HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN
三國万里子さんデザインのスカートが縫える
材料セットです。
作り方は『スール(SOEURS)』に記載しています。
もとになったのは、
アメリカ大陸のフロリダ半島に住む
ネイティブアメリカンの部族、
セミノール族がつくる伝統的なスカートです。
三國さんは、原宿にある
お気に入りの古着屋さん「TORO」で
このスカートと出会い、幾何学的な模様と、
独特の色使いに心奪われ
「私も作りたい!」と、思ったそうです。
「あまりにかわいかったので、
アメリカからセミノールパッチワークの本を
取り寄せて、試行錯誤しているうちに
つくり方の仕組みがわかってきました。
セミノール族のスカートは横縞が特長なのですが、
現代にあわせて、スッキリとした
着こなしができるよう縦縞にしました」
パッチワーク部分は一見難しそうですが、
三國さんいわく、「見た目よりも簡単」だそう。
「普通のパッチワークだと、
1枚1枚布を指定の形にカットして、
ぬいしろをとって、ひとつひとつ
縫いつけていきますよね。
そこが最も時間のかかるところなんですが、
このパッチワークは、
『ぬいしろ込みで裁ったピースを
少しずつずらしながらミシンでどんどん縫う』
という作業を繰り返してつくります。
もちろん手間はかかるけど、
ミシンでダーーッと縫えるし、
編みものに比べたらずいぶん楽です。
この形のスカートって、
中学校の家庭科で習うようなオーソドックスな形だから、
テキスタイルのところだけ作ってしまえば、
あとはすっと進めていけると思います」
今回、「ネイビー」と「ローズ」の2種類を
ご用意しました。
「ネイビー」は、ネイビーの生地に
表側は濃いオレンジ(※1)のアクセント。
裏側は明るいライトブルーグレーのアクセント。
柄の色が前後で違うので、
「今日はこっちを前にしよう」というふうに
気分で変えることができます。
「ローズ」は、
ブラックベリーをイメージした
木いちご色(※2)の生地に
ばらの花をイメージした
色合いのカラフルなアクセントをつけました。
こちらは表も裏も同じ色です。
「夏だとロゴ入りのTシャツと
ビーチサンダルにあわせてもかわいいし、
中にタイツを履けば冬でもはけます。
どんな服とも相性がいいと思います」
このスカートは、神戸に拠点をおくソーイングのお店
「CHECK & STRIPE」さんといっしょにつくりました。
生地はもちろん、接着芯や
サイドにつけるスナップポタンも
セットに含まれているので、
細かな材料を買い集める手間もなく、
すぐに作りはじめていただけます。
蛍光ピンクに白地で
「Marikoala」と入れた
オリジナルタグもセットでついています。
ぜひ、お好きな場所につけてくださいね。
※1 オレンジ色は朱色に近い色です。
※2 木いちご色は墨に近い色です。
6,270円(税込・配送手数料別)
販売は終了しました
6,270円(税込・配送手数料別)
販売は終了しました
「Marikoala」(マリコアラ)は、
「服が好き。手でつくるものは何でも好き」
という三國万里子さんがつくる洋服のブランドです。
「あったかい季節でも着られるものを
つくりたいなと以前から思っていました。
でも私、『夏はTシャツを着るべし』と
思っているので、
コットンのものって編まないんですよ。
だったら布物をつくろう、と。
たまたま仕事になったのがニットでしたが、
洋裁のほうも同じぐらい好きで、
ちっちゃい頃からやっていたので、
ほぼ日でやらせてもらえるなら、
やってみたいという気持ちではじめました。
ブランド名に深い意味はありません。
あえていうなら私がコアラみたいに偏食だから
「Marikoala」です(笑)。
どうぞよろしくお願いします」
スナップ‥‥直径7mm×7組
接着芯‥‥約20cm(92cm幅)
タグ‥‥1枚
CHECK&STRIPEオリジナル
海のブロード(110cm幅)
(ネイビー)
(ローズ)
写真=長野陽一 商品写真=沖田悟 スタイリング=岡尾美代子 モデル=NANA ヘアメイク=茅根裕己(Cirque)
製図、解説、サンプル製作=CHECK&STRIPE
スカート以外、スタイリスト私物