2013/03/18
11:00
前回の「BEGINNING」シリーズ、
そして今回の横尾香央留さんの
「いろんな刺しゅう」シリーズは、
タオルの地色を「ボタニカル・ダイ」
という手法で染めています。
「ボタニカル・ダイ」は、
植物の花、葉、茎、樹皮、果皮などから作った染料で
繊維に色をつける手法です。
もちろん、化学染料がうまれるずっと前から、
人は、天然の染料で糸や布に色をつけてきたのですけれど、
「ボタニカル・ダイ」の新しいところは、
従来の草木染めにくらべて、
鮮やかで複雑な色が出せることと、
そして、その色が、褪せにくいということ。
これは、ほんの少しの化学的な手法を使った、
ハイブリッド的な染め方をしているからなんです。
200くらいの色素がまじって、
ひとつの色をつくる「ボタニカル・ダイ」。
単色でも、独特な奥行きを生み出します。
化学的な染料では、赤なら赤で、一色ですが、
ボタニカル・ダイは、黄色、緑、青、ベージュ‥‥、
いろいろな色が入っていて、それが総合して赤に見える。
そして、自然物に入っている色でありながら、
人の目に見えない色も混じっていることで、
さらに深さや奥行きを生み出しているんです。
このボタニカル・ダイについて、さらにくわしくは、
染めを担当してくださった「シオンテック」の
菱川さん、小川さんに取材した記事があります。
ボタニカル・ダイ、古くてあたらしい染め。
ぜひあわせて、お読みくださいね。
そして今回の横尾香央留さんの
「いろんな刺しゅう」シリーズは、
タオルの地色を「ボタニカル・ダイ」
という手法で染めています。
「ボタニカル・ダイ」は、
植物の花、葉、茎、樹皮、果皮などから作った染料で
繊維に色をつける手法です。
もちろん、化学染料がうまれるずっと前から、
人は、天然の染料で糸や布に色をつけてきたのですけれど、
「ボタニカル・ダイ」の新しいところは、
従来の草木染めにくらべて、
鮮やかで複雑な色が出せることと、
そして、その色が、褪せにくいということ。
これは、ほんの少しの化学的な手法を使った、
ハイブリッド的な染め方をしているからなんです。
200くらいの色素がまじって、
ひとつの色をつくる「ボタニカル・ダイ」。
単色でも、独特な奥行きを生み出します。
化学的な染料では、赤なら赤で、一色ですが、
ボタニカル・ダイは、黄色、緑、青、ベージュ‥‥、
いろいろな色が入っていて、それが総合して赤に見える。
そして、自然物に入っている色でありながら、
人の目に見えない色も混じっていることで、
さらに深さや奥行きを生み出しているんです。
このボタニカル・ダイについて、さらにくわしくは、
染めを担当してくださった「シオンテック」の
菱川さん、小川さんに取材した記事があります。
ボタニカル・ダイ、古くてあたらしい染め。
ぜひあわせて、お読みくださいね。