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| 「アンカーコーヒー内湾店」をあとにした カッパとウサギはサユミちゃんの運転で、 「大島」を目指しています。 気仙沼湾内に位置する「大島」は、 東北最大級の有人離島。 うつくしい自然に囲まれたこの島には、 3000人ほどの人々が暮らしています。 快晴。 海からの風も心地よく。 しばらくドライブをたのしんだところで、 大きな橋が見えてきました。 |
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| あれだ! 福田さん、あれですよ! |
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| 白い! | |
| あれが「気仙沼大島大橋」です! | |
| あたらしい! | |
| 先月できたばかりですからね。 さあ、渡りますよーー。 |
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| ひゃっほーーーい! | |
![]() (橋を渡ったところの駐車場に車を停め、 このすばらしい橋をすこし歩いてみることに。 車道の横に歩道もついているので、 徒歩でも渡れる橋なのです) |
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| 福田さん、強風注意だそうですよ。 似顔絵が飛ばされないように気をつけます。 |
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| なんで持ってきたんですか。 | |
| なんとなく、今回のシンボルのような気がして。 身につけておきたい気持ちがあります。 |
そうですか‥‥。 |
| 渡りましょう! | |
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| 気持ちいいですねぇ(歩きながら)。 | |
| 眺めが豊かです(歩きながら)。 | |
| この橋ができたおかげで、 船に乗らなくても 車で大島へいけるようになったそうです。 |
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| 島へ渡る方法が船だけだったんですね。 | |
| ええ(歩きながら)。 | |
| 風光明媚だなぁ(歩きながら)。 | |
| ほんとうに(歩きながら)。 | |
| (歩く) | |
| (歩く) | |
| あの、山下さん(歩きながら)。 | |
| なんですか?(歩きながら) | |
| このまま歩いて渡るんですか?(歩きながら) | |
| そうですね、せっかくですから(歩きながら)。 | |
| 向こうまで歩いて、戻ってくる(歩きながら)。 | |
| そういうことになりますね(歩きながら)。 | |
| この橋は どのくらいの長さなんだろう(歩きながら)。 |
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| 297メートルだそうです(歩きながら)。 | |
| (立ち止まる) | |
| (立ち止まる) アーチ橋としては東日本最大だとか。 |
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| ‥‥引き返しましょうか。 | |
| そうしましょう。 (半分も渡らずに引き返しました。 スタート地点で記念写真をいちまい) |
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![]() (車に戻り、大島のビーチを目指します。 そう、目的地はビーチ。 砂浜でコーヒーを淹れて飲むのが、このときの計画です。 橋を歩いて渡っていたら時間がなくなるところでした。 ビーチへ、ゴー。 サユミちゃんのなめらかな安全運転で、 ぼくらはほどなく目的地に到着!) |
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| 砂浜は、もう目の前です。 | |
| 潮の香りがー。 | |
| きましたきました、ビーチです! | |
| いいですねー、5月の海。 | |
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| はあ〜〜〜〜(深呼吸)。 | |
| ふわあ〜〜〜(深呼吸)。 | |
| 夏になったら、 海水浴の人々でにぎわうんでしょうねぇ。 |
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| いまは誰もいません。 | |
| ねえ、貸し切りですよ(笑)。 | |
| きもちいいなぁ‥‥。 ‥‥ん? なにやってるんですか? |
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| ビーチについたら、 やってみようと考えてたんです。 |
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| 似顔絵を‥‥? | |
| 福田さんに描いてもらった似顔絵作品を、 こうやってですね、 砂でつくった額縁に‥‥。 |
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| 砂の額縁‥‥。 | |
| よし、と。 できました。 |
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| これは‥‥。 | |
| 「展示」ですね。 | |
| 展示。 | |
| サユミちゃんの似顔絵作品も展示しましょう。 | |
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| よし、と(ぱんぱんと手の砂を払う)。 できた。 |
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| くだらないですねぇ(笑)。 | |
| 「大島ビーチ・サンドギャラリー」(笑)。 | |
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| さて、ギャラリーもできたことだし、 コーヒーを飲みますか。 |
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| 飲みましょう。 どこで淹れます? |
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| うーーんとねぇ(見渡して)、 あ、そこ、そこにしましょう。 |
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| 発泡スチロールのゴミがあるところ? | |
| そうです。 ぼくにいい考えがあります。 |
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| この発泡スチロールを使って、砂を掘る。 ふんっ、ふんっ、ふんっ! |
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| おお〜、山下さん、アクティブ〜。 | |
| ふんっ、ふんっ、ふんっ! ‥‥このくらいでいいでしょう。 ここの砂地が斜めになっているので、 そのままこの発泡スチロールを置けば‥‥ じゃ〜ん。 |
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| テーブルだ! | |
| このテーブルで、コーヒーを淹れましょう。 | |
| 淹れましょう。 | |
![]() (外でコーヒーを淹れる作業についてはこのふたり、 なかなか手慣れたものがあります。 福田さんがゴリゴリと豆を挽き、 アンカーコーヒーでポットに入れてもらったお湯を 山下がぽたぽたと注いでいきました) |
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| いただきます。 | |
| いただきます。 | |
| ‥‥おいしい。 | |
| おいしいです。 | |
| その場の空気みたいなものをトッピングにして いろんな場所でコーヒーをいただくという ぼくらのこの遊びも久々です。 |
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| やっぱり、いいものですね。 | |
| いい歳をした男たちが なにをやっているのだろうという気が じゃっかんしますけれど。 |
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| そうですね。 このくらいの年齢の男は こういうことはしないんだと、 若いころには思ってました。 |
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| やってますねぇ。 | |
| ぜんぜんやってます。 | |
| ずっとこんな感じなんでしょうね‥‥。 | |
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| さて(立ち上がる)、 ぼちぼち行きましょうか。 |
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| ほい(立ち上がる)、行きましょう。 | |
| でも、あとちょっとだけビーチを歩きますか。 | |
| いいですね。 | |
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| (波打ち際を歩く) | |
| (波打ち際を歩く)‥‥あれ? | |
| なにか見つけました? | |
| これはもしかして‥‥。 | |
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| ああ、これはあれですよ‥‥。 | |
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| ホヤ。 | |
| ホヤだ。 | |
| どうやら、子どものホヤです。 | |
| 子どものホヤ‥‥。 ‥‥あ。 つまりこれは? |
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| ホヤぼーやだ!(笑) | |
![]() (西に傾きはじめた5月の太陽が、 男ふたりを生ぬるく照らしています。 ふたりの男はホヤぼーやを海に返し、 コーヒーの道具を片付け、 「大島ビーチ・サンドギャラリー」の作品を撤収しました) |
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![]() (この日はここまで。 一泊したら、朝からまた別な場所でコーヒーを飲みます。 つづきまーす) |
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