タオルの特徴について 
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          両面パイルのタオルとは、 
        ボリューム感が異なります。 
        軽く、やわらかく、吸水性がよいことを 
          大切にしている「やさしいタオル」。 
          その軽さは、片面をスーピマコットンのパイル、 
          もう一面をガーゼにすることで実現しています。 
          軽いということは、薄いということでもあります。 
          両面パイルのタオルの「厚さ」や「重さ」とは 
          質感が異なりますので、 
          初めてのかたは意外に思われるかもしれません。 
        また、今回から、よりふんわりやわらかくするため、 
          パイルの輪の高さを高く、 
          織り密度をゆったりとさせました。 
          このことで、以前に比べると、 
          パイル面のみっしり感は少なくなっております。 
          あたらしい「やさしいタオル」の 
          はだ触りをおたしかめください。 
          
        ▲バスサイズの「やさしいタオル」を四つ折りにした高さを測ってみました。 
          
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          染め方やプリントによって、 
          手触りや吸水性が少し異なります。 
        繊維を染めるときには、色落ちを防ぐために、 
          「定着剤」というものを使用することがあります。 
          この定着剤が、繊維を少しだけですが硬くし、 
          吸水性を落としてしまう性質を持っています。 
          とはいえ、大幅にちがいがあるわけではなく、 
          「定着剤」を使っているタオルにも 
        十分な吸水性がありますので、ご安心ください。 
        今回、定着剤を使用しているデザインは 
          以下のとおりです。 
          ・「スタンダードチェック(ブルーベリー)」(ガーゼ面の色糸) 
          ・「スタンダードチェック(ココア)」(ガーゼ面の色糸) 
          ・「グレンチェック」(ガーゼ面の色糸) 
        ・「みずたま」(ガーゼ面とパイル面) 
          
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          パイルの糸が光沢があり滑りやすいため、 
        糸が抜けやすくなっています。 
        「やさしいタオル」のパイルは、ふつうのタオルよりも、 
          パイルが抜けやすくなっています。 
          理由は、パイルに使っている特別な糸にあります。 
          パイルの糸は、毛羽立ちのすくない 
          「超長繊維綿」のスーピマコットンに、 
          「LA加工」をほどこして、 
          糸をふっくらとさせていますので、 
          繊維自体にしわが少なくなっています。 
        つまり、糸が、「ツルツル、すべすべ」しています。 
         
        
          
            <LA加工あり>  | 
           
          
              | 
              | 
           
          
            ▲断面   | 
            ▲側面  | 
           
         
        
          
            <LA加工なし>  | 
           
          
              | 
              | 
           
          
            ▲断面   | 
            ▲側面  | 
           
         
        このつややかな糸に摩擦が少ないので、 
          一度ループ(パイルの糸の輪)をひっかけてしまうと、 
          するするとパイルが出てきてしまいます。 
          さらに、LA加工をほどこした糸でつくるパイルは 
          ループのよじれが少なく、 
          ふっくらとして堅くならないという利点の反面、 
          ループをひっかけてしまいやすい 
        という弱点もあります。  
        
          
              | 
              | 
           
          
            ▲LA加工あり  | 
            ▲LA加工なし  | 
           
         
        ふつうに洗濯したり乾かしたり、日常使っているぶんには、 
          心配いらないレベルですが、洗濯をするときに、 
          ボタンやジッパーのついた洋服と一緒に洗濯をしないなど、 
          ほんのちょっとだけ、ふつうのタオルよりも 
          やさしく扱っていただければ、と思います。 
          もしもパイル糸が飛び出てしまったときは、 
          それ以上出ていってしまわないように、 
          はさみで糸の根元から切ってください。 
          セーターのように切ったところから 
        ほつれることはないのでご安心ください。 
          
         
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ガーゼ面には3センチ間隔で小さなへこみがあります。 
        片面ガーゼ、片面パイルの二重織りの 
          「やさしいタオル」は、 
          パイル面とガーゼ面を 
          「接結糸(せっけつし)」とよばれる糸で、 
          とめています。 
          ガーゼ面から見ると、接結糸のところが、 
          へこんで見えますが、 
        必ずできるものですので、ご了承ください。 
          
                 
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        ハンドタオルの端は波打ちしやすいです。 
        ハンドタオルは織機の関係で 
          他のサイズとは左右の端の始末の方法がちがい、 
          ミシンでかがる方法をとっています。 
         
          
        ▲左:フェイスタオル 右:ハンドタオル 
        できるだけ、タオルを作るための糸と 
          収縮率の近い糸を使っているのですが、 
          それでも糸に性質のちがいがあるために、 
          洗濯・乾燥を繰り返し、使っているうちに、 
          端が波打つ可能性があります。 
          気になる場合は、洗濯物を干すときに、 
          ピンと端を伸ばしてから干していただいたり、 
          ふつうのハンカチと同じように、 
          乾燥後、アイロンをかけていただくと、 
          波打ちを抑えることができます。 
          なお、乾燥機を使うと縮み率が大きくなりますので、 
        ご注意ください。 
          
                 
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        一部のタオルに使用している 
          プリントの部分は、洗濯するにつれ 
        薄くなっていきます。 
        今回、プリントをほどこしているデザインは、 
          「みずたま」「うさちゃんのラジオ体操」 
          「よつばのクローバー」「ぴよぴよさん」の4種です。 
          プリント部分は洗濯を繰り返していくうちに、 
          色が薄くなっていきます。 
          また、はじめのうちは、色落ちすることがありますので、 
        白いものと一緒に洗うことはお避けください。 
          
          
          
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