糸井重里

・「よし、こうしよう!」という、状況を突破するような
 いい考えが浮かんだときに、周囲のメンバーに言います。
 ほんとにそのアイディアがみずみずしくて、
 ぐわーんと広がっていきそうで、ぼくもうれしいわけです。
 そういう興奮のなかで、乗組員Aとか関係者Bとかが、
 「それはイケますね。これでできたぞ!」と、
 まぁ、受け止めてよろこんでくれたりするんです。
 そのときね、ぼくは、少々高揚しながら、
 「おまえが考えるんだよ!」とか「おまえがやるんだよ!」
 と怒ったような芝居で言います。
 ま、実際に、少しは怒っているのです。
 でも、ほんとはそこにいる若い人たちへの
 信頼とか、期待とか、応援の気持ちがあって言っています。
 だからほんとは、「!」の部分には「(笑)」もあります。

 でも、ほんとにほんとは本気です。
 「そのうちイトイがなんか出してくるだろう」とかね、
 いつも待っててもらっちゃダメなんですよ。
 主体は「→おまえ←」なんだぞ、と。
 「ほめる側」じゃなく「ほめられる側」にいるんだぞ、と。
 もっとおれを感心させてくれ、じゃんじゃん、と。
 心から思っているんですよね。

 この「おまえがやるんだよ!」って、
 「夢に手足を」にも通じているし、大事なことです。
 短い英語にしてTシャツにプリントしたいくらいです。
 「You Do!」じゃなんだか怒られてるだけみたいだしなぁ。
 「Your Turn!」というのも近いかもしれませんが。
 ここでChatGPTに頼んでみました。 
 ”You're the one who should do it!”
 ”You should be the one creating!”
 ”Stop just admiring -you make something”
 うーん、そうねぇ、ちょっとまどろっこしいかな。
 ということで、しばらくやりとりしていて、できました。
 "You do it!"(おまえがやるんだよ!)です。
 あるいは、"Your turn!"(おまえの番だぞ!)ですかね。
 "I do it!"というTシャツがあってもよさそうです。
 というようなことも、ほんとは「You do it!」だぞ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
背中に「You do it!」、胸に「I do it!」のプリントがいいな。

昨日のコラムを読み逃した方はこちら。

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