね。
描き始めたときの気持ちと、
受け取られるときの感じが変わるのって。

浄化されたのかもしれないですね。
たくさん泣いて、描いた気がするので。
なので、みんなが「きれいだね」と
言ってくれてうれしかったです。

「vacation」は、
気持ちのいい明るさを感じました。

描いたのは2017年くらいだったと思います。
すごく人気のある絵柄で、
傘としても、とっても人気がありました。

▲「vacation」

シックな色の組み合わせのなかに、
ピンクのアクセントがかわいらしいですよね。

ピンク系の色をつかったものは、
傘も小物も人気でした。
きっと、ピンクの洋服を着るのは抵抗があっても、
小物や下着なら
身につけやすいのかもしれないですね。

あと、ピンクを使っているのに大人っぽくて、
緑とグレーの組み合わせなど
色遣いにひがしさんらしさを感じます。
でも、今日のひがしさんは、
思いっきりピンク色ですね!

ピンクを着るのは抵抗がある人もいますよね
って話していたのに(笑)。
これは、suzukitakayuki(スズキタカユキ)
というブランドと一緒につくったものです。

取材をしていると感じるのは、
どんなお洋服も、
デザイナーさんや描いた本人が
いちばん似合いますよね。
ふだんから色味のある服が多いですか?

そうですね。
小さいときから赤い服が大好きで、
明るめの色が多いですね。

チェック柄もシンプルなようで、
よく見ると、ひがしさんの手描きの線の
ニュアンスが感じられて、
とてもかわいらしいですよね。
朱色のような赤色もきれいです。

▲「Check it out」

「Check it out」は、
わたしも、きっとみなさんも大好きな
格子柄をコシラエルらしく
いろいろな線で描いてみたものです。
色は、元気のでるものがいいなと思って、
レッドカラーを選びました。
「Check it out」をラップ調にして
「チェキラッ!」と呼んでもらえたらいいな、
なんて思っています(笑)。

ぜひ、ラップ調で呼びますね!
3つ揃うと、どれも柄がかわいいので、
チラ見せして着たくなるんですよね。

たしかに、かわいいですね!
お洋服っぽいので、
ちょっと見えてても良さそう。

コシラエルで下着を
つくられたことはありますか?

昔、おなじくコットン素材の
パンツをつくったことがあります。
鼠径部にゴムの入っていないもので、
素肌みたいな気持ちいいもので。

つきのみせの下着と
似ているかもしれないですね。

そうですね。
私も、身体を締めつけない、
気持ちのいいものがいいなって思っていたので。
だんだんと「素材の良さ」を大切に
服を買うようになりました。

ものを作り続けることから
すこし距離を置くようになって、
これまでと違った創作の種が
たくさん生まれていらっしゃるんだなと
アトリエを拝見して思いました。

そうですね、遊ぶようにつくっていて、
自由度は高くなったかもしれません。

コシラエルのときは、
絶え間なくどんどんものを作り続けていたけれど、
環境のことを考えると
苦しい部分もあったんです。
ただ、つくることも買い物も大好きだから、
ゼロにはできない。ペースを落として、
地産地消のようなものづくりができないかと
実験しているところです。

身近なものでつくるということですか?

そうですね。
筆や絵の具など道具もつくってみたりして。
どんなもので、どんなものに描くのか、
どうやってつくるのか、
そういうことをひとつずつ
突きつめて考えたいと思っています。

あとはね、せっかくアトリエができたので、
お茶会やデッサンの会、詩の朗読会など
交流のある場所にできたらいいなと
思っています。

やっぱり、やりたいことは
どんどんふくらんでいくものですね。

しょうがない、性分ですね(笑)。

でも、またあたらしい創作が
はじまろうとしている瞬間を
目の当たりにできて、
たっぷりパワーをいただきました。
ひがしさん、ありがとうございました!

ひがしちかさんのアートワークをプリントした
「コットンのブラ」「コットンのショーツ」は、
つきのみせではおなじみの下着デザイナー・
惠谷太香子さんに監修をおねがいしました。

コットンのブラ

「絵柄をたっぷりたのしめるデザイン。
V字の女性らしいカットが特徴です。
生地感がやわらかくのびるので、
小柄な人も、大柄な人にも、
身体に心地よくフィットしますよ」
(惠谷)

コットンのショーツ

「立体的な裁断で、
やわらかく伸びるので身体にフィットします。
そけい部を締め付けないデザインで、
履くと、その着心地のよさがわかるショーツです」
(惠谷)

今回はとくべつに、
ひがしちかさんのアイテムを
全部で3つご購入いただいた方先着200名さまに、
ひがしさんのアートワークをプリントした
ポーチをひとつ、プレゼント!
旅行のときの下着入れとしても、便利ですよ。
※1回のご注文で、
「コットンのブラ」「コットンのショーツ」を
全部で3枚以上ご購入いただいた方に限ります。
※ポーチの柄はランダムでお届けいたします。

つきのみせ。× ひがしちか
8.2(WED)ON SALE
コットンのブラ
¥6,820(税込み)
コットンのショーツ
¥5,500(税込み)