飯島奈美さんの海苔レシピ 2025

4つの個性がならぶ、2025年の「海大臣」。
ことしの選定会でも、
「やっぱり海大臣はお米との相性が格別にいいね」
「お料理と合わせるとさらにおいしくなるだろうね」
と、そんな声があがりました。

そこで、毎年「海大臣」レシピを考案いただいている
フードスタイリストの飯島奈美さんに
シンプルで手軽に試せて、あたらしい発見のある、
5つの海苔レシピを教えていただきました。

いずれもとってもおいしく、
「こんな食材で、こんな合わせ方もあるんだ~」
という、うれしいおどろきのあるお料理ばかり。
ぜひ、ためしてみてくださいね。

ちなみに今までの「海大臣」レシピも、
このページの下のほうからごらんいただけます。
いろんな料理が並んでいますので、
こちらのレシピ
ごらんになってくださいね。

写真=大江弘之


牛たたきのかんたん手巻き

飯島奈美さん
ひとり暮らしの方でも簡単につくれるレシピを考えました。
具材はおこのみのもので。
たたいた梅もよく合いますよ。
薄切りにした牛のたたきを細切りにしたアボカドや
大葉などの具材といっしょに、
ごはんと海苔で巻いて仕上げます。
「すめし」ではないので、
手軽さがうれしい「海苔巻き」です。

材 料2人分

  • 温かい雑穀ごはん‥‥どんぶり2杯分(約400g)
  • 牛もも肉(ステーキ用)‥‥100gのものを2枚
  • しょうゆ‥‥大さじ2
  • 油‥‥適量

  • 海大臣‥‥2枚

  • (お好みの具材)
  • アボカド(細切りにする)、カイワレ、
    大葉(縦半分に切る)、たくあん(細切り)
下準備
  • 牛肉はつかう少し前に冷蔵庫から出して常温に戻す
  • 漬け込み用のチャック付き保存袋を用意する
つくり方
  1. 1

    フライパンで油を熱し、中火で牛肉を焼きます。
    牛肉の両面、側面に焼色がついたら、
    漬け込み用の保存袋等に取り出します。

  2. 2

    しょうゆを1に加えて全体をなじませます。
    空気を抜いて封をし、冷蔵庫で30分ほどおきます。

  3. 3

    海大臣は6等分に切り分け、
    ごはん、具材を巻きます。


海苔のやきめし~オイルサーディンと青唐で~

飯島奈美さん
いわしの水煮缶を使っても。
ごはんではなく、固めにゆでたソーメンを加えて
ソーメンチャンプルー風に仕上げるのもおすすめです。
「オイルサーディンでこんなたべ方が?!」と
海大臣チームみんながおどろいた一品です。
青唐辛子が加わると、こんなにもさわやかに! 
海苔をたっぷりとかけてどうぞ。

材 料2人分

  • 温かいごはん‥‥どんぶり2杯分(約500g)
  • オイルサーディン‥‥1缶(100g)
  • にんにく(包丁の背で軽くつぶす)‥‥1/2片
  • 青唐辛子‥‥2本
  • ニラ‥‥1/4束
  • 塩‥‥小さじ1/3~1/2
  • うすくちしょうゆ‥‥大さじ1
  • 油(オリーブ油、ごま油など)‥‥適量

  • 白ごま‥‥適量
  • 海大臣‥‥適量
つくり方
  1. 1

    フライパンに油、にんにくを入れて火にかけます。
    オイルサーディンを加え、
    軽くほぐしながら中火で炒めます。

  2. 2

    ごはんを加えて、塩で味を調えながら炒めます。
    小口に切った青唐辛子と1cm幅に切ったニラを加え
    さっと炒め合わせ、仕上げにしょうゆを回しかけます。

  3. 3

    器に盛り、白ごまとちぎった海苔を全体に散らします。


鯵と野菜の海苔はるまき~梅肉ソース添え~

飯島奈美さん
お野菜がたっぷりとれるのもいいですよね。
夏はゴーヤ、冬は長ネギなどのお野菜を加えても。
鯵の代わりに鶏ささみにしても合いますよ。
鯵と野菜と海苔の組み合わせが、とっても新鮮で
いつもと違ったおいしさを味わえる一品です。
さわやかな梅肉ソースで、ぜひおためしください!

材 料2人分

  • 鯵(3枚おろし)‥‥2尾
  • うめ酢‥‥大さじ1
  • 野菜‥‥合計200gもやし、キャベツ(細切り)、赤パプリカ(細切り)、
    玉ねぎ(細切り)など
  • 塩‥‥適量
  • こしょう‥‥適量
  • 片栗粉‥‥小さじ1

  • はるまきの皮‥‥4枚
  • 水溶き小麦粉(といておく)
  • 小麦粉‥‥小さじ2
  • 水‥‥小さじ2
  • 海大臣‥‥4枚
  • 揚げ油‥‥適量

  • 梅肉ソース
  • 梅肉(種を除いてたたく)‥‥大さじ1
  • はちみつ‥‥小さじ1
  • レモン汁‥‥大さじ1(レモン汁と酢を1:1で加えても)
つくり方
  1. 1

    鯵はそぎ切りにして、うめ酢をまぶします。

  2. 2

    野菜をボウルに入れ、塩、こしょうでさっと和え、
    片栗粉も加えて混ぜ合わせます。

  3. 3

    海苔の端の方に鯵と野菜をのせ、
    海苔ではるまきをつくる様な要領で、
    具材を海苔で包みます。

  4. 4

    はるまきの皮に3を包みます。
    はるまきの皮の端と巻き終わりに、
    水溶き小麦粉をしっかりつけ、止めます。

  5. 5

    フライパンに2cm程度の油を入れて火にかけます。
    やや低めの温度(165度程度)で、途中裏返しながら、
    ゆっくりと5分くらい揚げます。

  6. 6

    たたいた梅にはちみつとレモン汁を加えてよく混ぜ、
    梅肉ソースをつくります。
    お好みではるまきに添えてください。


フジッリの海苔ベーゼ

飯島奈美さん
海苔ベーゼはパスタだけでなく、
ごはんに添えたり、ぶっかけうどんなどに加えても
おいしいですよ。
ショートパスタをつかった、
ジェノベーゼならぬ「海苔ベーゼ」。
海苔をたっぷりとたのしめるパスタです。

材 料2人分

  • 海苔ベーゼ
  • 海苔‥‥2枚
  • ローストアーモンド‥‥80g
  • にんにく(3分程ゆでて薄くスライス)‥‥1/2片
  • オリーブ油‥‥大さじ3
  • うすくちしょうゆ‥‥大さじ1/2
  • 塩‥‥少々

  • フジッリ(乾めん)‥‥200g
  • 塩‥‥大さじ2

  • 青ネギ(小口切り)‥‥適量
  • ちりめんじゃこ(軽く炒めたもの)‥‥適量
つくり方
  1. 1

    フードプロセッサーに
    海苔ベーゼの材料を入れ、
    アーモンドの粒が粗めに残る程度に撹拌し、
    最後に塩を少々加え、味を調えます。

  2. 2

    おおきめの鍋に2リットルの湯を沸かし、
    塩大さじ2を入れて、
    フジッリを袋の表記通りにゆでます。

  3. 3

    ゆであがったパスタに1
    パスタのゆで汁大さじ1程度を加えて和えます。

  4. 4

    器に盛り、仕上げに青ネギと、
    ちりめんじゃこを散らします。


じゃがいも海苔グラタン

飯島奈美さん
トースターでしっかりと焦げ目をつけてくださいね。
缶詰のホタテを加えてもおいしいですよ。
小麦粉とバターをつかわずにつくるグラタンです。
牛乳と生クリームでじゃがいもを煮るので、
しっかりとコクのあるグラタンに仕上がります。

材 料2人分

  • じゃがいも‥‥中3個
  • 玉ねぎ‥‥1/2個
  • 牛乳‥‥200ml
  • 生クリーム‥‥100ml
  • 塩‥‥小さじ1/2強
  • こしょう‥‥適量
  • パルメザンチーズ‥‥適量
  • 海大臣‥‥適量
つくり方
  1. 1

    じゃがいもは皮をむき半分に切って
    7ミリ程度の厚さに、玉ねぎは薄切りにします。

  2. 2

    小鍋に牛乳と生クリーム、1を入れ、
    落としぶたをして中火にかけます。
    ちょっと固めかなと感じる程度に火を通して、
    塩とこしょうで味を調えます。

  3. 3

    耐熱容器に2を盛り、
    パルメザンチーズを全体にかけて、
    トースターでこんがりと焦げ目がつくまで焼きます。

  4. 4

    焼き上がったら、
    仕上げに、ちぎった海苔を散らします。