福田利之さんと行ったり来たりテキスト中継!

yamashita

ここまでを振り返って

2025/01/04 07:04
年もあらたまり、
「大福田展」もまさに折り返しで、
こうしてぼくらも渋谷に折り返して
向かっているわけですが、
どうでしたか、ここまで振り返って。

「いやー、まず、タイトルが」

タイトル? そこ?

「大福田展というタイトルは
山下さんがつけたと、
ここでも言っておいてください。
よく言われるんですよ、
『え?もう人生最後なの?』とか、
先輩たちからは
『大だって〜、すごいね〜」
とからかわれたりするんです」

それは申し訳なかったです。
「大福展」とつけたのは山下です。
だって「大」だから。
こういう移動やイベントも含めて。
展示作品の数も大ですし。
あと、「大福」という文字の並びが
年末年始に合っているとも思って。

タイトル以外のご感想は?

「長崎とか香川とか、表参道の
ギャラリーの方々とも、
みなさんとのふれあいも
たのしかったです。
最初はどうかと思ったんです、
こんなに個展を重ねていいかと」

そうでした。そこも、あえて重ねましょうと
ぼくが説得しました。
たいへんなことをさせてごめんなさい。

「いやいや、ひとつひとつが
大事な企画なので、
もっとそれぞれに集中した方がいいかと
思っていたんですが、
かえってよかったです。
重ねないとできないことが
こうしてできてますし。
重ねることでいろいろな交流もあって」

そう言っていただけると。

「山下さんが数年で定年退職で、
最後かもしれないこの大きいのをやりたい、
と言ってくれたのも決断のポイントでした」

お気遣いありがとうございます。

「いろいろほかではできない変わった企画を
のっけてくれるし(笑)。
ライブペインティングとか」

驚きの絵になりましたね。

「ねえ。予測できないたのしさでした。
マッチもうれしかったし、
からからせんべいもオリジナルで。
まあ、細かくて複雑なことを
ていねいに親身に用意してくださいました。
そこもほぼ日っぽいホスピタリティ
だなぁと思いました。
全体的に、やれてよかったです!」

最終日のようなことをおっしゃってますが
まだ半分ですよ(笑)。

「そうですね。後半ではお客さんとも
もっと会話をしたいです」

ふれあいを。

「ふれあわなくても、会話を。
でも最終日の似顔絵がなー」

それがたのしみです!

「それが心配です。逆にお詫びの
お買い物券を100円さしあげますので
かんべんしてください」

朝から車内インタビュー、
ありがとうございました。

ぜひ、原画を見に来ていただきたいですよね。

「そうですね。ちょっと恥ずかしいですが」

そうか、福田さんはプロダクトが
ゴールだから。原画は途中経過。

「その意味でも、よかったらでいいので、
なにかお買い物をしてくれるとうれしいです。
じぶんの絵がどなたかの暮らしにあることを
よろこびに、いろいろつくってますので」

わかりました。
後半も健康に気をつけてがんばりましょう。

「あ、それ周囲から言われます。
そんなにいろいろ行ったり来たり
身体は大丈夫なの?って」

ぼくも言われるので気をつけましょう。

「ほんまに気をつけましょう!」