HOBONICHI

Guest Curatorスタイリスト・轟木節子さんの、やわらかな気持ちになれるもの。

ほぼ日でたびたびご一緒している、
スタイリストの轟木節子さん。
お仕事で毎日忙しく活躍しながら、
いつも笑顔でやわらかい雰囲気をお持ちです。
ごきげんをキープする秘密を探ってみると、
自分を小さい幸せで満たすうれしいアイテムを
たくさん教えてくださいました。
轟木さん流の「心地よくすごす方法」は
すぐにでも真似したくなるものばかりでした。

なかでも轟木さんが
特に愛用なさっている2つのブランドの商品を、
つきのみせでも販売させていただくことに。
カシミヤのぬくもりにすっぽり包まれる
「OLU NATURAL BASIC」との別注アイテムと、
デンマークのメリノウールのブランド
「JOHA(ヨハ)」のあたたかいインナー類。
寒くなる季節、肌ざわりも使い心地も、
あったかくて気持ちのいいラインナップになりました。
自分へのご褒美に、プレゼントにもおすすめです。
寒くなっていく、これからの季節。
心も身体も気分よく過ごすために、
「肌ざわりが気持ちよくて、
あたたかいアイテムに癒やされています」と
スタイリストの轟木節子さんは話します。

轟木さんが日々取り入れているものは、
どれもうっとりとするような触り心地で、
気分がよくなります。
この一年、がんばった自分へのご褒美に、
たいせつな人への贈り物に、
届いたらうれしいアイテムばかりです。

そこで、轟木さんの愛用品の中から、
心地よく過ごすためのアイテムを
いくつかピックアップしていただき
ほぼ日でも販売させていただけることに。

轟木さんと一緒にイメージしたのは、
架空のホテル「つきのやど」。
気持ちよく深呼吸ができて、
月明かりのもと静かな夜を過ごせそうな
心も体も安らげる空間です。
このアイテムがあれば、
いつでも「つきのやど」に行った気持ちになれる、
そんなアイテムを揃えました。

ひとつ目は「OLU NATURAL BASIC」の
シルクカシミヤを使ったシリーズ。
もともと轟木さんが監修されていたブランド
「NATURAL BASIC」の新レーベルで、
無染色の、厳選されたカシミヤを用いています。
今回は特別に、
轟木さん監修によるつきのみせのオリジナルで、
ぬくもりいっぱいのアイテムをつくりました。
監修いただいた轟木節子さん、
OLU NATURAL BASICの月原佐知子さん、
金子貴香さんにお話をうかがいました。
▲左からOLU NATURAL BASICの金子さん、月原さん、スタイリスト・轟木さん。
ほぼ日
轟木さんに
「心と身体を整えるためにどんなことをしていますか?」と
お話をうかがったときに、
身体をあたためることを
とても大事にされていたんですよね。
その話の中で、OLU NATURAL BASICさんの
「アイマスク」に触れさせていただいたら、
とっても気持ちよくて。
轟木
あんまり気持ちいいので、
いろんな人に触ってもらうんですけど、
触ると気持ちよさがわかるんですよね。
ジワーッと、カシミヤと体温が共鳴して
温もりが広がっていく感じで。
月原
自分の体温であたたかくなっていきますよね。
轟木さんに入っていただいて
そういう「気持ちよさ」をお届けするために、
スタートしたブランドなので、
実感いただけたならうれしいです。
ほぼ日
轟木さんはスタイリストという職業柄、
素材の心地よさを、
徹底して追及されている印象があります。
轟木
「気持ちいい」っていうのは、
大切にしている感覚ですね。
ここで初めてカシミヤ山羊の原毛を
手のひらにのせてもらったときのことは、
今でもよく覚えています。
のせたと気づかないくらい軽くて、やわらかくて、
じんわりあたたまっていく感じが
気持ちよくて驚きました。
ぜひ、手にのせてみてください。
ほぼ日
すごい!
見た目よりもずっと軽くて、
気持ちいいですね。
轟木
そうなんですよ。
見た目から想像する重さってあるじゃないですか、
それよりもずっと軽いと思いました。
だから、ストールとして巻いたとき、
羽織ったときに軽いんですよね。
あと、手触りが滑らかで。
月原
「滑らか」とか「滑り(ぬめり)」というのは、
カシミヤの特徴なんです。
金子
いろんなカシミヤを触っていただくと、
だんだん違いがわかってきます。
うちのものは、
しっとり感があってやわらかいので、
滑らかさを感じていただきやすいと思います。
ほぼ日
カシミヤといっても、
その中でいろんな種類があるものなんですか?
月原
山羊が暮らしている環境や場所によって、
10ランクくらいにわけられるそうです。
標高が高く、朝晩の寒暖差が激しい地域に生息する
山羊の方が、いい原料が取れると言われています。
OLU NATURAL BASICのカシミヤは、
そうしたいい品質の原料が取れる
中国の内モンゴル自治区やモンゴル、
アフガニスタンなどが原産地です。

山羊は寒さから身を守るために外側は剛毛で、
内側が産毛になっているのですが、
季節の変わり目で生え変わるときに、
抜け落ちる産毛を私たちは
おすそ分けいただいています。
轟木
上手な職人さんが梳くと、
山羊も気持ちいいみたいですよ。
ほぼ日
今回は、アイマスク、ストールブランケット、
湯たんぽといったアイテムが揃いました。
どんなテーマで組み合わせたのでしょうか。
轟木
「身体も心もリラックスできて、
小さく幸せを感じられること」と考えていたら、
居心地のいい宿!というイメージと
「つきのやど」という言葉が浮かんだんです。
それと同時に、そこに行ってみたくなりました。
お部屋にアメニティとしてそなえてあったら
気分が上がる組み合わせです。
ほぼ日
楽しみにしていたのが、アイマスクです。
OLUさんでアイマスクが生まれたのは、
どういった経緯があったのですか?
轟木
目元があたたまるタイプの
使い捨てのアイマスクが好きで。
以前「生活のたのしみ展」で店頭に立っていた時、
差し入れにいただいたことがあったんです。
アシスタントのお姉さんから。
アイマスク、やさしい差し入れだなーと。
そこで環境に配慮されている
すてきなものがほしいなって。
カシミヤのアイマスクを
「OLU NATURAL BASIC」で作ればいいんだ!と、
思い至って、月原さんに相談しました。
月原
轟木さんは
「ふんわりしたアイマスク」という
イメージをお持ちだったので、
クッション感が感じられるように
しっかりカシミヤを入れました。
轟木
カシミヤのアイマスクの中に入れるなら、
ポリエステルの綿ではないと思って。
最初は親戚がつくっている繭マスクをヒントに
正絹を入れたいと考えたんですけど、
「最適なものがあるじゃない!」と気づいたんです。
カシミヤの原毛を入れよう、って。
中綿をカシミヤの原毛でつくってみたら、
とてもあたたかくてばっちりだったのですが、
お洗濯のときに中綿が片寄ってしまう。
そこで月原さんがカシミヤのガーゼ状の
織りのストール生地を入れてつくってくださったんです。
月原
生地を生産しているなかで、
ちょっとした傷がついてしまって
お客さまに届けられない「B品」と
よばれるものが出るんですね。
カシミヤのクオリティとしては問題ないのに、
捨てるにはもったいない。
それらをカットしてアイマスクの中に入れて、
再利用できたのはよかったです。
轟木
自然とサスティナビリティーのあるものになりました。
月原
肌に触れるところはカシミヤシルクですし、
アイマスクの中もカシミヤの生地。
内側の目元に触れる部分のカシミヤシルクは、
細番手の繊細な糸を使ったので肌あたりが滑らかです。
なので目元にあてていただくと、
じんわりあたたかくなっていきます。
シルク特有の保湿性と保温性を、
存分にいかせたんじゃないかと思います。
轟木
耳にかける紐の部分も、カシミヤにしました。
金子
自分で言うのもなんですが、
ここまで贅沢に、いい品質のカシミヤを
使っているアイマスクは
なかなか見つからないと思います。
ほぼ日
それは、とっても貴重ですね…!
今回は、つきのみせ別注で、
オリジナルデザインを作ってくださったんですよね。
轟木
OLUの場合はユニセックスなので
サイズも幅広い層に合うようにするのですが、
今回は女性向けにサイズ感を微調整しました。
鼻の部分のカーブを深めにして、
全体的にすこし小さく。
深くリラックスできるアイテムになりました。
アロマと共に使ってもいいですねー。
つきのみせのタグがワンポイント入った袋も
つくりました。
旅の多い友達へのギフトにも最高。
ほぼ日
OLUさんのカシミヤは肌あたりがやわらかいので、
感覚的にも癒されますし、
このストールブランケットは、
ぬくもりに包まれる感じがして
ずっと身につけていたくなりますね。
月原
こちらも以前作ったものから
サイズと仕様をみなおしました。
羽織ったり、膝にかけたり、
いろんな場面で使いやすいような
サイズ感にしています。
金子
あとは、ボタンをつけたんです。
膝のうえが寒いときなど、
二つ折りにして端をボタンで留めれば安定します。
これは、車椅子を使っている方から
「とてもいい」という感想を多くいただきました。
轟木
羽織るときは、袖口でボタンをとめて
カーディガンのように。
ボタンはつきのみせの”月”のイメージで
天然の貝ボタンをえらんだのですが、
裏づかいにしています。
そうすると、ピンク色の模様が可愛らしい雰囲気に。
▲ボタンは、個体によってそれぞれ模様がちがいます。
轟木
名前に「ストール」と入っている通り、
首元に巻いてストールがわりにも
使っていただけます。
斜めにしてなるべく長さをとって、
巻くのが可愛いと思います。
ほぼ日
わがままをいっぱい叶えてくれている
アイテムですね。
轟木
朝起きたてに肩からサッとかけたり、
仕事の時間に、リラックスタイムの読書に、
外出するときは首に巻いたり。
工夫しだいで、使い方が無限なんですよ(笑)。
ほぼ日
雰囲気も上質な感じで、
いろんなスタイルに合いそうですよね。
薄手のコートの上に羽織っても可愛いですし、
着物なんかにもいいと思いました。

次のアイテムは湯たんぽです。
インタビューさせていただいたときも、
かごの中に湯たんぽを入れて、
足元に置いてデスクワークをされていると
おっしゃっていましたよね。
轟木
浅いカゴに湯たんぽを入れて、
その上に足を乗せて、ひざ掛けをすれば、
足湯気分になれるんですよ。
私はいつも体の血流がよいこと、
頭寒足熱を意識しているんですね。
すごく気持ちいいし、
お仕事もはかどりますよ。
ほぼ日
たしかに足湯みたい!
気持ち良さそうです。
月原
カシミヤなので、
抱っこしてお布団に入っても
じんわりあたたかくて気持ちいいです。
中はドイツ製のものです。
ブランドコンセプトに近いところで、
サトウキビ由来のエコプラスチック素材で、
環境に優しいものを選びました。
カシミヤカバーの白色が、
つきのみせのオリジナルカラーです。
金子
2色ご用意したんですが、
白色というのは、
ほかの色よりほんの少し柔らかいんですね。
轟木
たくさんカシミヤを触っている
おふたりでないとわからない差ですね。
金子
そうですね。
なので、他の商品も含めて、
OLU自慢のいちばんやわらかくて気持ちいい
カシミヤを楽しんでもらうなら、白色はおすすめです。
ほぼ日
素敵なアイテムを揃えてくださりありがとうございます。
しかも、今回は
「一年がんばった自分へのご褒美や、
たいせつな方へのプレゼントにも素敵!」ということで
オリジナルの風呂敷までつくっていただきました。
すべてのアイテムが1つずつ入ったセットには、
この風呂敷でラッピングしてお届けします。
轟木
つきのみせチームと
「いちばんときめく色はどれかしら?」と
話しながら選んだマゼンダピンクの縁取り。
可愛いものになりましたね!
ピンクの縁取りと、
ブルーグレーのつきの刺繍の組み合わせは最高。
マゼンダピンクは「無条件の愛」という
意味を持った色で。
ぴったりの選択でしたね。
ほぼ日
セットには、つきのみせにちなんだ
素敵な名前もつけてくださいました。
満月セット、月光セット
暁月(あかつき)セット、新月セット。
轟木
天体や宇宙や童話が好きだから、
ワクワクしながらつけた名前です。
寒い時期に、
あたたかくてやわらかいカシミヤに
つつまれてリラックス‥‥。
このセットで心はホカホカの人がたくさんいると思うと
幸せな気持ちになります。
(次回はデンマークのブランド・
JOHAのアイテムが登場です)
Guest Curator
スタイリスト・轟木節子さんの、
やわらかな気持ちになれるもの。
つきのみせ。 × OLU NATURAL BASIC
ゆめ眼鏡
カシミヤシルクのアイマスク
¥8,800(税込み)
  • night gray
つきの舟
カシミヤのカバーと湯たんぽのセット
¥16,500(税込み)
  • moon light
  • moon shadow
空のブランケット
カシミヤのストールブランケット
¥29,700(税込み)
  • 月光の波
  • 星の林
ゆめの旅
カシミヤぜんぶセット
¥55,000(税込み)
  • 満月セット
  • 月光セット
  • 暁月(あかつき)セット
  • 新月セット