特集
夏のパジャマのススメ
夏にぴったりの、
すずし~いパジャマができました。
その名も、
「くまもすずしい おやすみパジャマ」です。
蒸し暑いけれど、
エアコンを使うと冷えが気になる‥‥。
そんな季節に大切なのは、
「熱を逃がして、冷えから体を守る」こと。
今回の寝グルメマガジンでは、
夏の快眠の工夫をぎゅっとつめ込んだ、
新作パジャマの特徴を、
快眠セラピストの三橋美穂さんといっしょにご紹介します。
夏の快眠のコツをつめこんだ、
「くまもすずしい
おやすみパジャマ」が
できました
──
このたび、ねむれないくまのためにから
夏にぴったりなパジャマが誕生しました。
その名も、
「くまもすずしい おやすみパジャマ」です!

──
本日は、このパジャマを監修してくださった、
三橋美穂さんにお越しいただきました。
三橋
よろしくお願いします。

──
三橋さんには、冬のパジャマ
「3つのくびをあたためる
くまといっしょにおやすみパジャマ」でも、
お世話になりました。
このパジャマ、
ほんとうにあたたかくて快適で。
おかげさまで、
パジャマを着て眠る習慣ができました。
三橋
ふふふ、よかったです。
──
‥‥ですが、
夏は何を着て眠ったらいいのか、迷っていたんです。
暑くて、暑くて、
もう、何も着たくないくらいで(笑)。
三橋
年々、夜も蒸し暑くなってきていますものね。
──
そこで、
夏の睡眠にぴったりなパジャマをつくるべく、
三橋さんに相談しました。
そうして完成したのが、
「くまもすずしい おやすみパジャマ」です。

──
夏の眠りに大切なことを、
たっぷりとつめこんでいただきました。
ではさっそく、パジャマについて
くわしく伺ってもよろしいでしょうか。
三橋
はい、よろしくお願いします。
パジャマって
本当に必要なの?
──
そもそもなのですが、
夏って、どんな格好で寝るのがいいのでしょうか?
三橋
じつは、夏も
きちんとパジャマを着ることが大切なんです。
──
そうなんですか?
‥‥正直、パジャマって着ても着なくても、
あまり変わらないんじゃないかと思っていました。
今も、着古した
ヨレヨレのTシャツで寝ちゃっていますし‥‥。
三橋
パジャマには、
よく眠るための大切な役割があります。
ひとつは、「入眠儀式」です。
──
「入眠儀式」。
三橋
日中の活動モードから、
「これから眠りますよ」という睡眠モードへ、
体を切り替えるスイッチのようなものです。

三橋
日中に着ていた服から、
パジャマに着替えるという行為が「入眠儀式」となり、
体を自然と「おやすみモード」にしてくれます。
ですから季節を問わず、
一年中パジャマで眠るのがおすすめです。
──
なるほど。パジャマは、
眠るときのユニフォームのようなものなんですね。
寝ているときこそ、
動きやすく
──
では、パジャマを選ぶときは、
どんなことを気をつけたら良いのでしょうか。
三橋
ひとつは、動きやすさですね。
──
動きやすさ?
眠るときにですか。
三橋
はい。
じつは寝ている間って、
私たちが思っている以上に、たくさん動いています。
健康な人なら、
一晩で20~30回寝返りを打つこともあるんですよ。
──
そんなに!?
三橋
ええ。
ですから、寝返りがスムーズにできるように、
肩周りや腰、
太ももにゆとりをもたせることが大切です。
夏も長袖、長ズボンが
おすすめ
──
以前の寝グルメマガジンで、
「夏でも長袖、長ズボンがよい」と
教えていただきました。
三橋
ええ。
昔は「暑いときは薄着で調節」でしたが、
今はエアコンを使うのが大前提の時代。
だからこそ、
夏でも冷え対策が必要なんです。
──
たしかに、
今ではエアコン無しでは眠れない日も多いです。
三橋
年々気温が高くなっているので、
熱中症にならないためにも、
エアコンは必ず使っていただきたいです。
──
以前、
夏のエアコンの使い方についても、
詳しく教えていただきましたね。
三橋
はい。
ですが、冷やし過ぎはよくありません。
「よく寝たはずなのに、体がだるい」というときは、
冷気の当たりすぎが原因かもしれませんよ。
──
なんと‥‥。
三橋
だからこそ、冷気が体に直接あたらないように、
パジャマは少し長めの、
七分袖や長袖のものがおすすめなんです。
3つのゆとりで、
スーっとすずしい
──
‥‥ですが、
長袖、長ズボンがよいとわかっていても、
やっぱり暑そうだなと思ってしまうんです。
三橋
ふふふ、そうですよね。
そこでおすすめしたいのが、
体を冷えから守りつつ、
こもった熱を逃がしてくれるパジャマなんです。
──
冷えから守りつつ、熱を逃がす。
三橋
はい。
「くまもすずしい おやすみパジャマ」のかたちは、
体にこもった熱が、
自然と逃げていくようになっているんですよ。
──
このかたちが。
あまりパジャマではみかけないデザインなので、
気になっていました。
三橋
とくに熱がこもりやすいとされているは、
「わきの下」「胸元」「また下」の3ヶ所です。
ここにしっかりとゆとりをもたせてあげることで、
熱が自然にスーっと抜けていくんです。

──
あ、たしかに。
着てみると襟からわきにかけて、
風が通る感じがします。
またの部分のゆとりもたっぷりで、
ちょっとスースーするくらい。
三橋
いいですね。
それがまさに、ゆとりの効果です。
──
しかも、このゆとりのおかげで、
肩周りを動かしてもつっぱる感じがなくて、
とても動きやすいです。

──
これなら、
寝返りもスムーズにできそうです。
冷気から体を守る七分丈
──
着てみると、
しっかりと袖が長めになっていますね。
三橋
いいですね。
──
着る方によって丈感は変わりますが、
だいたい、七分~九分丈くらい。

三橋
七分丈であれば、
エアコンの冷気から、
十分に体を守ることができますよ。
何も着ていないような
ここちよさ
──
あと、着てみてびっくりしたのですが‥‥、
このパジャマ、めちゃめちゃ軽いです。
三橋
やっぱりパジャマが軽いと、体がラクですよね。
──
軽いうえに、ゆったりとしたデザインなので、
首まわりや脇に当たらなくて、
「着ている感」が、あまりないです。
ズボンなんて「今、はいてるっけ?」って
一瞬思っちゃうくらい(笑)。
三橋
うんうん、いいですね。
寝ているときに、
ひっかかりやつっぱりを感じてしまうと、
どうしても睡眠の妨げになってしまいますから。
さらさら、しぼしぼ、
気持ちいい
──
このさらさらとした触り心地も、いいですね。
薄くて軽いのに、汗はしっかり吸ってくれそう。
三橋
汗を吸ってくれるのはもちろん、
それをちゃんと放出してくれるのも、
パジャマえらびでは大切なポイントです。
肌にべたっと張りつかなくなるので、
さらっと快適に眠れますよ。
──
今回、このパジャマは、
楊柳(ようりゅう)生地という、
表面に凹凸のある素材を使って
仕上げていただきました。

──
この「しぼしぼ感」が、
なんだか気持ちよくてクセになります。
三橋
凹凸があることで肌離れがよくなるので、
より快適に感じられますよ。
最近は夏が長いですから、
10月くらいまで、ここちよく使えると思います。
──
わあ、長く使えるの、うれしいです。
三橋
ええ。
暑いからといって、
ただ薄着にするのではなく、
夏の睡眠環境にあわせたパジャマを使ってみてくださいね。
──
はい!

(おわります)

眠りのなやみ、
おしえてください。
日ごろ、眠りについて気になっていること、
疑問に思っていること、困っていることはありませんか?
ささいなことでもかまいませんので、ぜひ教えてください。
「ねむくま」編輯部と、顧問の三橋美穂さんが、
いっしょに調べて回答します。
寝グルメじまん、
募集中!
「これをはじめてから調子よく眠れます」
「これを使うと目ざめが快適です」
そんなノウハウやグッズがあったら、ぜひ教えてください。
当マガジンで紹介したり、うまく取り扱いできたら
販売もしたいと思っています。
メーカーなどの企業のかたからの情報も大歓迎!