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2006年8月31日、『明日の神話』は
汐留での一般公開を終えました。
『明日の神話』私設応援団「太郎の船団」の一員で
TARO MONEYにもご協力をいただきました
オリジナル・ラヴの田島貴男さんの
同名曲「明日の神話」の生演奏が、
『明日の神話』公開のフィナーレとなりました。
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田島貴男さんの演奏、すばらしかったです。
壁画の前にいるたくさんの人と、壁画と、
岡本太郎さんと敏子さんに
いっぺんに届く、
あのときしか響かないような歌声でした。
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大勢の人びとが見守るなか、
『明日の神話』はゆっくりと
幕を閉じていきました。
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『明日の神話』という絵は、
除幕のときもすばらしかったのですが、
姿を隠すときも心を震わせました。
もう行方不明になることはありませんが、
これからも動きつづけて、
いろんな物語を生んでいくのでしょう。
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『明日の神話』の最終的な設置場所は
まだ決まらないようです。
TARO MONEYの次回の寄付は、
以前からお伝えしてきたように
設置場所が決まるまでの
保管料に充てたいと思っています。
TARO MONEY、まだまだ活動はつづきます。
『明日の神話』が見られなくなったいま、
みなさんと壁画をつなぐTARO MONEYを
ぜひ手にしてくださいね。
「ほぼ日」に届いた
みなさんからのメールをご紹介します。
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TARO MONEYの購入、悩んでいたのですが
あの絵がまた公開されないというのは、
私の中ではありえないので
またたくさんの人に見られるように、
寄付する意味合いだけでなく
宣伝する意味も込めて
買って、人にプレゼントしようと思います。
(若林花見)
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ライトに照らされる壁画はいろんな色をみせてくれて、
やっぱりパワーをもらいました。
ほっとするような、じわじわとするカンジで。
田島さんの歌、泣きそうになりながら聞いてました。
ほぼ日スタッフ&修復チームの皆様、
いろいろとありがとうございます!!
これからもお体に気をつけてがんばってください!
(猫缶)
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なんだか、ピラミッドや、
遺跡を見たときと
似たような気持ちです。
いろんなことを思わせるこの絵は、
やっぱり、力や意志を内包してるんだな、
という気がしました。
早く、ふたたび会える日が来ますように。
(E)
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あの大きな作品の維持管理は大変だと思います。
まずはTARO MONEYを
購入させていただくことにしました。
どこか、落ち着くところがあるといいですね。
駅とかいいんじゃないかと思います。
(pooooo)
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『明日の神話』が8月いっぱいで公開終了だと知り、
なんとしても31日は汐留で
観ようと決めていました。
いつもなら仕事の定時は7時です。
でも今日は直行直帰だったので
早めに終わらせれば間に合う!と踏んでいました。
間に合いませんでした‥‥。
たどり着いた会場からは
なにやらひときわ大きな歌声と歓声が。
どうやら、フィナーレ直後だったようです。
巨大な舞台にはシャッターが降りており、
一目も見ることはできませんでした。
会場は超満員でしたね。
フィナーレが終わった後も、
皆さん余韻に浸っているのか
なかなか帰ろうとしませんでしたね。
お客さんもスタッフの方々もみんな笑顔でした。
僕も、余韻の残る会場に入り、
せめてもの思いでシャッターの下りた舞台を
カメラに収めてきました。
次の行き先はまだ決まっていないようですね。
何年先になるのかはわかりませんが、
世界中の人たちに見てもらえるような、
すばらしい展示場に飾られることを祈って、
これからTARO MONEYを購入したいと思います。
そして行き先が決まったときには、
一番に見に行きたいと思います。
これからもがんばってください。
応援しています。
(ふかざわ)
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たくさんのメールをありがとうございます。
TARO MONEYは5月から販売をはじめ、みなさんと、
『明日の神話』とともに走り抜いた4ヶ月間、
ほんとうにたのしかったです。
『明日の神話』は、姿を隠すことで
かえって心のなかで鮮やかになるように
思えてなりません。
そんな思いをわけあうように
フィナーレの会場で
わたしたちTARO MONEYスタッフに
声をかけてくださったみなさまに
TARO MONEYをお渡しし、
短いお話をさせていただきました。
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いま『明日の神話』は保存のため
あの「TARO MONEY木箱」に
しまわれているところです。
次回のこのページでは、そのようすと
これまでの寄付について
くわしくお伝えする予定です。
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