糸井重里
・毎日書いているこの「今日のダーリン(旧称)」を、
まだ一度も書き忘れたことがない。
眠りにつく前に絶対に書き上げて、それから寝る。
しかし、なかなかお恥ずかしいはなしなのだけれど、
その書いた原稿を送り忘れることがある。
年に、数回はあって、午前中に電話がかかってくる。
11時の更新に間に合うよう「原稿届いていません」と。
原稿は確実に手元にある、あとは送るだけなので、
ごめんごめんとすぐに送信することになる。
実は28年以上も続けていると原稿の送り忘れにも、
さまざまなパターンがあるが、そこらへんは省略する。
で、ね、昨日ばかりは、生まれてはじめて
「原稿」ができてなかったというケースがあった。
ありがちなほうの「届いてません」への対応をして、
すっかり安心して二度寝でもするかと欠伸していたら、
「最後の、読者へのインタビューがありません」と、
おいしい追い出汁のような催促がやってきた。
あっ、そうかもしれない、そうだった!
このところ、休みの日が続いていて、
ぼくの昼間のスケジュールも自由になってるものだから、
明日掲載の「今日のダーリン(旧称)」を、
昼間のうちに書いてしまおうなんてこともできるのだ。
書いておけば、余裕を持って夜や深夜のいろいろをして、
なんなら早めに就寝などということにもなる。
その安心感がほしくて午後の明るいうちに書いておくと、
「今日はもう書かなくていいんだ」とのんびりできる。
のんびりしすぎて送るのを忘れる、ということ…にもなる。
しかも、「質問」のほうも、後で余裕を持って考えようと、
空白にしておいたのが、バカバカ!あの空白の正体だった。
100回やると決めてはじめた「読者へのインタビュー」だ。
52回で止めていいとは思っていない。
ぼく自身も、毎日投げかけては受け取るたのしみがある。
「今日は休みにしようか」と一瞬だけ思いかけて、
それはいかんと、すぐに考え…遅れて更新したのだった。
◆今日の質問は、no.054「5000円もらったら?」です。
(no.015は5億円でした)メールに書いて送ってください。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
質問されて、はじめてじぶんのことがわかることがある。
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