糸井重里
・好きな人に会える場所は、好きな人の好きな場所さ。
だから、好きな人がどんなことが好きかがわかれば、
その人と会える場所も、わかってくる。
趣味を同じくする他人どうしが知り合いになって、
好きな人が見つかるということもある。
なんだか、いかにもインターネット時代の
縁結びの法則を語ってるみたいだが、しかし、
この「好きな人に会える場所は」という1行は、
ぼくが30歳くらいのときにつくったCMソングである。
唐突に思い出して、鼻歌で歌っていた。
1979年、佐賀の駅前にスーパー西友がオープンして、
そのキャンペーン広告のテーマだった。
ロケハンで佐賀に行って、取材もしたのだけれど、
現地の人たちは「なにもない」と言うばかりだった。
ぼくらとしては「だって、駅前ですよ」と思うのだけれど、
たしかに、ほんとに人通りも少なくて、
「たまに暴走族が駅の辺りをぐるぐる回っている」という。
「でも、西友ができたら少しずつ人は来ると思う」
とも言ってくれる人が多かったので、希望もあった。
「なにもない」と思われている場所に、
「なにか(この場合は西友)」ができたら、人は集まる。
まぁ、そう考えたから企業も、これを建てたのだろうし。
というようなことを考えて、コピーをつくったのだった。
たしか、「好きな人に会える場所は。」だった。
そして、このCMのテーマが冒頭の歌詞になっていた。
50年近く前のじぶんが考えていたことが、
つい最近のように思い出せる。
そして、いまも、同じようなことを考えていると知る。
ずっと同じだものね、人のすることって。
好きな人に会える場所は、好きな人の好きな場所さ。
ずっと「ほぼ日」がやってきたことも、
最近オープンした「ほぼの駅 AKAGI」も、
もうすぐはじまる「生活のたのしみ展」もみんな同じだ。
コミュニティだとか地域振興とか洒落たものでもないよ。
好きな人が好きな人どうしで集まりたいってことだよ。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
ちなみに、「佐賀西友」は2018年に閉店していましたね。
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