糸井重里
・ぼくは、他の「ほぼ日」の人たちから、
「ミスター・ボリュームゾーン」と言われている。
長いこと「ほぼ日」でやっているゲーム
「オンリーでロンリー」で、いつも外れているせいである。
この遊びは、参加者のうちで最小の数字を投票した者が、
(たった一人であった場合)賞品を独り占めするゲームだ。
いちばん小さい数字は、むろん1であり、その次が2だ。
だが、その数字に複数の人が投票していたら失格となる。
みんなが「他の人が選ばなそうな小さい数字」を考えるが、
「他の人が選ばなそうな小さい数字」というものについて、
何人もの人たちが同じ数字だと思っていることもある。
これはむろん大ハズレである、惜しくもないと笑われる。
それが「ボリュームゾーン」という集合だ。
つくづく平凡で想像力が足りない人たち、かもしれない。
わりと、よくそこにいるのが「イトイさん」なのである。
いつも、いつも真剣に考えているつもりなのだ。
ああでもないこうでもない、今日こそ当ててやりたい。
たった一人の勝ち抜いた男になってみたいと思うのだが、
本気になっても真剣になっても勇気を出しても外れる。
何人もがかたまった集団に属すという結果になる。
いつでも笑われていて、もう慰めのことばもわかっている。
「ボリュームゾーン」だから仕事はうまくいくんですよ。
つい自然に「多数」が考えることを考えてしまうから。
というふうに言われるのだけれど、ほんとにそうかなぁ?
だってさぁ、ふだんやってることって、
大多数が自然に考えていることでもないんじゃないか?
多少なりともユニークであるとか、新しい発想だとか、
おだてられてきたことも複数回ぐらいはあるよ。
だから、職業としてやってこられたんじゃないですか?
そっちのじぶんは、どこにいて、
ミスター・ボリュームゾーンのじぶんは、だれなの?
よく、ぼくはじぶんのことを「たいしたことないやつ」と
自称しているし、それは本気でそう思っているのだけれど、
そのあたりの「秘密」だか「秘訣」だかが、
このことのなかに隠されているかもしれないぞー。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
しかし逆に、このゲームに強いやつって、どういう人なのだ?
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