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高平哲郎さんが選んでくれた そのすべてについて、 前回までに挙げてくださったものと合わせて、 なお、これらのCD&DVDは さっそく、ご紹介していきましょう! |
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| 「そうだ京都、行こう」の、あの曲。 | |||||
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| 高平 | 日本でもJR東海かなんかのCMで 有名な『マイ・フェイバリット・シングス』。 映画『サウンド・オブ・ミュージック』が オリジナルの名曲だね。 巨人(ジャイアント)と呼ばれた ジョン・コルトレーンが、 ソプラノ・サックスで吹きまくってます。 |
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| スキャットの素晴らしさを教えてくれた一枚。 | |||||
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| 高平 | ボーカル入りのアルバムとして 珠玉なのが、この「マック・ザ・ナイフ」。 エラ・フィッツジェラルドっておばさんが 歌ってるんだけど、すごいよ! とくに「HOW HIGH THE MOON?」では スキャットの素晴らしさを教えてもらったなぁ。 |
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| 死の27日前にレコーディングされた遺作。 | |||||
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| 高平 | ミンガス・ファミリーから コルトレーンのグループへ参加した エリック・ドルフィーの遺作。 バスクラリネットとか、アルト・サックス、 フルートなんかを吹いていた人ですね。 ほかにも『ERIC DOLPHY AT FIVE SPOT』とか いい作品がたくさんあるので、 セレクトするのに、ちょっと悩みました。 |
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| ほんとに、いいアルバムです。 | |||||
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| 高平 | ドラムのロイ・ヘインズ、 ピアノのフィニアス・ニューボーン、 ベースのポール・チェンバースの3人で『WE THREE』。 フィニアス・ニューボーンが ジャズメッセンジャーズの ホレス・シルバーなんかに通じるような、 かなりファンキーなピアノを聴かせてくれます。 ほんとに、いいアルバムです。 |
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| 個人的な思い出の詰まった一枚!? | |||||
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| 高平 | これ、「フォー・ファイブ・アンド・シックス」だから 僕たちは「シゴロ」って言ってた。 1曲目の「センチメンタル・ジャーニー」には ちょっと、個人的な思い出があるんだよね。 ハタチくらいのとき、札幌のジャズ喫茶でさ‥‥なんて いろいろまあ、 そんなことはどうでもいいことなんだけど(笑)。 |
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| 名作ミュージカルのアルバム。 | |||||
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| 高平 | オスカー・ピーターソンの『マイ・フェア・レディ』って ミュージカルのアルバムもあるけど、 これはね、ドラマーのシェリー・マンが リーダーをとった作品。キレがいいよね。 オードリー・ヘプバーンが出てた映画の 『マイ・フェア・レディ』と ちょうど、同じくらいだったんじゃないかな。 このジャケットを見ると、当時をぱーっと思い出します。 |
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| 何がいいって、ジャケットですよ。 | |||||
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| 高平 | レッド・ガーランドていうピアニストのアルバム。 これはね、何がいいって、ジャケットだよね。 かっこいいでしょ? で、ベースは『WE THREE』で出てきた ポール・チェンバース。 植草(甚一)さんも、このジャケットを褒めてたなぁ。 |
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| ハード・バップを代表するドラマーの作品。 | |||||
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| 高平 | フィリー・ジョー・ジョーンズって人は、 ロイ・ヘインズなんかと同時代の、素晴らしいドラマー。 コルネットは、ナット・アダレイ。 テナー・サックスは、ジョニー・グリフィン。 ピアノはトミー・フラナガン‥‥。 ジャケットも、なかなかいいんだよ。 ドラムのスティックに コウモリがぶら下がってたりして(笑)。 |
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| サッチモが歌う「ディズニー」。 | |||||
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| 高平 | サッチモが、ディズニーの名曲を歌ってる。 知ってる曲ばかりだろうから、 初心者のかたには、ちょうどいいと思います。 「ハイ・ホー」とか、 「チム・チム・チェリー」とか、 「ビビデ・バビデ・ブー」、「星に願いを」‥‥。 いちばん、わかりやすいよね。 |
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| ウッディ・アレン作品のサントラ盤。 | |||||
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| 高平 | ウディ・アレンが監督した 『マンハッタン』という映画のサントラ。 「A面/B面」でいうと、片面ぜんぶに 「ラプソディ・イン・ブルー」を入れちゃってる。 素晴らしいシンフォニック・ジャズです。 ズービン・メータ指揮、 ニューヨーク・フィルハーモニーの演奏でね。 |
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| モダン・ジャズ風の映画音楽。 | |||||
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| 高平 | 映画『荒野の七人』なんかも手がけている エルマー・バーンスタインという人が 音楽を担当している作品。 音がわりとモダン・ジャズ風だから、 今回、選んでみました。 いまでは、ずいぶん安く買えるみたいだし(笑)、 ジャズをBGMにした映画のなかでも、おすすめ。 |
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| 多くの人がジャズを志した映画。 | |||||
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| 高平 | これは、ジョージ・ガーシュインの生涯を描いた映画。 昭和20年代くらいには この映画を観て ジャズミュージシャンを志したっていう人、 けっこういたって話だよ。 これも安いから、買ってみて損はないと思う。 だって、500円だし(笑)。 |
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| マイルスのトランペットが、いい。 | |||||
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| 高平 | アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの 『サンジェルマン・デュプレ』で、 パリでも、すごくモダン・ジャズが大流行したんだ。 なかでも、この『死刑台のエレベーター』では マイルス・デイヴィスが、 雰囲気で映像に音楽をつけていってて‥‥すごくいい。 ゴダールの『気狂いピエロ』なんかには モンクのアルバムが出てきたりとか、してますね。 |
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| 高平さんいわく、ここに挙げられた作品ならば、 ジャズがはじめてのかたにおすすめしても 「あんまり、 文句はこないんじゃないかなぁ」とのことです。 もし、ジャズがはじめてでしたら、 このなかから、いくつか聴いてみて、 好きなミュージシャンや 好きなジャズの方向性を探ってみてはいかがでしょうか。 さて、高平さんが構成を手がけてくださった 「はじめてのJAZZ 2」の開催は、11月26日(月)。 つまり、もうすぐ。目のまえです! 当日は、「はじめてのJAZZ 2」のページでも テキスト中継をおこなう予定ですから、 こちらもどうぞ、楽しみにしていてくださいね。 そして、みごとチケットを手に入れたみなさん、 「はじめてのJAZZ 2」の会場で、お会いいたしましょう! |
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