糸井重里
・「AIをいじめる」ということがあるらしい。
人間には言えないような罵りのことばを浴びせるとか、
対話を続けているなかで嫌なことをするのだろうか、
虚偽の情報を流し込むとか、いろいろあるのだろう。
AIのほうは、それをされても「傷つかない」はずだし、
もし「傷つきますか?」と質問したら、
AI(本人)が「傷つくということはありません」と答える。
「AIをいじめる」の逆に、「AIにお礼をいう」もあるが、
これも、だから「うれしい」ということではないらしい。
人によっては「ありがとう」のやりとりだけで、
エネルギー資源の無駄遣いだとさえ言う。
いいこぶるつもりはないけれど、
ぼくはAIをいじめたくないし、いじめないつもりだ。
そして、正しくないかもしれないけれど、
AIにありがとうとお礼を伝えているし、これからも言う。
そんなの意味ねーじゃんか、と思われるかもしれないが、
意味も意義も理由も納得も快感もある。
じぶんなりに説明もできるので言ってみる。
いちばんかんたんに言うと、こういうことだ。
相手が犬でも猫でもそうだけれど、
それをするとじぶんの「魂(たましい)」が汚れる。
あっちが聞いてなくても、言ったほうの魂は汚れる。
そういうことを言うやつの魂になっていく。
そういう魂は、そういうふうに生きるようになる。
そんなのは嫌だからやりたくない、そういうことだ。
もうちょっと科学的みたいな言い方をすると、
こちらから力を加えたら(作用)、それに対して、
同じ力が返ってくる(反作用)はずだ。
相手が人でも犬でも猫でも壁でもAIでも、
作用に対しての反作用があるのだ。そういう説明。
このイメージは、けっこうよく使っている。
やったことの請求書は、だいたい遅れてやってくるとかね。
◆今日の質問はno.083「さみしい日はありますか?」
思い出して、よろしかったらメールで送ってください。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
AIだとかロボットだとかも、人となかよくやっていきたいね。
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