ギリギリ、滑り込みです。
僕が選んだ本は、
岡野大嗣さんの歌集『音楽』。
ZINEのコーナーをうろうろしているときに、
ふと手に取った一冊でした。
なんとなくパラパラとめくってみて、
「ああ、これは運命の出会いかもしれない」と、
ほとんど迷わずレジへ向かいました。
この歌集には、
日常のなかでふと浮かんでは、
次の瞬間には消えてしまいそうな
思いつきや感情が、
そのまま短歌になって収められています。
どれも肩の力が抜けていて、
するっと読めるものばかりです。
そのときの空気ごと、
まるっと真空パックして閉じ込めた、
みたいな言葉たち。
大それたことを言っているわけじゃないのに、
不思議と胸がぎゅーっとなります。
最近、夜になると、
「時間」が過ぎていくことが
少し怖くなることがあるんです。
今感じたことや思ったことが、
いつか思い出せなくなって、
泡みたいに消えてしまうんじゃないか、
と思うときがあって。
その無常に、
うまく耐えられない夜があるのです。
この本の帯には、
こんな言葉が書かれていました。
「忘れたくないものを忘れても
平気になるために短歌を作っている。
今はそう思っている」
それを読んだとき、
「これは自分のための本だ」と思いました。
僕が手帳を書いているのも、
きっとおんなじ理由。
このつかみどころのない感情を、
こんなふうに言葉にしてくれる人に、
僕ははじめて出会いました。
うれしい。
たぶんこの本、
何度も読み返すと思います。
「時間」が怖くなった夜に、何度でも。
ちゃんと、
今ここで生きている「時間」があったんだ、
って思い出すために。
思いがけず、いい本に出会えました。
たまには目的を持たずに、
ふらっと本屋さんにいくのもいいですね。
三省堂さん、
ありがとうございました!
僕が選んだ本は、
岡野大嗣さんの歌集『音楽』。
ZINEのコーナーをうろうろしているときに、
ふと手に取った一冊でした。
なんとなくパラパラとめくってみて、
「ああ、これは運命の出会いかもしれない」と、
ほとんど迷わずレジへ向かいました。
この歌集には、
日常のなかでふと浮かんでは、
次の瞬間には消えてしまいそうな
思いつきや感情が、
そのまま短歌になって収められています。
どれも肩の力が抜けていて、
するっと読めるものばかりです。
そのときの空気ごと、
まるっと真空パックして閉じ込めた、
みたいな言葉たち。
大それたことを言っているわけじゃないのに、
不思議と胸がぎゅーっとなります。
最近、夜になると、
「時間」が過ぎていくことが
少し怖くなることがあるんです。
今感じたことや思ったことが、
いつか思い出せなくなって、
泡みたいに消えてしまうんじゃないか、
と思うときがあって。
その無常に、
うまく耐えられない夜があるのです。
この本の帯には、
こんな言葉が書かれていました。
「忘れたくないものを忘れても
平気になるために短歌を作っている。
今はそう思っている」
それを読んだとき、
「これは自分のための本だ」と思いました。
僕が手帳を書いているのも、
きっとおんなじ理由。
このつかみどころのない感情を、
こんなふうに言葉にしてくれる人に、
僕ははじめて出会いました。
うれしい。
たぶんこの本、
何度も読み返すと思います。
「時間」が怖くなった夜に、何度でも。
ちゃんと、
今ここで生きている「時間」があったんだ、
って思い出すために。
思いがけず、いい本に出会えました。
たまには目的を持たずに、
ふらっと本屋さんにいくのもいいですね。
三省堂さん、
ありがとうございました!

